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アウトプットしないと頭の中で言葉が詰まっていく



アウトプットをしないと、思考が頭の中で詰まっていく。最近の僕はそんな感じだった気がする。考えていることはあるんだけど、いざデスクの前に座ると何もやる気が起きない。あれ?何書こうとしてたんだっけ。考えているうちに他のことに気がとられていく。集中できていない。


いつからだろう。子供が産まれてからかな?考えていることはたくさんあるんだけど、それがうまく形にならない。思いつくことは思いつくんだけど、言葉にならずに消えていく。そんな感覚がずっとあった。


未消化の思考がたくさん詰まって、言葉が目詰まりを起こしているような感覚。排水溝に髪の毛が詰まっていくような。頭の中では常にぐるぐる言葉が回っている。


子育てをしていると、アウトプットの回数が極端に減ってくる。自分のタイミングで何かができる回数は子供の成長につれてどんどん減っていく。体力だって使う。


そうすると自然と頭の中で未消化の言葉たちが溜まっていく。知らず知らずのうちに。考え、言葉にしようとし、言葉にすることなく、忙しさの中に消える。この繰り返しで僕の頭の中は少しずつ狭くなっていった。


先週の土曜日、マイコーチと一緒にサウナに入った。汗と一緒に自分の頭の中を一度全部洗い流してみようと思った。コーチは僕に「なおとさんは感情を置いてけぼりにして思考を走らせる癖がある。「今は思考がかなり優位にきてるね」


その言葉を聞いて、僕は少し立ち止まらなければいけないと思った。今の状態で「どうすればいい?」ということを考えること自体が良くない。とにかく一度フレッシュな状態に戻さないと。ビジネスを進めるとしたら。その後だ。そんなことを考えた。


その日は往復2時間かけて温泉までドライブし、3時間みっちり汗を流した。それから僕は頭の中を一度全部吐き出して、思考よりも感情を優位にするための取り組みを始めた。


先のことは考えない。とにかく今は「考えられる自分」を取り戻す。そのためにはまず感情が動くようなことをしようと思った。


とりあえず美味いもん食っとこう。遊べるうちに遊んでおこう。桜も見にいこう。そして何より、今はビジネスのことは忘れよう。今の自分を観察しよう。ノートに思考を全部書こう。おもいついたこと、考えていること、全部全部吐き出そう。そう決めてみた。


時間があればとにかく書く。綺麗にまとめようとしない。ノートにみみずがはったような汚い文字で、思いつくことをひたすらに書いた。娘が泣けば中断して、また時間ができたら戻ってきて書く。そうすることで色々なことに気づけた。


言葉が目詰まりを起こしていたというのはこの時に気付いた感覚。アウトプット量が少なすぎて、といってもアウトプット自体はしていたのだけれど、自分の思考の整理として「脳から外に吐き出す」と言う感覚のアウトプットが圧倒的に足りてなかった。


戦略ありきの情報発信とはまた別に、自分の頭の中で漂っている言葉になっていない言葉を掴んで、具現化して、頭の外に吐き出していくアウトプットが圧倒的に足りていなかった。スポーツ選手がいつも試合ばかりをしていて、基礎的な走り込みをやっていないようなイメージ。見せる発信と吐き出す発信は違う。


今日の記事はこの数日間で僕がやっていることをちょっと外行きにしたような形で出している。いつものnoteと違って、この文章はかぎりなく僕が今考えていることに近い。綺麗にまとめず。読者のことを考えず、自分が自分の頭の中にふよふよと浮かんだものを掴むために書いている。


タイピング音がいつもの150%くらいのスピードで聞こえる。カタカタカタカタカタカタ、心地いい。この感覚はビートをかけてフリースタイルでラップをしている時に近い。


頭に浮かんだ言葉を、綺麗にすることを考えず、とにかく出す。最初は全然音に乗れないんだけど、やっているうちに言葉が出てくるようになる。ラップが上手くなるというより、脳の使い方が変わってくるかんじ。


思い浮かんだことを考えることなくそのまま音に乗せて歌える。脳と口とがすごく近くなって、自分は歌っていると言うか聞いているような感覚になってくる。おお今のラップかっこいいね!と歌っている自分が思っている。


そういえばコーチングセッションの時もこの脳の使い方に近い。「今の表現すごいね!」と喋った自分が言っている。この感覚が1人で出せるようになると僕の調子はめちゃ上がる。支離滅裂な文章だけど、すごくテンポがいいのはあなたにも伝わると思う。


思った言葉をそのまま紡いでいく。こうすることで頭の中で言葉が目詰まりを起こすことなく、スルスルとリズムを刻んで出てくるようになる。経験上こうなれた時の自分は強い。なんだか元気が出てくる。なるほど、最近の僕は元気がなかったんだなとも思う。


情報発信に慣れてきて、外行きの自分とか見せたい自分が完成してきて、だんだんと脳とキーボードの距離が離れていく。そこに子育てというタスクがドーン!とぶつかる。要するにアウトプットのハードルが上がってたってこと。


フリースタイルで出たとこ勝負、自分ですら何を歌い出すかわからない。そんな調子で生きていきたいと思いました。少しずつコーチの言っていた「感情優位」の感覚を取り戻せてきた気がするので、今日の文章はここで終わりです。


こんな文章を最後まで読んでくれて本当にありがとうございました。また書きま〜す!

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