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良い介護って難しい

こんにちは!
埼玉県で介護福祉士をしている大西です!

今回のテーマは「良い介護」

最近よくこれを考えるんですね。

少しずつ経験値があがり、色んなパターンを見てきたからこそ考える介護。

ちょっと書いていこうと思います。


膨大な選択肢、わかるのは「悪い」事

良い介護を考える前に、反対に悪い介護ってなんでしょうか?

良い介護は相手によって様々で、介護施設によって出来ることが狭まっています。

悪い介護とはなんでしょう?

僕がすぐに浮かぶのは「不適切ケア」

例えばトイレの希望があっても連れて行かない

例えば大きいスプーンでスピード重視の食事

例えば帰りたいという訴えに「今日は帰れません!」

例えば立ち上がりどこかに行こうとする人に「危ないから座ってて!!」

沢山ありますよね(笑)


相手の人格や想いを無視した言動、自尊心を傷つけたり馬鹿にしたりするような行動。

不適切ケアというとまだ聞こえが良いですが、実際にされる方は溜まったものじゃないですのね。

しかし、これの落とし穴は「誰しもが意図せずやってしまう時がある」事。

それにそもそも不適切ケアをしたい!!という人はあまりいないですよね(笑)
(いないと信じたい!)

段々と、意識せずに出てくるのが不適切ケアの厄介な所。


それにそもそも「不適切ケア自体意識した事が無い人」ってたくさんいると思うんです。

ちなみに僕は初めての職場の時、そんな事考えもしませんでした(笑)


今思えば、自分自身がしてきた不適切ケアも沢山あります。

意図せずともやってしまう、感覚麻痺が起こっていたり集団意識にのまれていたり。

原因は様々です、今だって気を付けようとはしていますがやってしまっている時もあるでしょう。

反省です。


不適切ケアを知り自らのケアを見直せ!

人それぞれに違う介護観があります。

それ故に良い介護の定義は定まらないし、「正解が沢山ある」のが現実です。

しかも面白い事に、職員との相性によって良い介護が変わる」というところ。

僕たちもそうですよね、仲の良い人との距離感とあまり好きじゃない人との距離感。

好きな人が言う冗談と、初対面の人が言う冗談では全く違うし、信頼関係が違います。


不適切ケアというのはある程度「こういう事だよ」」と言えますが、「良い介護はこういうこと!」とは中々言いにくい。

なのでとにかく「不適切ケア」を意識する事が重要だと感じます。

そしてその為に同調圧力や感覚麻痺に気をつける事。

○○さんがやってるから良いや

とか

いつもこうだから大丈夫

では無く。
 

それこそが不適切ケアの入り口だと意識するようになれれば、自然と良い介護が出来ていくんじゃないでしょうか。


自分を律することはとても難しい事だと思いますが、発信する人がいる限り不可能ではないと思っています。

今日はそんな話しでした。


今回も読んで頂きありがとうございます!
次回もまたよろしくお願いします!

未来を創る介護福祉士 大西

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