2022年の終わりに「すずめの戸締まり」を観た件

学生時代の友人と忘年会もどきをやりまして、まあオンライン開催というおじさんらしからぬ開催だったわけですが、そこで2022年中に観た映画の話なんてものをしてたら、「すずめの戸締まり」が面白くて新海誠の最高傑作だなんて言ってる奴がいたもんでその翌日の大晦日に見て参りました。
「すずめの戸締まり」ついては他の友人からは作家の色や匂いが消えてデオドラントされてるけど普通に面白いみたいな話も聞いていて多少気になってたもんで。

物語にノれずにただただ眺めていただけ

まあ序盤に登場人物の感情に全くついていけず、ただボンヤリ2時間眺めていただけで終わってしまいましてね。
最初に掴まれ損ねて、物語にもノれなくなっちゃって、よく分からないまま話はドンドン進んでいって、てな感じでして。
もちろんロードムービー風味の展開とか飽きさせないように分かりやすく作られてるし、あらすじ自体は分かるんだけども、キャラクターについては感情の動きが理解できてないから書き割りみたいに思っちゃってて、そいつらが何かいろいろやってても何も思えないんで、物語にカタルシスも何も感じられないまま、自分で観てるのに「何だか面白そうな感じだな」「面白く思う人もいるんだろうな」って思うだけで。
でも決して悪い作品だとも思わなくて、わたしにゃ合わない映画だったけども面白く思う人はいるんだろうなとは思わされたんで、良い映画なんではないかと。

ついでに「天気の子」も観てみた

新海誠の前作である「天気の子」を観ていなかったので何だか気になっちゃって観てみたらコチラはすごく面白かったね。新海誠作品全部観てるわけじゃないけど観た中ではこれが一番かもってくらい良くて驚いちゃてもう。次点は「雲のむこう、約束の場所」ですが。
やっぱ新海監督の描く童貞臭のする男の子主人公は良いよね、何て思ったところで気づいたけど、自分が感情移入し易いのが童貞男子ってだけなのかもしれないと。だから「すずめ〜」はノれなかったのかもと。いつまで童貞気分なんだ、おじさんのくせに。

ちなみに

忘年会で話した2022年のベスト映画、自分のベストは「RRR」がぶっちぎってまして、他の映画の記憶がないぐらいです。


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