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私がオーガニック食材でスイーツ作っていた
シェフパティシエール時代
思いがけないある素敵な出会いがありました。

その3人のお子様がおられるお母様は、 私にこう仰られました。

「うちには3人子供がいます。
その3人全員に食物アレルギーがあります。」

「長男は少年野球に入っているのですが
その少年野球で、毎年クリスマス会があるんです。」

「毎年息子だけ、皆と同じクリスマスケーキが食べられないんです。
ひとりだけ違うケーキを食べたくないと言います。」

「少年野球のメンバー全員が美味しく食べられる
そんな食物アレルギー対応のケーキを作っていただけませんか?」

その頃の私はまだ
安全性の高い、オーガニックなお菓子やパンを作っていましたが
アレルギー対応のパティシエールではありませんでした。

もちろん、作ったことも、考えたこともありませんでした。

「食物アレルギーって何だろう、こんな子供たちが他にも沢山いるのかな」

毎日学校に行けば必ずある、給食の時間。
放課後、友達と遊ぶ時に持って行くおやつ。
家庭科の授業でみんなで作る料理やお菓子。

食物アレルギーを持っている子供たちは
その時間、どんな気持ちで過ごしているんだろう。

【みんなと一緒に、同じものを食べたい】

【みんなが食べているようなものを、食べてみたい】

私にそのケーキが作れるなら
作りたい、作って喜んでもらいたい!

そして、毎日その子たちの食事を作られている
お母さんの熱い気持ちにも答えたいと思い
作らせていただくことにしました。

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