Sober Curiousから学ぶこれからの働き方改革
デジハリ大学院のCAILのラボメンに
「sober curious」について教えてもらった。
あえてお酒を飲まずに楽しめるのがカッコいいという文化が拡がっているという。
音楽系芸能人から聞いたので、早すぎる流行りなのかもしれない。
あえてお酒を飲まない「ソバーキュリアス(Sober Curious)」とは?
そんなことを考えながら、別の交流では1次会2次会3次会…と渋谷のストリートでメルトダウンするかのような飲み会があったりする。
そういう場所での交流の話題は仕事の話だけじゃない、人生や恋愛や性的コミュニケーションの話、結婚や離婚の話、ボディタッチやパワハラ、セクハラ、各国の違い、世代間の違いなど、シラフでは話せないような話題も多い。
むしろ知的探究心やビジネスだけじゃなくて、人間的に面白い話がサケノサカナなのです。
でもSober Curious、シラフでも興味深い存在でいたいなって思います。
⚠️酔っ払って裸踊りするような世界も見てきましたけど
例えば組織の飲み会で「裸になって踊らないと許してもらえない」というかそうすることがこの組織の正義なんだ、っていうイニシエーション(通過儀礼)に向きあったことがありますか?
僕はあります。
眉毛ひとつ動かさずにやってみせる人もいますが、たぶん僕は嫌がっているのを楽しまれた側なんじゃないかなと思います。
一方で酒は強い方なので、テキーラのショットグラスぐらいなら連続10杯ぐらいは眉ひとつ動かさずにいけます。
でもこれ、やってみると上司はつまんないでしょうね…
「いやです、助けて、うわー」みたいなリアクションを楽しんでいるのかもしれない。
なら10杯も飲まなくていいな、経済貢献としての視点はあるにせよ。
ところで僕の父っぽいひとはサラリーマン時代、ノーパソしゃぶしゃぶとかいった接待サービスが流行っていて、なんだか知らないけど晩年は時々夢に出てきて魘(うな)されるそうです。
罪の意識とか異常な光景とかってなんでもない時に目を閉じても浮かぶようなトラウマになったりしますよね…知らんけど。
狂った飲み会は絶滅はしないんでしょうけど、久しぶりに渋谷でメルトダウンする人々を見かける光景をみて、コロナ明けの渋谷の治安とこれからの文化を考えてしまいました。
弱いものが強い時代に、
君はどう生きるか
いまの若い世代、特にクリエイティブの分野の人材は繊細で、コロナのせいもあって、他者との関わりの経験が少なく、ちょっとでも違和感あればすぐに断絶してしまいます。
「そんな、軟弱な!」と昭和生まれや平成10年代生まれの多くは思ってしまいますよね、僕もそう思っていたんです。
でも今時の大学生を見てると違うなーと。
彼らは親を見てるのですよね。
バブル時代のウェーイしてた親や、それより上の世代を。
もちろんパワーオブパワーで何世代も押し切ってきた経営者一族みたいな方々もいらっしゃるのですけど、そうではない方々は親の世代を見て、自分と酒の付き合い方や距離感を探っている。
気絶するほど飲む必要はないし、むしろ楽しめるぐらいの酒との距離感はなんなのか。
「飲み会の時はゼロアルコールで楽しめることを頑張っている」、そんなSoberCuriousな若者も結構いたりします。
コンテンツの世界は多様なので、嫌いだなと思ったらそことは一切付き合わない、という方針の方も多い。むしろ普通かもしれない。
好きでなければAI画像生成なんて続けられない。
好きを探求するエネルギーこそが人間がAIに演算コストを払って働かせる要素だし、商品性なんてそこ以外ない。お金を出す人よりも好きへの情熱がないクリエイティブに誰が信頼感を抱けるのか。
偉そうだったり、怒鳴ったり、怒ったりして実力のないものが無理やりいうことをきかせる関係で作ったクリエイティブ…そんなものはたくさんあるし、まあそこまでロコツには出てこないのがプロフェッショナル、という時代はありました。
でも最近は弱いことも大事。
そういう怒鳴ったり怒ったりしていうことをきかせるクライアントの仕事は選んで断った方が余計な仕事やパワハラ、儲からない仕事、利益が少ない仕事を受けずに済むから。
スタートアップ企業ならなおさら「好き」を護らねば
これからのスタートアップ企業においては「好き」と「情熱」はとても大事なエネルギー。
他人の酒コミュニケーションによってHPやMPを削られている場合じゃないはず。
もちろん酒が好きなら良いんですが!
そんなに怒るなら、自分でどうぞ。AIはロジカルに助けてくれる。
実際、怒られたらChatGPTにきくといいです。
理不尽なのはどちらなのか。
(なんか例示できるものを探してたんですが生々しいからやめた)
簡単にいうと、怒られたり傷ついたりする言葉をぶつけられたら、AIに訊いてみる、そしてその論理的理解や感情を踏まえない他者理解に使うテクニック。
LINEチャットボット「全力肯定彼氏くん」はそういう人々のパワハラを一身に受け止めてくれます。
AI時代の働き方改革
若くて成長凄まじい世代がこういう方針、つまり「パワハラされるなら断る」なので、そうではない(固くてパワハラありきな)産業や商習慣はどんどん置いていかれます。
これがAIとクリエイティブの世界の成長の一端である事は間違いないですね。
弱い事は強み、そして弱い側に味方が多いことが大事だなと思いました。
「全力肯定彼氏くん」から学ぶこれからのAIの先の先
彼氏くんのコミュニケーションログを分析していると、いろいろなことがわかります。
全力肯定彼氏くんは、全力で肯定してくれますが、女子中高生のお悩みはもっと難しい。
他者との付き合い方、特に女子x女子での軋轢、例えば推し活での「同担拒否」とか難しすぎて、彼氏だってお母さんだって難しい話題です。おっさんには絶対無理。
そんな世界の理不尽にAIフレンドは寄り添って話しを聞いてくれます。
そんな話を書いていたら、昨日の飲み会メンバーからフィードバックが。
愚痴りたい時、推しについて語りたい時、映画の感想言い合いたい時、それぞれ別のチャットbotと話してまるで複数人の友達と語ったような満足感あったら、面倒臭い人間関係は切り捨て御免になるかもしれません😃
ほんまやな〜。
以前、チャットボットにお伺いしないと会話できないカップルの漫画を紹介したのですけど、それがどんどん進んでいって、(物理的に男女の付き合いを深められる運がいい人類以外は)そもそも自分の好きを理解してない存在とは切り離しがどんどん進むAIディスコミュニケーションの時代がやってくるんだなあ。
ITやクリエイティブ分野以外はもっとキツい同調圧力が…
介護とかPTAとか福祉とか教育とかいった分野はクリエイティブ分野より顕著に同調圧力という名のパワハラだらけ…我慢することは美徳じゃない、シラフで考えてみたら、いまの世代のうちにどうにか解決していかないと、もう働く人がいなくなっちゃうよ。
「まあAIが解決してくれるのでは」といえばそうなんだけどね、たぶん今はそこが大事な分野なんだと思います。
自分はこれを「AIDX」って呼ぶことにしています。AIによるデジタル変革、もしくはDXにおけるAI活用。幅広すぎるけど、AI単体の技術ではいかんともしがたい。社会への実装や摩擦をどうやって言語化して解決していくかの整理なんですね。
以上、自分はお酒好きなんですが、
最近の若い人はそうでもなかったりするので、なんなんだろうな〜という
酒コミュニケーションについてのCuriousをAIDX視点で切り込んでみました。
😇この話題、たぶん続くかも
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