3作目のアルバム「Enigmatica」を5/22リリースします
5月22日にochi名義では3作目になるアルバム「Enigmatica(エニグマティカ)」をデジタルリリースします。
今後、自分のメインの作風にしたい音を形に
これまでにSound Sphere、Rise Aboveと2作アルバムを作ってきて、これまでは「作った時点までの自分の音楽をまとめる」という要素が強い作品でしたが、Enigmaticaは「今後、こういう音楽性でやっていきたいと思っているものを形にしよう」というイメージを明確に持った作品です。
2021年からDTMを使った個人作曲を活動のメインにしようと、色々音源を揃えたり技術を覚えて色んなジャンルを作ってみた中で、
オーケストラ楽器を使ったエピックミュージック、これまで自分がやってきたようなバンドサウンド、シンセとサンプルで構成されたEDMあたりが、自分で聴いていても入ってくる音楽、かつ、自分の好みな雰囲気として近未来感、壮大さ、というものを表現しやすいジャンルだなと感じて、
エピック+ロック系のバンドサウンド+EDM、この3つのジャンルを合体させて、自分が好きな雰囲気を表現してみようというのがこの「Enigmatica」です。
テーマはサイバーパンク、ダークファンタジー
エピック+ロック+EDMを掛け合わせて表現したかった雰囲気は「サイバーパンク」と「ダークファンタジー」です。
僕は昔から、映画で言うとマトリックスはボックスセットでDVD持ってるくらい好きだったり、
その元ネタの攻殻機動隊や、FF7のミッドガルのようなサイバーパンク的な世界観が好きで、
さらにベルセルクや進撃の巨人、ドロヘドロみたいなダークファンタジーも同時に好みで、
以前からこの辺の作品が持つ雰囲気のようなものを自分の音楽に取り込めないかなと思っていたりしました。
サイバーパンクの魅力って、やっぱりあの厨二感溢れるSF解釈的なロマンなところもあるんですが、科学技術の進歩に伴って「例えば、人間の意識がデータ化できたら」とか「この世界は仮想現実なんじゃないか」みたいな、技術的なリアリティのある空想が可能なところだと思うんですよね。
一方でダークファンタジーも「手や足斬られたら血が出るし、戦いの中で死ぬのはそりゃ残酷だよね。主人公と仲良くても、人気があるキャラでも命は等しいから死ぬときゃ死ぬよね」という、現実主義的なリアリティが魅力だと思っていて、
どちらも自分にとっては「リアリティのあるフィクション」というところですごくシンパシーのあるジャンルで、ずっと好きな雰囲気というかムードを放つ世界でした。
これまでの自分の音楽でも、未来感とか壮大さのようなものはちょこちょこ入れていたんですが、今回はアルバム作品として、そういったサイバーパンクやダークファンタジー的なコンテンツにも合いそうな色を自分なりに前面に出してみようと考えました。
先に述べたエピック+ロック+EDMとの相性もジャンルの世界観的にはよくて、それこそ菅野よう子さんとか澤野弘之さんとかの作品、FFシリーズのサントラ、あとは最近よく聴いているダブステップやフューチャーベース、特にSeven LionsやILLENUIMのようなメロディアスなダブステップ系のEDMをリファレンスに、アルバム用の曲を作ってみました。
Enigmaticaのコンセプト=「終わりと始まり、そして再起動」
これまでの作品、Sound Sphereだと「それまで自分が作ってきた曲の集合体=ジャンルバラバラ=バラバラな音が1つに=それって様々な人種や環境が1つに纏まってる地球と同じだよね=球体の音世界」だったり、Rise Aboveは「何かを超える」というテーマに沿った5曲、というように作品ごとにコンセプトがあったんですが、
Enigmaticaにもアルバム作品としてのストーリーはもちろんあって、「終わりと始まり、そして再起動」という、なんかもうものすごく物々しいものになってます。
これは「破壊と再生」というような意味なんですが、楽曲から感じる「壮大な争いの物語」のストーリーの世界観を表現していることに加えて、
Sound Sphere、Rise Aboveでやっていた「生楽器差し替え前提の打ち込み」から「DAWで完パケさせる」へ、これまでの自分の音楽の作り方が変わった=古い方法論の終わり、で、でも作る人間というかプラットフォームは変わっていない=再起動、というメタ的な意味を込めています。
収録曲は全7曲で、去年出したシングル「Sprinkle」と「In A Spiral Way」の別バージョンに、Audiostockで出している、試聴回数ぶっちぎりトップの「The beginning of the end」という曲のリメイクバージョン、去年作ったストック曲1曲、今年に入って作った完全新曲3曲という内容になっています。
またリリース後に曲ごとの話は書いていきたいんですが、以前に「Sound SphereとRise Aboveを楽勝で超えたクオリティじゃないと新しいアルバムとして出したくない」と自分で言ったとおり、僕の作品としては過去最高水準の内容で出来た、とても自信の持てるものになってます。
渾身のサイバーパンク+ダークファンタジー+エピックロックEDM作品「Enigmatica」、5月22日に各音楽配信プラットフォームでストリーミング&ダウンロード販売開始です!
※追記:リリースしました!!
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