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否定されながら頑張り続けれらるほど、人は強くないから。

今日は、起業する時に
「がんばる」ことよりも大事な
環境づくりの話をします。


『ステレオタイプ脅威』という言葉を
聞いたことがありますでしょうか?


「萎縮してしまうような相手と同じ空間にいると
IQ(知能指数)が10~15下がってしまう」

という現象のことを言うらしいのですが…


人間のIQは『誰と一緒にいるか』で
大きく変わってしまうと。


苦手な人と一緒にいるとつい余計なことを言ってしまう理由


苦手だと感じる人と一緒にいると
「何か言わなきゃ…!」と焦って、



冷静な時にはしない行動をしてしまったり
余計なことを言ってしまったり…
(そして揚げ足を取られると…)


苦手だと感じる人を前にすると
実際に脳の処理能力が大きく下がってしまうから、
ミスが増えるのは仕方のないことなんですね。


この話を聞いた時、
これは起業の世界でも
あるあるな光景だなあと思いました。



日常的に否定されながら頑張り続けるのは難しい


起業することに対して
家族が否定的な意見を持っていたとする。


顔を合わせるたびに

「少しは儲かったのか?」
「起業なんてやめろ、うまくいくわけがない」

と言われていたとしたら…


「嫌な気持ちになる」どころ話でなく
この時は実際に知能が低下していて
ガクッとパフォーマンスが落ちてしまいます。


この状態で前向きな行動を
積み重ねることは難しいですよね。


ダメージを0に戻すことが精一杯で
何もしていないのに疲れ果ててしまう。


そんなとき、どうするか。



味方を作るしかない


もし脅威を与えてくる人が家族なら
物理的に距離を取るのは難しいし


同僚や友人ならなんとか距離は取れても
完全に関わりを断つことは気が引けますよね。


そんなときは

「下がった知能を取り返せるくらい
あなたの挑戦を応援してくれる人と
一緒にいられる環境を作ること」

を強くおすすめします。


まずは環境を整える


「萎縮する環境でもがんばる」ではなく
「萎縮しなくて済む環境を作る」が最優先。


萎縮しているということは、
その時点であなたの潜在能力は
下がってしまっている状態です。


そんな状態で努力することは
「睡眠不足で受験勉強する」くらい
効率が悪いことだと思ってください。


いや、もっとかも。


子供がわんわん泣いている部屋の中で
英単語を暗記する
くらい?


いやいや、もっとか…


とにかく、
「否定され続ける環境で前向きに行動し続ける」ことは
このくらい難しいことです。


ですからまずは
「自分の能力を十分に引き出せる状態」を
先に作るべきです。


本当は
「マイナス要素を全て取り払いましょう」
って言いたいんですけどね。


現実問題、それができたら
もっとみんな簡単にお金を稼いでいるはずです。
それができないから苦労している。


だからせめて
否定してくる人からは少しでも距離をとって、


その分自分の挑戦を肯定してくれる人を
そばに置いたほうが、結果として
目標に近づくんじゃないかな、と思います。


脅威にさらされ続けながら
大きなパフォーマンスを発揮し続けられるほど
人間は強くないから。


そのためにはお金を使ってもいいと思います。
サロンに入るとか、講座を受けるとか
コーチやメンターを雇うとか。


本質はノウハウを集めることではなくて
「応援される環境を作る」ということが
何より大事なのです。


手取り10万円で朝から晩まで働いているのに…



以前、僕のクライアントさんに
こんな悩みを持っている方がいました。


「起業して稼げるようになったら
今の会社をやめられるから
なんとかして稼ぐ方法が知りたい」

と、思って僕のところに来てくれたのですが…


コーチングを受ける中で
自分の現状を整理してみると


「今はそもそも状況が稼ぐどころではない」
と気づいたと。


当時の状況は、こんな感じ。

・会社で上司からパワハラを受けている
・片道2時間かけて通勤し、睡眠時間は毎日4時間
・時短勤務で給料はバイト以下
・育休が明けたばかりで子育てとの両立も苦しい


こんな状態でも、本人は至って真面目に

「起業してなんとか今の収入を超えたら
会社を辞められるので…」

と言っていました。


気持ちは痛いほどわかるんですよ。


ただ、当時の彼女には

「本業の収入を越えるためのエネルギーを
どこから持ってくるか」

という視点が
抜け落ちていました。


だから僕は

「稼ぐことをなんとかする前に、
今のお仕事をなんとかしましょうか」

と伝えました。


どんなに才能がある人でも、
身体的にも精神的にも追い込まれた状況で
実力を発揮するのは難しい
から。


ちなみに結果として彼女は退職をして、
その経験をnoteに書き続けて、


そこから出会った人が一人、また一人と
お客さんになっていって、


会社員時代には想像もしなかったような収入を
家から一歩も出ずに稼ぐコーチになりました。


そんなことが、あるんですよ。
というかこの世界はそんなことばっかりです。


勇気を出して飛び出した人はみんな
「思っていたような怖いことは何も起きなかった」
と言います。


お金を稼ぎたいなら、
少しずつでいいから
まずは今生きている環境を変えなきゃいけない。


いちばん勇気がいることを、いちばん最初にやる


「環境を変えたくない、
でも大きな結果が欲しい」


というのは難しいです。


あなたが知らないだけで
起業をして食っている人なんて
そのへんにたくさんいます。


パソコン一つで家族を養っている人も、
子育てをしながら家にいて
大きなプロジェクトを動かしている人も、


探せばいるんですよ。
でも、探そうとしないと見つからない。


だから、探してください。


話を聞いて、近くに行って、仲良くなって、
「自分には何が足りないのか」ということを
頭ではなく肌で感じてください。


起業は難しくないです。
理論さえ抑えれば、誰にでもできます。


ただ、今のこの日本で
「起業をして個人で食っていく」という文化は
まだまだ発展途上で、理解者も少ないです。


だからこそ、同じ価値観を共有できる
仲間を作ってください。
師事できる人を見つけてください。


「否定されながら頑張る」
「歯を食いしばりながら頑張る」

そうやってがむしゃらになるだけが
起業ではありませんよ。


あなたの理想を、
あなたが思っているよりもずっと簡単に
叶えている人がこの日本には必ずいます。


自分の生活圏にそんな人がいなかったからって
諦めるのはまだ早いです。



SNSがあるじゃないですか。
noteがあるじゃないですか。


探しに行ってください。
生き方は選べる。今はいい時代ですよ。


行きたいところに行って
生きたいように生きてください。


おはなし屋なおと

いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。