235. 好き?嫌い? 女性と驚くほどうまくいく三元論の接し方とは

こんばんは、梅田王子です。
今回は、女性と接する時に「好き・嫌い」の二元論を超えた「好き・中立・嫌い」の三元論で接すると驚くほどうまくいくというお話をします。

三元論「ポジティブ・ニュートラル・ネガティブ」とは?

ここで、二元論というのは、相反する性質の対立で物事を読み解くという方法で、例えばプラスとマイナス、好き・嫌い、引力・斥力、N極S極、右端・左端、こういう対立構造のことを言います。

過去、マザーテレサだか誰かが、「好きの反対は嫌いではなく無関心です」とか言う、なんかいいことを言おうとして物議を醸したことがありましたが、ここで私が言う三元論というのは、「好き・ニュートラル・嫌い」という3極の対立構造を言います。

決して、この意味で使うニュートラルは無関心という意味ではありません。関心を寄せた上で、その人を好きでもなく、嫌いでもなく、あくまで中立な立場で接するという意味です。
これは、簡単なようでいて、非常に難しいです。なぜなら、人は関心を寄せた以上、多かれ少なかれ「好き」か「嫌い」かに感情が傾いているからです。真の意味で冷静に、何のフィルターもかけることなく、引き寄せたいとも遠ざけたいとの感情もなく、ただ目の前にいる人間に「中立」な立場で接すると言うのは、やってみてください、ものすごく難しいです。

無関心とは何が違う? ミラーニューロンの働き

では、なぜこの中立という立場、というか感情を取ると人付き合いがうまくいくようになるのでしょうか。要は、モテに繋がるのか。好感度が上がるのか。

それは、人間はこれも程度の差はありますが、目の前にいる人が自分を嫌っているか好きでいるか、ここにいて欲しい、もっと近寄って欲しいと思っているか、ここにいないで欲しい、遠くに行って欲しいと思っているか、本能的に察する能力を持っているからです。

この能力は、ミラーニューロンと言われる神経細胞の働きによって発揮されていると言われています。そして、(確証はありませんが)このミラーニューロンは何も対象物(者)を視認、つまり目で見なくても、目隠しをしてその人に近づけるだけでも、「近寄せたい・遠ざけたい」のどちらかの反応を示すことが示唆されています。

このミラーニューロンは視覚情報だけではなく、聴覚・触覚・嗅覚・(もしかしたら磁覚)などの外部刺激を総動員して、目の前の存在が敵か味方か、引き寄せるべきか遠ざけるべきか、それらを瞬時に判断し攻撃・防御の指令を全身の筋肉に送るようになっています。

平たく言うとまずは肩の力を抜け!

だんだん察しがついてきたと思われますが、あなたが目の前の女性を好きとも嫌いとも思わず、引き寄せたいとも遠ざけたいとも思わず、ただそこにいるという認識だけで接し、会話をする時もただその情報を受け取って、(本当はこんなつもりで言っているのではないか?嫌なやつだな!あっかわいいな!)などと言う解釈もせずに、ただあなたの中立な解釈を何のフィルターもかけずにストレートに返し、そういうコミュニケーションを心がけると、相手の女性のミラーニューロンが活性化せず(この辺りの表現は正確ではないと思いますがご了承ください)、余計な思考に囚われて目の前にいるあなたと言う男性への攻撃・防御の指令を出さなくなります。

非常に平たく言うと、肩の力を抜いて話せば本音で語り合える、そう言う意味です。

では、このように肩の力を抜いて話せばなぜ女性とのコミュニケーションがうまくいくのでしょうか。もっと好意を持って目標を持って接したほうがうまくいくのではないか、そう思われる方も多いと思います。

ミラーニューロンは敵を探している

ここで重要なのは、ミラーニューロンは結局のところ目の前の相手を敵と判断するかどうかを決定するのが仕事だと言うことです。ミラーニューロンは、自分自身を守るための敵認定、攻撃・防御の指令を出すか出さないかを見極めるためにあります。
ですから、ミラーニューロンを活性化させればさせるほど、それだけ敵認定される頻度が増え、攻撃・防御の指令が出される可能性が増していくわけです。

皆さんも経験があると思いますが、初対面の人と会うときは必ず「この人は自分に危害を加えてくる人ではないか?」と言う警戒心からスタートするはずです。相手の感情を何としてでも察し取り、敵か味方かを判断し、いざと言う時はどうすべきかと言うシミュレーションに明け暮れていると思います。

これを止めるには、要は目の前にいる相手に「私は敵でない」ことをアピールするには、あなたが「好きでも嫌いでもない、ただ中立な人」という意識で接する他ないのです。初対面で好きをアピールすると遠ざけようと反発されますし、嫌いをアピールすると意思の合致とみなされて速攻で「バイバイ」が確定します。

嫌いの一致は結果オーライなのですが、好きをアピールしたことで避けられてしまっては、元も子もありません。ですから、もし目の前にいる女性と仲良くなりたいと思ったら、好きとも思わず、欲しいとも思わず、いいなと思っても好きに偏らず、嫌な態度を取られても嫌いに偏らず、常に中立、ニュートラル、ゼロの立場に集中し心を乱さないように集中し通してください。

信頼関係を構築したら一気に口説く

そうすれば、多くの女性は一旦あなたを「敵味方認定工程」から外し、素直に対等な立場で(好きでも嫌いでもなくと言う意味)、まるで同性のように人として接してもらえるチャンスを掴むことができます。
この時に、人としての信頼関係を構築することができれば、次第に女性の方から歩み寄ってきてもらえるようになります。それを確認したら、めでたくその女性に好意を伝えます。

素敵な人だなと思ったのでもっと話したくなってきました。

これを、男女両性からお互いにぶつけ合えるようになるのです。

まとめると、まずは

STEP1:中立の立場で接近し敵として認識すべき相手ではないと相手の女性に認識してもらい、
STEP2:その上であなたとの信頼関係を構築し、
STEP3:男性としての魅力をアピールし惚れさせる。

これが三元論、ニュートラルを用いた女性との接し方、口説き方のステップです。

処世術としての三元論も

これは会社の面接でも営業でも、根本的には変わりありません。広く一般に、信頼を構築して相手の人間を自分のファンにしてしまう、非常に汎用性の高いやり方です。
私も基本的に人と話すときは常にニュートラルを心がけており、何かこの人嫌だなと瞬間でも思ったらすぐに「やばいやばい、ニュートラルニュートラル」と意識を中立に戻そうとします。
何かこの人可愛いな、仲良くなりたいなと思っても、すぐに「やばいやばい、ニュートラルニュートラル」と中立に戻します。
この「中立に戻す」ということがどうしてもできず、「ああもうだめ、こいつ嫌いだわ!」と針が振り切れてしまったら、もうその人とはどうあがいても信頼構築は無理なのだと諦めます。
逆に、「ああもうだめ、この子好きすぎる!」と針が振り切れてしまっても、悲しいですが信頼構築は無理なのだと諦めます。こう言う場合に備えて、特に針が振り切れる前に、信頼構築のステップは終わらせておかなくてはなりません。

論より証拠

この「中立」の態度をマスターすると本当に人間関係の構築がスムーズになりますし、この人はムリ、この人は脈ありと言う判断もかなり早期に判明させることもできるようになります。
しかし、一度やってみていただければすぐにわかると思いますが、本当に「中立」と言うのは難しく、非常に小さい範囲というか程度まで考えると、人というのはどうしても「好きか嫌いか」「近寄せたいか遠ざけたいか」という二元論に必ずどちらかに傾いているのです。

この三元論は私が仏道の考え方と量子力学の陰陽思想(ポジティブ・ニュートラル・ネガティブ)のハイブリッドとして独自に考案したもので、表現や解釈はかなり無理があるところもあると思いますが、これは説明の仕方の問題で現実にやってみると実際に効果があるのです。

もし、「中立」という立場で接すると言う意味に興味を持たれた方は、ぜひ一度好きにも嫌いにも振れない、中立、ゼロという立場で人と接してみるという方法を試してみてください。

きっと、今までにないスムーズな、円滑な人間関係の構築ができるようになると思います。

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