ノウハウやメソッドではなく「生きた情報」こそが人生を変えると思う
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僕は福岡県の北九州市という場所で生まれ、23歳になるまで一度も地元を離れたことがない人間でした。
大学を卒業する時に実家こそ出たものの同じ北九州市内。
大学時代は年に5回は飛行機に乗って遠征に行く生活をしていたので、全国各地に知り合いはいましたが、価値観が変わるような深い付き合いはありません。
そんな僕が起業をきっかけに上京して東京に住み始めて、大きな衝撃を受けました。
僕が当時関わっていた人たちは「東京に住んでいて(または通うことができて)、起業を志していて(または既に起業していて)、個人で生計を立てることが当たり前」という人たち。
今までに関わったことのないような人たちとの関わりの中で、「こんなにも起業が当たり前の世界があるんだ」と強く感じたことを覚えています。
僕は上京をする前から起業のノウハウや知識を習っていたので、「起業するとはどういうことか」「自分の名前で商売するとはどういうことか」を知っているつもりでいました。
ですが実際に「当たり前のように起業している人」と時間を過ごすことで得た情報量というのは、一人でコツコツブログを書いていた頃には到底得られないようなもので、6年経った今でもその衝撃は色褪せずに残っています。
僕は地方出身の人間で、地方で起業を習って、習うだけではどうしようもないことを感じて上京して、また地方に戻ってきた人間です。
東京と地方では流れる時間の感覚も、人々が持っている価値観も全然違います。本当に違うんです。
僕は起業する前、北九州でコツコツブログを書いていました。誰にも言わず、東京にいる先生のいうことだけ聞いて、一人で頑張っていました。
教材を買って、先生の言う通りに、必死こいてコンテンツ販売に取り組みました。
そうすると2ヶ月くらいで1本商品が売れたんです。あれは2016年の12月30日でした。
今はもうなくなってしまったスペースワールドという遊園地の大観覧車の前で、購入申し込み通知が飛んできた。
あの瞬間僕は起業家になりました。はじめて自分の力でお金を稼ぎました。19800円でした。ですが同時に「このままじゃダメだ」とも思いました。
これだけ頑張って19800円。これじゃ食っていけない。これで食えている人間は、いったいどんな感覚でやってるんだ。
自分一人で考えても絶対にわからないし、今住んでいる場所にその答えは落ちていない。
知識としては理解したけれど、実際にこの目で見てみないことにはこの先には進めない。
そう感じたから上京しました。カルチャーショックでした。何もかもが自分が育った街と違う。
特に人々の「新しいものを歓迎する態度」が違うなと思いました。
東京の人に「コーチングをやっています」と言っても、何も嫌な顔をせず「コーチングってなんですか?」と普通に話を聞いてくれる。
「人生を変えたくて上京したんです」と言うと「それはすごいね!がんばってね」と応援してくれました。
これが地元北九州だったらどうでしょう。
「うさんくさい」「まじめにはたらけ」とバッシングされていたことでしょう。
というかそうなるのは目に見えていたので、僕は上京することすら家族と彼女にしか言っていませんでした。
地元にいて、自分の考え方を歓迎してくれない人たちを説得しながら人生を変えることなんてできない。そう思っていたからです。
結果として僕はこの経験から「なにをするか」よりも「どこでするか」の方が大事なんだと学びます。
僕が飛び込んだ世界が特殊だったからなのかもしれませんが、東京には新しい生き方をしている人がたくさんいました。
ブログで月に80万円稼ぐ大学2年生とも会いました。
僕の先生は30万円の起業塾をTwitterで月に15本売る営業マンでした。
桁が違うお金持ちにも出会いました。
とにかく地方では絶対に出会えない(北九州にもそういう人たちはいるんだろうけど、僕のコネクションでは会えない)人たちに囲まれて、自分の基準値がぐんと上がったような感覚がありました。
「これだけいろんな生き方があるんだから、僕も好き勝手やろう」と思えたのは大きかったです。
月に100万円稼いだからなんだっていうんだ。
もっと稼いでいる人だって掃いて捨てるほどいる。
別に独立して稼ぐことなんて特別なことでもなんでもない。
僕にだってできるはずだ。
この「自分にもできそうだ」という感覚、これこそが本当の意味での「起業に必要な情報」であって、これ以外の「どうやって売上を出す」だの「どの媒体で集客すればいいか」のような情報は、そんなに重要なことではないと僕は思うのです。
「自分にもできそうだ」を得るための当時の僕にできることが上京だったんですよね。
隣でずっと「君ならいける!いけるよ!!」と叫び続けてくれる松岡修造を脳内で召喚できたなら、ひょっとしたら北九州にいたまま起業できたのかも…なんて考えることはムダでしょう。
僕はそんなボジティブ人間ではないからです。
人は環境に染まる生き物です。そして僕たちの生きる現代は「どこに染まるのか」を自分で選べるいい時代だと思っています。
僕にとってあのTKP市ヶ谷センターで毎週のように行われていた起業セミナーで見た景色(といってもセミナーにはほとんど出ず、会場で人と話してばかりだったけど)が、今の僕の個人で生きる仕事のルーツです。
「やっと自分の話を聞いてくれる人がいた」と思えた時の高揚感。「ここでは自分のやろうとしていることを誰も笑わない」と感じた時の安心感。
と同時に「ただ染まってちゃダメだ、受け身になったら上京した意味がない」と決意した時の緊張感。
あの時の感情を今度は僕が渡してあげたい。
自分の幸せを願い、自分の人生のために全力で動いてもいいんだって思えた23歳の冬。あれだ、僕が伝えたい感情はあれなんだよ。
人生が大きく変わるようなインパクトは日常の延長には落ちていない。自分で掴みに行かなきゃダメなんだ。
リスクを払って、コストをかけて、荷物を軽くして、ぜえぜえ息を切らして、初めて手が届く新しい世界がある。
可もなく不可もなくな世界を超えて、大人としてあまりに生き慣れた自分を捨てて、変わりたいなら変わりたいと望め!
すました顔して手に入る理想なんてつまらない。どんな人生を歩んだっていいんだから!!!
大人だから大人しくしないといけない?
そんなルールは!!!ない!!!!!
追伸:今考えていること 顧問おはなし屋をやろうと思ってます
僕はくすぶっていました。自分を変えたかったけれど、どうやって変えたらいいかわからない。
今いる場所でも十分評価されているし、不満があるなんて言ったら怒られちゃうくらい良い待遇を受けていました。
それでも満足いかなかったんです。だから起業しました。
だれかが敷いたレールの上を走るのはもう嫌で、そこでどれだけ成功しようと「次の目標」を目指して走らされる。
終わらないループに飽き飽きしていました。
あの時の僕が欲しかったのは、地続きの「うまくやる道」ではなく、例え茨の道だったとしても「今の不満をぶっ壊してくれる第3の道」でした。
自分の見えている世界の外に出たかったのです。
もうあれから6年経ちました。
それなりに苦労したこともありましたし、今でも悩みはつきません。
それでも「あの時あのままあの場所にいたら」と考えたらゾッとします。
そのくらい僕にとって今のスタイルで起業することはインパクトのあることで、そして大きな方向転換でした。
なんとなくこうなったわけではありません。
「意図して」自分の外側に出ようとして、「どうなるかもわからない不確かな道」に全てをかけたのです。
それを可能にしたのは「すでにそちら側にいる人からのアドバイス」でした。
対話の可能性を信じて何年もコーチングをしてくれたコーチ。起業の世界を教えてくれた起業家たち。
この人たちの言葉がなければ、前にいた場所を離れる勇気なんて湧かなかったでしょう。
「君の欲しいものはこっちにあるよ」と背中で見せてくれたから、僕もそっちに行こうと思えました。
だから今度は「相談を受ける人」になりたいなと思いました。
何を教えるわけでもなく、悩んでいることに対して「僕はこう考えるよ」と伝えるだけ。
当時の僕はそんな答えをくれる人が欲しくて、全てを捨てて東京に飛び出しました。
若かったからできたことだってこともわかってます。
もう一回上京するのは無理。今は家庭もあるし何よりいくあてがありません。
そんなとき、顧問弁護士がいればいつでも法律について相談できるように、顧問おはなし屋がいれば?
起業に関すること、コーチングに関すること、発信に関すること、ビジネスの運営に関すること、内面の探求に関することなど。
僕の経験と知見を総動員して、あなたのサポートをすることができます。
こういうサービス、面白くない??と娘の髪を洗っている最中に思いつきました。
毎月の顧問料をいただくので、基本的に何回相談してもらっても構いませんし、「悩んだら相談しないと損」という状況を作り出せます。
必要があれば将来的にクライアント同士を繋げることも考えています。
僕から何かを教えたりカリキュラムを渡すわけではないので、必要がないときはそっと見守っておきます。
「たすけて!」と言われた時だけヒョイと出てくるシステムです。
のちのち正式にLINEなどでリリースしようと思っていますが、もし現時点で興味がある人は公式LINEに「顧問契約興味あります」と問い合わせください。
初見さんも過去に僕のサービスを受けてくれたことがある人も歓迎します。一緒にサービスを作っていく気持ちで関わってくれる人の問い合わせを待っています。
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