小4で「セールス」を身につけた話
僕は「セールス」がそこそこ得意です。
いや、嘘をつきました。めちゃめちゃ得意です。むしろ僕は自分を「セールス力だけで6年食ってきた男」だと思っているくらい、セールスに対して思い入れがあります。
セールス力ってすごくおいしい能力なんですよ。その理由は2つあります。
セールスがおいしい能力である2つの理由
まず第一に、セールス力の有無はお金に直結します。
どんな会社にも「営業部」がありますよね。そして会社はお金を稼ぐための組織です。ということは?お金を稼ぐには営業(=セールス)がほとんどの場合では必須ってことです。
個人でお金を稼ぐときもやってることは「1人で会社する」のと同じですから、いくらいい製品を作ってもそれを届けるための努力をしなければ、売上は発生しないわけなんですよ。
「お金は欲しいけど、売り込みなんてしたくないし…」と思っているあなた。そう、それなんです。そこが第二の理由。
ほとんどの人が「セールスは難しい」と思っているんですよね。そしてその中には多くの「なんとなくセールス嫌い、怖い」という食わず嫌いさんも含まれている。
どれだけいい商品(サービス)があっても、それを伝える人がいなければ売れません。それは会社だろうが個人事業だろうが一緒です。
僕はこの状況を「おいしいな」と思います。お金を稼ぐのに必須かつ、みんなが避けて通りたがるスキルがセールス力なら、ここを少し攻略するだけで「あの人はすごい」と思われやすいからです。
セールスが得意になった原体験
現に僕は6年間個人で食えています。
いまでこそ相当な人の相談を受けてきた実績があるのでそれなりに「人の話を聞く力」はあると思いますが、最初の頃なんて「ちょっと人より売り込みが得意なニーちゃん」でしかありませんでした。
ここ最近は「もっとセールスについて語っていこう」ということで、役2年ぶりに有料noteの作成に取り掛かっているのですが、執筆している最中にふと「なんで僕はセールスに苦手意識がないんだろう」と思ったんですね。
振り返るとそれは小学4年生の成功体験にありました。原体験というやつですね。10歳の僕はお小遣いをアップして欲しくて、母親に交渉をしたのです。
当時、学級文庫に小学生向けのある雑誌が置いてありました。そこには同じ歳の小学生が「お小遣いをあげてもらうためにお母さんに交渉するお話」が短いエッセイとして掲載されていました。
これを読んだなおと少年、自分もエッセイの主人公と同じようにお小遣いアップを母に打診しようと考えたのです。
その物語の中では、主人公の少年が「4年生のお小遣いは1000円になるべきである。ひろくんもかずくんも1000円もらっている。4年生はもう大人だから、1000円が適正なお小遣いだ」という論を展開していました。
ところがなおと少年は他の同級生がいくらもらっているのか、というデータを持っていません。
でもどうしてもこの話を試したい。そこで少年は「みんなもらっている(みんなが誰とは言っていない)」という少しズルい戦法を考え、母に賃上げを打診しました。
するとあっけなく、うちの母親は「みんなそんなにもらっているの?それは可哀想だから、今月から1000円にしてあげるね」とお小遣いを一気に2.5倍アップしてくれたのです。
心のどこかにしこりが残りつつ、なおと少年は「おお、これが交渉するということか、言ってみるもんだな!」と思いました。
小学4年生のこの体験は僕の「セールス」の原体験になっていて、そこから時は過ぎ十数年後の未来、自分のビジネスを作るという段階でパッと花開くのでした。
セールスは小学生にでもできること
ですから、僕の知っている個人事業の範囲での「売る」は、小学生でもできることなのです。
相手にとってメリットを掲示する。自分の主張の根拠時にはデータを持ってきて、言語化して伝える。交渉ごとができる信頼関係を作ることもまたセールスのうち。
多くの人が苦手意識を持っているからといって、決してセールスは「限られた人にしかできないような難しいこと」ではないのです。
繰り返しになりますが、セールスは楽しいです。利益に直結しますし、多くの人が先入観で「苦手だ」と思ってくれているので、少しできるだけでなんだかすごい人のような扱いを受けます。
ハッキリいってお得すぎる。だから僕はあなたに伝えたい。そんなに難しいことじゃないですよセールスは。
あなたがたくさん儲かりますように。以上です。
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