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【シリーズWeb活用】SNSは規制すべきワルイモノなのか?

note+をお読みと言うことは既にSNSをお使いの方も多いことと思います でも人間が多くなると「悪貨は良貨を駆逐する」で悪い人間も増え場が荒れてそのSNSは衰退していきます 今日はその辺りも含めて日本人独特の「日記文化」と本来のSNSの乖離によって「日本のSNSが何故荒れやすいか」そして「暴言から身を守るにはどうしたらよいか」を解説していきます

キーワードはSocial Networking Service =SNS は「不特定多数の人々による自由な交流を最大の目的とする」→広場のようなものということです

被害に遭った場合は通報しましょう

日本人は世界で一番イジワル

まずこの記事をお読みになってください

日本人は「世界一礼儀正しい」が「世界一イジワル」だった...「自分の利益より他人の不幸を優先する度合い」を測る実験で「日本人ダントツ」の衝撃結果がヤバすぎた

https://gendai.media/articles/-/114362?page=1

日本人は正義感が強い訳ではありません 正義を装っていますが「誰かに自分の知らないところで得をさせたくない」という「出る杭打つ」悪意が非常に強いだけなんです さてそうするとなぜそうなったか気になりませんか?じつは極東の島国に住んでいる理由と多く関係があるのです ここで我々が見慣れている環太平洋地域を中心にした地図でなく欧米人が見慣れている北大西洋を中心にした地図に目を慣らして頂きましょう


西欧世界を中心とした地図

不安遺伝子が強い日本人は集団を小規模に保つために逃げ続けた

人類はアフリカ起源だという説が一般的ですがそんなところに発生して遥々と右端の島国まで移動してきた理由は何でしょう? 例えば大集団になじめず逃げてきたという説があります つまり大集団では部族社会のように文化・主張を同じくする小集団が出来て夫々の間で争い利益調整をする 積極的に前に出られない者たちはいつも日陰にいることになる だから逃げ出して大集団がいないところへ移る

そういうことを繰り返して原日本人は東の端まで逃げてきて小集団を維持したわけです ここで日本人に特有の「祟りの文化」について触れておきます よく朝鮮は「恨の文化」と言われます これは責任転嫁して誰かを恨むことによって自分を保って行く文化ということですね では「祟りの文化」は何かと言うと「他人に恨まれることを極端に嫌う文化で恨まれると祟られると信じている」これを行動基準にする文化です

日本人は神様より人間が怖い

ある意味では日本人は八百万の神々の国でもありあまり宗教に関して真剣ではありません お葬式になって慌てて家の宗派を確認する方は多いようです お葬式は仏式・初詣は神式・結婚式は教会・クリスマスは祝って花祭りは知らん顔だったりします 受験のお守りは天満宮 一神教を信じている場合は「神は天に在り」で自分と神の一対一の関係で「神にどう見られているか?どう試されているか?」の関係ですが日本は「祟り」を畏れます

日本の文化は「他人にどう見られているか?どう思われているか?」の「対人同調」を基本にした「他人の感情を刺激するようなことはしない」のが行動の基準となる文化です だから日本人はまず謝ります コンビニのレジでも店員さんがいないと「すみませ-ん」と呼びます 何か揉め事があっても最初の挨拶が「あっすみません」良い・悪いではなく手間をかけたことを謝っているのです 逆に言えば相手を煩わすこと自体日本では悪いことなんですね

日本のSNSは感情の応酬

さてここで日本のSNSです 何か書き込みをすると「お前の投稿を読んで○○な気持ちになったじゃないか どうしてくれる!」や「自分が悪いんだろ バカじゃないか」や「そんなことも知らないのか」などというなんの役にも立たない人格攻撃が怒涛の如く書き込まれます いわゆる「荒れた状態」になるんですね 実はこれはまず最初に書いた人が誘っているんです

「共感が欲しくて書き込むことのどこが悪いの?」それはそもそもSNSは自分の感情を書き込む場所ではないということが分かっていないんですね SNSはロンドンのハイドパークのSpeakers Cornerのように自説を開陳する場所であってフォロワーに慰めてもらう場所ではないということです SNSの発祥は「ブログ=Weblog」なんです logつまり「日誌」です つまり世の中で起きたことを記録として書き込みそれに対する考察を書くところです

日本のレスは意見ではなく感想

またレス(Response)をつける側も賛成・反対意見ではなく自分の感情や人格攻撃というなんの役にも立たない感想しか書かない そもそもそういう「感想」に過ぎないレスなど書いてはいけない訳です それでは議論にならない まあ日本では基礎教育にディベート(debate=議論)というものが入っていないので議論のやり方自体を知らない(むろん教師もわかっていません)から意見と感想の区別がついていない

以前は「ここはお前の日記帳じゃないんだ チラシの裏にでも書いてろ」という成句がありましたがこの「ここはお前の日記帳じゃないんだ」という部分が全てを表しています 以前mixiというWeb日記サービスが隆盛だった頃「実名・顔出し・招待制」で荒らす人を締め出していたからこそ大きくなったんだと言われていました この「荒らす人を締め出す」事が日本では大事な要素です

これがインターネットの元になったARPA NETです

Webは性悪な人間を締め出さないと使えない

Webというのは知られているように1976年からのARPA(Advanced Reearch Projects Agency 現在はDefenceが頭について DARPA)ネットから発展してきました これは性善説で作られています と言いますかそもそも政府機関等でテキスト情報を交換するためのシステムだったんです そして異種のコンピューター間で効率よく通信をする必要から生まれたシステムがパケット通信なのです

ご存じのようにOSが違うとソフトも違い通信も簡単には行きません 最初の頃は複数のcomputerを使い分けていました しかし大変不便なので継時的に電話線を分割して使うシステムに載るようにデータ形式を変えました 其れがpacketです 簡単に説明しますとpacketにはどの情報のどの部分かというフラグがあってバラバラにして流しても(複数の瓶が沢山の水路を流れていくイメージ)宛先で並べ替えれば(重複したものは削除)どこかで不具合があっても別ルートで届くわけです

でこれはどこの誰からかという書き方を「名前@場所」とするようになりました つまり最初から名乗っているわけです 閉じられた実験的ネットワークですからいわゆる「身バレ」した状態から始まるので悪意ある書き込みなど存在し得なかったんですね これもご存じのようにネットワークにはLAN=Local Area NetworkとWAN=Wide Area Networkの2つがあります

最初の考え方では研究機関や諜報機関・行政機関を結ぶのでセキュリティは使う側にしっかりあったんですね それをそのままインターネットに拡大しちゃったんでセキュリティは全部後付けになってしまって今のような惨状なんです つまり問題点は2点あって

1.日本人は議論が出来ず感情の応酬になってしまうこと
2.そもそもインターネットにはセキュリティが確保されてないこと

で韓国のようにインターネットライセンス制とか日本のように実名顔出しを法律で義務付けるとかいう議論になってしまうんです

SNSは無料サービスではないしWeb上には多くの危険がある

まずテレビを見るのは有料だという話から テレビ等のマスコミは広告媒体です で企業から広告料を取って広告を載せます 中に立つのが広告代理店で企業は広告料の分を価格に上乗せします それは消費者の負担つまり目に見えない形でテレビを見る見ないに関らず金をとられているんです テレビは下らないから見ないと言ってもモノを買うことによって運営に協力してしまっているんです それが嫌なら一切コマーシャルを出さない企業で安い品を探して買うしかない

同じことがWebサービスにも言えます こちらの方がある意味悪質で広告を見る以外利用者の様々な属性をデータ化して色々な企業に売っています 位置情報まで売ったりする Androidスマホをdefaultの設定で使って靴屋を回って品物を探したりすると帰ってからサイトの広告に靴屋ばかり出たりします(友人の実話) これGoogleが位置情報を取っているんでどこの店をはしごしたか判ってしまうんですね 我々は個人情報を提供する代わりに様々なWebサービスを使っているのです

LINEのサーバ上のデータもTikTokのデータも抜かれます 設定をしっかりいじって利用規約も確認してください でなければ自由の国アメリカでTikTok禁止令とか出ません みなさんご自分がお使いのゲームも含めたWebサービスの提供元と利用規約を今一度確認してみてください そして調べた上で安全な設定にして使ってください そんなの面倒臭いと言う方は何かあってもそれこそ自己責任と言われますよ

ではSNSの安全な使い方は?

箇条書きにします

1.お気持ちは書かない(全てはこれに付きます SNSは議論の場です)
2.共感を求めるだけの投稿は控える(貴方のためのサービスではありません)
3.慰めて貰うは心得違い(フォロワー=賛同者であって友人ではない)
4.まずあったことを書く(映画に行ったとか配信見たとか)
5.それに対する解釈を書く これは感想(お気持ち)ではダメ
6.人格攻撃があったら相手にせずブロック&運営に報告(垢BANさせる)
7.個人情報は絶対に書かない(近くの店なども危ないです)
8.占いなどのサービスは使わない (生年月日は書かない)
9.Web上は街頭と同じと考える(通りすがりの人に相談とかしないでしょう)

ここまでお読み頂けば大抵のゴタゴタは甘い考えでSNSにスレッドを立てた人が悪いと理解された方も多いことでしょう 世の中無料ほど高いものは無い訳です

<注釈>
被害に遭ったら相談をしてください

https://www.saferinternet.or.jp/bullying/

https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html

告知記事に関してはSNSやWeblogより古いシステムで BBS=Bulletin Board System→掲示板システムというシステムの延長なので説明を省きました

承認欲求に関しては当然システム側で排除して良いものなのでイーロン・マスク氏がXのイイネ数を他人から見えなくするというのは良い考えだと思います

「冷笑文化」を作った2ちゃんねるやその後継のBBS群に関しては利用者が激減しており衰退の一途なので敢えて触れることはしません

この記事内の用語等でわからないものがあったらご自分でお調べになってください 


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