「最高の夏」標高2716mを駆け上る 乗鞍・奥飛騨でサイクリング 後編
8月初旬に日本道路最高地点・乗鞍エコーライン&スカイラインを走ってきた話の後編です。奥飛騨温泉郷・平湯温泉をスタートして乗鞍岳を登って降りて、乗鞍高原からバス+電車輪行で松本駅までワープ。という感じです。国内最高地点の夏をご賞味ください。
前日の「松本駅~平湯温泉間のヒルクライム」な前編はこちら。
乗鞍・奥飛騨平湯温泉 - ルートラボ - LatLongLab
朝。前日の土砂降りが嘘のような青空の下、出発します。
名物・はんたい卵の調理中らしいです。
平湯温泉は自分が泊まった「山がの湯」さん以外にも良い感じの宿が多かったし、いつか再訪したいですね。
山の中腹から走り出した形になるので、最初から坂道ばかり。起床後1時間でこの斜度は……ッ。
やってきました乗鞍スカイラインの入り口です。乗鞍高原側と同じくスタッフのおじさんがいたんですが、ゲートの100mぐらい手前から大声でアンケートが始まったのは笑いました。
「どちらの県からいらっしゃいましたー!?」
「東京でーす!」
近くに寄ってから停車。観光で来て平湯温泉に泊まって云々という話をしたあと、「1時間前に7km地点で熊が出たから気をつけてください。パトカーも上がってますんで」という注意をいただきました。く、熊……。
万が一熊に遭遇したら速攻で下って逃げよう。と心に決めつつ、スカイラインに突入。
謎の塔。
スカイライン側は道が開けているので、ずっと夏空の中を走っている感覚でめっちゃ気持ちが良いです。
坂の向こう側の景色に期待が高まる。
最高かよ。
登りはなかなかえげつないし熊出没ポイントも近かったんですが、それを忘れるぐらいの絶景です。
気付けば登りもほぼ終わり。どこまでも広がるアルプスの山々を見ながら、ゆっくりと走っていきます。
夏の空をたっぷり堪能したあと、乗鞍のてっぺん・畳平に到着。
この日は土曜日だけあって、サイクリストだけでなくバスで訪れている登山客もたくさん居ました。
バスセンターの軽食コーナーでコーヒーを飲みつつ休憩。
畳平の山小屋もいつか泊まってみたいですね、星空が凄いらしいです。
ゆっくりした後は下りへ。
あれだけ時間をかけて登ったのが嘘のように、あっという間に下ってしまいました。
乗鞍高原のバスセンターに到着後、そのまま松本駅行きのバスチケットを買って帰路へ。自走で松本駅まで下っても良かったんですが、前編で書いた通り「道幅が狭い・トンネルが連続する」箇所なのですぱっと回避。割り切り大事。
バスの方も心得たもので、輪行袋を見るなり「どちら側を上にして載せますか?」と聞いてくれるので安心です。こだわりがないなら、行き(松本駅→乗鞍高原)もここまで輪行してしまって良いんじゃないかなーと思います。
新島々駅で電車に乗り換え。下界に帰って来たー、って感じですね。
最高の夏でした。
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