見出し画像

「あり方でコーチングする感覚」を言語化してみた




知っているだけでは意味がない「やり方よりあり方」


「やり方ではなくあり方が大事なんだよ」


コーチングという概念に触れたことがある人なら誰しも一度は耳にしたことがあるだろう。


コーチは何でもかんでも「それは結局あり方の問題だね」と片付けたがる生き物であると思うし、ぼくももれなくそうである。


このあり方という概念はとても素晴らしい反面厄介なものでもある。「口で言うのは簡単だけれど体現するのはとても難しい」のである。



ライフコーチは対話を通じて何をしているのか?


例えばぼくはライフコーチとしてクライアントと対話することを仕事にしている。扱うテーマはさまざまであるが、やっていることを一言で表すなら「対話を通じた勇気づけ」だ。


ぼくと話したクライアントは対話を通じて「何だかいける気がする」と思えるようになる。最初は気だけだったものが、だんだんとかたちを帯びて現実のものとなっていく。


そんなプロセスを踏んでいくぼくのコーチングは決してぼくの技術が高いから成果が出ているわけではない。


ぼくは「コーチングの技術」ではなく「コーチとしてのあり方」でクライアントに貢献している。かなり感覚的な話になるけれど、もう少し深掘りをしていく。


「まずは自分から」が結果として大きな価値を生む


ぼくは自分の人生を楽しむことに一生懸命であるようにしている。それはライフコーチはクライアントに「あなたはあなたの人生を楽しんだ方がいいよ」と言う仕事だと思うからだ。


人生を楽しむと言っても楽しむことは決して「楽をする」という感覚ではない。人生を楽しむには勇気が必要だ。


他人と違うことをする勇気。恐怖に立ち向かう勇気。自分を信じてリスクをとる勇気。不確定な未来にコストをかける勇気。


「なおとさんは自由な生活ができていていいですね」と言われることがあるが、自由に生きるには勇気がいる。


まいにちやることが決まっていない、来月の収入があるかどうかもわからない、だれもなにも教えてくれない。


この状況は結構ハード。夏休みが中盤でダレるのと同じ。大人の夏休みに8月31日はないから怖い。終わりが見えない『暇』に耐えられる人は少ない。


ぼくは自分の理想の生活を手に入れるためにたくさんのものを捨てたし、たくさんの選択肢をあきらめた。自由と勇気はトレードオフである。


だからと言って1人で勇気を出すことが簡単にできるかと言われるとそうでもない。ぼくはぼくのライフコーチに背中を一歩押してもらうことで勇気を出し続けることができているし、その経験そのものがぼくのあり方となって仕事になっている。


「誰よりも自分の人生を一生懸命生きている」という前提があるからこそ、自分らしく生きることに勇気を出したい人はぼくの対話に価値を感じる。


「クライアントに行動を促すスキル」を持っているわけではない



「なおとさんはクライアントに行動させるスキルを持っているのでは?」と思っている読者さんもいるのかもしれないが、それは違う。


勇気を出して自分の理想に挑戦してきたぼくが「あなたなら大丈夫だよ〜」と言うから、クライアントは「なおとさんがそこまでいうなら信じてみようかな」と行動する気になるのである。


「なおとさんがいうから」という部分がミソである。これはコーチングという技術(やり方)ではない。ぼくがいままで生きてきた生き様(あり方)が成していることである。


この「あり方で貢献する」というのは一見「対話しているだけで相手が勝手に勇気づけられていくスゴイ現象」に見えてしまうのだけど、実際そんなに万能ではない。


「あり方」はけっして万能ではない


あり方での貢献はかなり人を選ぶ。「挑戦して生きてきたから挑戦したい人なら誰でもサポートできるぜ!」ということにはならない。


ぼくはテクニック寄りなコーチングがあまり好きではないので、「ありのまま話しているだけで『結果として』コーチングになる」人を徹底的に選んでいる。


このアプローチには完全に再現性がない。ぼくがクライアントに何かを『する』わけではないので、話すと自然とコーチングに『なる』相手を慎重に選んでいく必要がある。


さらにこれをビジネスにするとなるとその相手に『選ばれる』ということも必要になってくるし、クライアントの金銭の価値観も影響してくる。


ここまでくるともはやコーチとクライアントの関係性は『芸術』に近い。「同じ作品を作ってね!」と言われて喜ぶ芸術家はいない。再現性がないからこそ芸術なのだ。


今まで何十人と長期の関わりをさせてもらってきた人がいるが、だれひとりとして同じような出会いをした人はいない。ひとりひとりにそれぞれエピソードがある。


クライアントを獲得しようと躍起になっているコーチにアドバイスを求められても、軽々しく「こうすればいいよ」と言えない理由はここにある。


ぼくにとってライフコーチングのクライアントを探すのは「ビジネスでお客さんを探す」というより「恋愛のパートナーを探す」と言った感覚に近い。


異性を属性で絞っても性格や価値観までは出会うまでわからないし、出会ったとしても相手が自分を選んでくれるかどうかは別のはなし。


「〇〇をすれば確実に恋人ができる」という方法は存在しないように、あり方で貢献できるクライアントを探す方法に正解はないと思っている。


コーチの仕事はクライアントに価値を与えることであって、コーチングの技術をたくさん知っていることでもなければ、知識が豊富なことでもない。


コーチとクライアントという関係は「販売者と購入者」という単純なものでもない。そこには日常に存在しない複雑な人間関係がある。


恋愛の世界でも「何をやってもモテるやつ」がいる。モテるためのテクニックを必死で学ぶ人は決まってモテない人である。


テクニックは知っていても使えなければ意味がないし、テクニックを使うことで全ての問題が解決するほど人間関係は単純ではない。


つくづくコーチという仕事は「簡単なようで難しいなあ」と思う。対話というサービスはシンプルだからこそ誤魔化しが効かない。



コーチとして生きてたった5年しか経ってないぼくであるけど、コーチのビジネスは奥が深くておもしろい。どこまでいっても「攻略できた感」がしない。


答えがない世界で永遠に問答を続けられる人には、コーチは最高の仕事だと思う。あなたにしかできない関わりで、あなたのクライアントが幸せになりますように。








友達追加はこちら

👉 https://line.me/R/ti/p/%40yxv8045g

ID検索 @yxv8045g


⭐️現在のプレゼントはこちら

✅クライアントと出会えるWeb集客講座
(全3回の動画講座)
✅おはなし屋なおとのビジネスブログ入門
(全7回の音声教材)
✅コーチング販売のマインドセット
(16000字+プロの図解 PDF教材)
✅『起業において資格よりも大事なこと』
(限定公開PDF記事82枚)


※コンテンツは予告なく削除・変更する可能性があります。
公式LINEの友達登録はこちら
→👉 https://line.me/R/ti/p/%40yxv8045g

ID検索→ @yxv8045g





#コーチング #ビジネス
#Web集客
#ブログ
#フリーランス
#あり方


#個人事業主
#おはなし屋なおと
#ライフコーチング
#フリーランスコーチ


いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。