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介護技術、練習しようね。という話。

こんばんは!
埼玉県で介護福祉士をしている大西です!

今回のテーマは「介護技術」です。

この話は、いつもよりもちょびっとだけ辛口な話になるかもしれません。
普段言わない所の想いなので、読んでもらえたら嬉しいです。

それでは第238弾です、よろしくお願いします。


私には出来ない!!…それで良いの?


現場で時折みかけるこのフレーズ。

「私には出来ない、、皆んなが出来る方法で統一しないと」
「○○さんには出来るかもしれないけど…」

これ、聞くときありますよね。

この言葉、心当たりがある方がいれば即刻言うのを辞めたほうが良いです。


これって、ただの言い訳に過ぎず「自分は学ぶ事を放棄しています」と言っているようなものなんですね。


それでは今後通用しません。

もし仮に言うとしたら「その方法は難しいから、自分の場合こういう風に介助をしたい」と言わなければならないんですね。

しかしそれすらせずに「自分には出来ない、だからやらない」となってしまうと、それはとてもプロとは言えません。

会社に勤め、チームで働く以上「言い訳でその場しのぎ」はやってはいけないんですね。


手段と目的をごっちゃにしない


そしてここが重要なのですが、手段が目的化しているパターンですね。
ここは気を付けなければいけません。

これがどういうことかというと、例えば排泄介助。

トイレに座る事の目的って何でしょうか?

それは「気持ちよく排泄する事」だったり「感覚を取り戻す」為だったりしますよね。

であれば、この時

目的・・・気持ちよく排泄をする

手段・・・トイレに座る

となります。

ここを間違えてしまうと「私には難しくてトイレ誘導出来ない」となり、「無理せずオムツで」となります。

こうして意味不明な「無理せずオムツで」文化が出来るんですね。介護現場7不思議の一つが解明されました。

この場合、「このやり方私にはちょっと難しいな…」と感じた職員さんが摂るべき方法は「代替案を出す」という事

それも「手段に合わせた代替案」では無くて「目的の為の代替案」です。



例えば
「一人で立位をさせながら下衣を下すのは自信がないから2人対応をお願いしたい」

とか

「自分一人しかいないときは居室でPトイレを使用したい」
とかですね。

これが介護職員としての代替案の出し方です。

そうして介護職員がやっと、生活をささえるプロと呼ばれるようになっていきます。

そして最後に、自分のめちゃくちゃ本音を一つ書いていきいます。

それは…


介護技術、練習しようね


これです。

介護技術は練習しようね。

・・・これです。

大切な事なので2回書きました。

もはや今回の記事は、この為に書きました。
良いから介護技術、練習してください。


介護は確かに「誰にでも始められます」


間口は広くていいと思います。

だた、介護技術は練習しないと身につくわけありませんよね?


何の練習もせずにプロの技術が身につくんですか?



多職種の方を見てみると、NSもPTもOTもSTも、救急救命士やガイドヘルパーさんだって、みんな練習してますよね?

リサーチして、勉強して、練習して、それでやっとお客さんに技術を提供できる。技術って商品なんです。

その練習をせずにいれば、当然「自分の商品はレベルが低いです」と宣伝しているようなものです。

そして「出来ない」となれば、それはもう仕事放棄です。

くらいに僕は思います。


何も介護技術は全員同じレベルにしろ、というわけでは無くて「自分に出来る事で「どうしたら出来るのか?」を考えて実行することが大事だと思います。


そうしないと、今介護が掲げている「暮らしを支える」「生活の再構築」といった専門性に届きません。

実際に練習して、専門性を磨いて医療やリハビリ職は世間的に認知を得て安定しました。


これからは介護職が伸びる番です。

是非一緒に頑張っていきましょう!!


そんな話でした。

それでは今回も読んで頂きありがとうございます!


次回もまたよろしくお願いします!!

未来を創る介護福祉士 大西

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