コーチの力を伸ばすたった１つの方法 独学コーチかく語りき
こんにちは、おはなし屋なおとです。僕はライフコーチ歴4年の個人事業主です。コーチングの報酬で生計を立てています。6年毎月欠かさず一人のコーチからコーチングを受け続けています。資格は持っていません。
僕は自分の得意なことを仕事にしたくてコーチングにたどり着いたタイプのコーチです。コーチングの技能を高めることよりも、自分の提供するコーチングの成果が最大化することを常に考えて活動してきました。
今日は現役のコーチさんやこれからコーチを目指す人に向けて、『こんなやりかたもアリなんだよ』というメッセージを伝えるために記事を書きます。よろしくお願いします。
まず、僕のコーチとしての根本にある考え方から話していきます。
コーチングは無価値である
コーチングが素晴らしいからクライアントに変化が起きるのではなく、コーチングを通してクライアントが前に進もうとする姿こそが尊いのです。コーチングは道具であり、手段であります。
昨今、コーチングに焦点が当たりすぎていてなんだか人を質問で操作するような魔法のスキルのように感じている人が多いのかなと思うことがあります。
素晴らしいのはクライアントさんであり、そのクライアントさんを勇気づけることができたコーチと織りなす関係性であり、コーチが一方的にできることは殆どありません。
コーチが良かれと学び深めることが返って、現場のクライアントさんを見えなくしてしまうこともあると僕は考えています。
「コーチングは素晴らしいものだ」と団結を固める風潮自体が、本質をうまく捉えられていないのではないかと感じます。
コーチングの成果は関係性で決まる
コーチングセッションはコーチとクライアントさんの共同作業であり、コーチングの成果はクライアントさんの満足度と言い換える事もできます。
コーチが崇高な理念を持ちクライアントさんを導く事も時には大事かもしれませんが、クライアントさんは必ずしもコーチに高い技能を求めているわけではありません。クライアントさんは満足したいのです。
ありとあらゆる成功者の声が簡単に手に入るこの情報社会で、クライアントさんはなぜコーチを頼るのでしょうか。これは人それぞれの答えを持つべき問いだと思いますが、僕の考えを述べます。
『自分だけの正解が欲しいから』です。自己啓発書にも、ビジネス書にも載っていない、自分にピッタリ合う答え。それはありふれた言葉でもいいのです。ただ、クライアントさん自身に向けられた言葉であれば。
『あなただけの答え』をクライアントさんの中から対話で取り出そうとする行為がコーチのアプローチだと僕は思います。
そのために必要なのは『専門家に担保された高いスキル』でしょうか。それとも『クライアントにぴったり寄り添える相性のいい関係性』でしょうか。僕は後者だと思うので、関係性にとにかくこだわります。
あくまでこれは僕の主観と経験に基づく話ではありますが、『コーチングの成果で一番相関関係に合ったのは相性の項目だった』という論文の記述を見たことがあります。
関係性が大事だよって言うコーチは他にもいますよってことだけ、付け加えておきますね。
ただし、『関係性さえあればあとはなんでもいいよ！』といいたいわけではありません。関係性をないがしろにしたコーチの鍛錬はあんまり効果的じゃないよ、ってことです。
コーチの力を伸ばすには？
コーチングはコーチとクライアントさんで行う共同作業であり、一緒に作業ができるだけの関係性を一番に考えるというのが僕のコーチング観であるということは伝わったでしょうか。
あくまでこれは僕の考えるコーチング観です。コーチの数だけコーチングに対する考え方があるのが普通だと思うし、みんな違うほうがこれからコーチングを受けるクライアントさんもコーチを選べて嬉しいと思います。
あ、でも僕に対して『それは違うと思います』みたいな議論をふっかけるのはやめてね。あんまり建設的な議論とかそういうの得意じゃないので、僕は僕、あなたはあなたで頑張れたら素敵なことだと思います。
僕のコーチング観を前提にして、話を進めたいと思います。僕はコーチとして資格も持っていませんし、講座に通ったこともなければ、コーチングの本を熱心に読んだこともありません。
そんな僕がどうやって自分のコーチとしての能力を伸ばしてきたのか。
といっても正直自分のセッションについて客観的な評価を受けたことがないので、伸びているかどうか疑問なところですが、一応コーチとして４年くらい生計を立てることができているのでその現状も加味してもらえたらと思います。笑
最高のセッションになるように準備をして、最高のセッションを経験する
少しくどい言い方をしてしまいましたが、多分これが僕の感覚を一番言語化できている表現だと思います。
いいセッションを経験することこそコーチの実力を大きく伸ばす唯一の行為であり、そのために必要なのはセッションでの質問の仕方や立ち回りではなく、関係性構築をどのように行ったかがすべてなのです。
僕はセッションの振り返りを全くしません。なぜならセッション中は集中しきっていて、何を言ったかなど覚えていないからです。
きっとこのスタイルに対して疑問を持つコーチも多いと思います。それでは色々なクライアントに対応できるスキルをフィードバックして身につけることができないではないかと。ごもっともですが、それでもいいのです。
僕の切り札は『セッションに没頭すること』
僕は相性が抜群にいい人にしかコーチングを提供しません。どんな人でも相手にできる客観的で冷静なスキルは必要ないのです。僕に必要なのは、相性が抜群にいい人が最高に喜んでくれるような高いパフォーマンスだからです。
何を言ったか全く覚えていないくらいコーチである僕がセッションに没頭する。それを喜んでくれる人とだけコーチングセッションをします。だから僕にとっては質問の仕方やスキルは関係ないのです。
大事なのは『最高のセッションが経験できたのか』すなわち「ちゃ〜んと没頭できたのかい？」という質問に張り切って「OH！YES！」とこたえられるかどうかです。
「おいおい、コーチが没頭してクライアントが満足しなかったらどうするんだい？」と聞きたくなる気持ちもわかります。
怖いですよね。お金を貰っているのに、思い切りやって満足してもらえないだなんて、考えるだけで身の毛がよだつと思います。
でも、ぼくはこう考えます。「マッチングがミスってただけ」と。没頭できた自分を疑うことだけは絶対しません。ただ、相性が最高にマッチした相手ではない人にコーチングを提供してしまっただけなのです。
次こそはベストマッチの相手とセッションするぞ、と作戦を立てればいいだけなのです。
まとめ
独学コーチの僕は主張します。
「コーチング自体に価値はない！尊いのはクライアントさんと、その勇気を後押しした２人の関係性だ！」
「コーチングの成果はスキルや技能では決まらない。コーチとクライアントさんの相性が全てだー！」
「最高なセッションを経験することがコーチが伸びる唯一の方法だァー！」
「没頭できたかどうか、気にすることはそれだけだァッー！！！！」
あとがき
何度も書いてますが、あくまでこれはおはなし屋なおとという少し独特な外れものコーチのいち主観であります。コーチングはコーチの数だけちがっていいし、むしろそっちのほうが当たり前でいいことだと思います。
今日伝えたいことは、「こういう考えて食ってるやつもいるよ」ってことです。正解なんてないわけですから、自分が信じる道を進んだらいいと思います。
うまく枠にはまれなくてウジウジ悩んでいるコーチのほっぺをひっぱたいてやりたくて書きました。コーチングに関わる人って、大なり小なりみんな『自分らしさ』って言葉に反応しちゃう人だと思うんです。
そんな人が『コーチングとは〜』みたいな枠にハマって小さくうにゅうにゅしてるのって、なんだか違うなあって思って。
資格は持っていませんが、僕には少し独特な経歴と言葉を使って発信する力があります。新しい生き方を模索して楽しむことが趣味なので、自分の趣味で誰かの選択肢が一つ増えたらいいなあと思っています。
なにか感じた人は感想を公式LINEとかでもらえると嬉しいです。以前出した販売の教科書みたいなものを作ろうと思ってるんですけど、いかんせん他のコーチとの関わりが少ないので、みんなが何悩んでいるのか検討もつかなくて・・・
この記事をきっかけに、出会いや関わりが生まれたら嬉しいなって思ってます。ぜひ連絡下さいね〜！まってます！以上！
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