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自転車のオーバーホールをプロにお願いしてみた

この記事はロードバイク Advent Calender2019 の21日目の記事です。
※ 2021.09加筆修正

今年も珠玉のロードバイク記事が集まっていて、読んでいるだけで楽しい&ためになりますね。

1. 集団落車でホイール破損…お店で相談してみると

さて、自転車のオーバーホールをプロにお願いしてみた話です。
前回の記事で「自転車イベントめっちゃ楽しい!超おすすめ!」とか書いておいてなんですが、実は11月に参加したツール・ド・おきなわで集団落車に巻き込まれてホイールが大破してしまいました。

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スポークが破断&前後ともにホイール自体が派手に歪んで回転しない始末。

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レース自体はDNFで回収車に積まれてドナドナ&ロードバイクも会場から家に発送してしまったのですが、発送してハイおしまいとはいかないわけです。
かなりのスピードで複数台がからまってドッカンガラガラしたためフレーム自体にダメージが入っているかもしれず、かといって「じゃあ新しいの!」にはしたくなかったので、帰宅後、落ち着いてからロードバイクを買ったショップに相談に行きました。

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東京丸の内、丸ビルに入っているビアンキストア。オシャレです。

早速店員さんに事情を説明。ざっと外見をチェックしていただいたところ、外側に大きなキズや破損がないこと、乗ってみてきしみや違和感等がないことから、恐らくフレーム自体は大丈夫ではとのお話。

ただ、見えない部分に破損がある可能性もあるので、せっかくの機会だから1度バラしてフレームの内側から確認&問題なさそうならそのままオーバーホールしてみてはどうでしょうと提案をいただきました。

オーバーホール。

思えばこのロードバイクを購入してから5年。自前での清掃や定期的なパーツ交換はしていたものの、「オーバーホール」までいくようなメンテナンスはしたことがありませんでした。
やっぱり全面的な点検はしておきたい&もうしばらくはこのフレームを使い続けたかったので、ちょっと高かったもののオーバーホールをお願いしてみることにしました。


2. オーバーホールって何をやるの?

普通のメンテナンスとオーバーホールの違いは、「メンテナンスは可動系パーツの点検・確認や消耗パーツの交換を主に行うのに対して、オーバーホールは分解できるところはすべて分解して洗浄、各パーツの点検・確認・交換、再組み立てを行う」あたりのようです。要は新車を組み立てるのと同じ状態までもっていく感じですね。

とりあえず一通り店員さんに見ていただきお見積り実施した結果がこちら。

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うーん、この。
まあ5年に1度だし、命を預ける物だからね……仕方ないね……。
細かく代金を見ていくと、工賃としてのオーバーホール代は4.4万円でその他は交換が必要なパーツ代であるとわかります。いずれ交換しなくちゃいけなかったんだ、と思えば仕方ない度は上昇します。(毒をくらわばでコーティング代6600円が乗っているのはナイショだ。)

元気になって帰ってこいよー、と送り出します。


3. オーバーホール完了!新車のような乗り心地

約3週間後。
そこには元気になって帰ってきたマイロードバイク・INFINITO CVの姿が!

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んんー、カッコいいぞ。
破損したホイールに代わってRacing Zero Competizioneを履いていますが、1本だけ赤いスポークがとてもいい感じ。そして若干サドルのポジションがおかしいのに写真を撮り終えてから気付きました。後の祭り。

実は購入したときにもまったく同じ場所で写真を撮っていたので見比べてみましょう。

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どっちが新車かわからないですね!

実際にこのあと皇居周辺を軽く流してみたんですが、走行中の音がとにかく静かで驚きました。タイヤがアスファルトを噛んでいくゴーッという音だけが聞こえてきて、ペダリングに関わる音がほとんどしません。シフトチェンジの音も「ガチャガチャ」ではなく「カカッ」という感じ。それなりにきちんとメンテしていたつもりだったんですがここまで違うとは。

ホイールが変わったおかげで乗り味をきちんと比べるのは難しいですが、とにかく静か、駆動系がとてもスムーズという印象です。

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ヘッドマークもピカピカ。

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どっちが新車か(略)

一般的にカーボンフレームの寿命は走行距離で3~4万km、年数だと10年程度と言われているようですが、走行2万kmないし4、5年目ぐらいにオーバーホールに出してもいいのでは?という気がします。
「大体のことは自力でなんとかしよう」な自転車界ですが、大切なロードバイクの寿命の折り返し地点ぐらいに一度プロの目ですべてのパーツを見てもらって、不具合があれば直してもらうのはいかがでしょうか。

なによりも、新車同然の愛車で走るのは楽しいです。これは本当に。

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最後に、スポーツ自転車店の有名どころ、Y's Roadさんのオーバーホール説明のページを貼っておきます。
ここで言う「オーバーホールA」が、たぶん今回ビアンキストアで実施してもらったオーバーホールに相当する対応だと思います。実際、ホビーな乗り方でAまでやるのはやや過剰とも聞くので (今回の自分のケースは落車の影響確認があったので仕方ないですが)、もう少し軽め・安めのオーバーホールを検討してみるのも良いと思います。


4. (おまけ)Bianchi・INFINITO CVはいいぞ

あと、この記事を読んで「BianchiのINFINITO CVカッコいいじゃん!」となった人はぜひ一度お店で試乗とかしてみてください。Counter Vailが謳う"衝撃を減衰する"ってこういうこと!?と実感できます。ライダーに衝撃が伝わりづらい=結果として疲れづらいので、長距離走るような人には本当にオススメできるロードバイクです。
購入した当時のインプレ、というか走ってみた直後の感想からもそれがうかがえるんじゃないなかーと。↓




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