ふつうのくらしのしあわせ
こんにちは!
埼玉県で介護福祉士をしている大西です!
今回のテーマは「福祉」です。
捉え方というか、考え方というか、僕の介護観を作る一つの要素についての話です。
それでは第187弾です、よろしくお願いします。
福祉とは、「ふ」つうの「く」らしの「し」あわせ
学生時代です。
当時16歳の頃の自分は高校で福祉とは何か、という事を教わりました。
それは制度的なものではなく、「普通の暮らしの幸せを守る為にある」というある種抽象的なものでした。
でもそれが自分にはなんかスッと入ってきたんですね。
福祉って別に特別なものとかじやなくて、普通なものなんだ。
なんか福祉制度を使ってるっていうことが、子供の頃の僕には恥ずかしい事だと思っていた記憶があります。
小さい頃の僕の家は割と貧しい方で、遠い遥か昔の記憶ですがそれが原因で離婚しました。
そこから母親は一人で僕と姉を育ててくれましたが、育ち盛りの子を何の支援もなく育てるのは相当に苦労したと思います。
夜の仕事をしていたので夜はほとんどいないし、僕たちがいるのでそこまでフルに働けるわけでも無いし、子供ながらにお金が無い事を理解していました。
それでもよく働いて上手くやってくれていたおかげで、食べるには不自由なく暮らせていました。
それでも子どもながらに思っていたんですね。
「周りと比べると貧乏で恥ずかしい」
それと同時に「世の中にはもっと大変な人達がいるんだ」
だから恵まれている方、むしろ何不自由なく暮らしている人達よりも人生経験を積んでいるじゃないか。
そう思うようになっていました。
本当これは幼稚園とか小学校の低学年の頃の話です。
きっとこの辺りから感覚的に「福祉」っていうものに関心があったんでしょう。
そこから紆余曲折あり高校生。
授業で福祉について教わる。
ふ 普通の
く 暮らしの
し 幸せ
あぁ、これだなって思いました。
これなんです。
誰しもが普通に暮らす権利をもっていて、幸せはそこにあると。
むしろ普通じゃない環境を味わってこその幸せだと。
何も変わらぬ日常を過ごしていれば、身の回りの幸せに気付けない。
介護士って、そんな幸せに気付ける凄い仕事だなぁって分かりました。
身体が不自由になって。
認知症をわずらって。
家に一人になって。
一人で出来る事が減っていって。
誰かに気を使って。
そうやって生きていく。
それが当たり前の世界に普通の幸せっていう光を灯す事が出来る。
そんな普通を支援する介護福祉職がめちゃくちゃ素敵なんです。
普通に暮らす幸せを、今一度考えてみては如何でしょうか。
それでは今回も読んで頂きありがとうございます!!
次回もまたよろしくお願いします。
未来を創る介護福祉士 大西
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