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わたしの会話論

コミュニケーションってなんでしょう。
営業職に就いて、これまで自分がどれだけ人に興味を持たずに生きてきたかを痛感しております。
緊張や経験不足な部分もあるけれど、いくらやっても「表面上だけになってる」という指摘を受け、相手に興味を持てと100回くらい言われました。

相手に興味を持つってなんなんだろうな。

いろんな先輩や上司の話を聞いて、結局、相手の人間性や性格、考え方を見極めるってことだと思いました。

人間なんて自分を繕って生きてるんだからその人の人間性についてあーだこーだ言うのは正直苦手だし、面倒だし、むしろその人の見せてない部分に思いを馳せて勝手に共感してしまったりしてるわけですが、
この仕事をする以上、そんなことばかりを考えてるわけにはいかないなと、つくづく。

そんな思考癖を無理矢理作りつつ、さあどうやって相手の人間性を見極めようかって話なんですが、結局会話なんだろうなって。

オープン質問とかクローズ質問とか言いますが、私自身、オープン質問をされるのがめちゃくちゃ苦手なんですよ。
「どうですか?」とか「どう思う?」って聞かれても、「......どうってなに?」って、ここでもまた考えすぎて答えられなくなるのです。
ですけど、オープン質問にはいろいろ隠れてるらしいです。
まあたしかにそうですよね。わたしがオープン質問苦手っていうのにも、自分のことあんまり知られたくないとか聞かれたくないっていう本音が隠れてますし。なんて答えたらいいんだろうっていう、人の目を気にする性格も出てるし。
もちろん「こう思う!」ってはっきり言ってくれたらこちらはそれを素直に受け止めるだけだけど、それだけじゃなくて、この発言には何が隠れてるんだろうって想像を広げることが相手に興味を持つってことなのかなと。
例えば、「料理が好き」の一言でも、食べるのが好きなのか、作るのが好きなのか、味付けにこだわりがあるのか。楽しいから好きなのか、集中できるから好きなのか、ストレス解消の一環なのか。いろいろあるよねってことです。
会話の中の用言から用言を導く、繋げる、広げる。
それが深掘りで、相手に興味を持つってことになるんじゃないかなと!
これができれば、人に興味がない自分でも、仕事上で相手に興味を持つことができるんじゃないかなと思います。

あとあと、多分人間って、真剣に相手のことを考えてる時って笑顔じゃないと思うんですよ。
わたしはいつ頃からか笑って世界を誤魔化してしまうクセが付いてて、笑ってれば丸く収まるでしょ?みたいな感覚でした。
でも、相手のことをちゃんと知ろうとするときって笑って誤魔化してる時間なんかないんですよね。考えて分析してるから。上司もそういうところあるし、そういうもんなんだろう。
無理に笑わない。笑って逃げない。

グイグイ行くの苦手だけど、どう思われるんだろう、嫌がられるんじゃないかって思っちゃうけど、
不安がある人や、話したいことがある人にとっては、ちょっとグイグイこられる方が気持ち的に話しやすいのかなって。
結局みんなこっちのことはあんまり考えてなくて、自分のことしか考えてなくて、こんなこと話しても良いのかなって思ってて。
そういう人に対して自分ができることは、「私はあなたの考えや価値観を知りたいんですよ!」って気持ちを伝えつつ、全肯定で受け入れるってことだと思います。
(営業なので少しは考えを覆すスキルも必要かもしれないけど、まあそれは追々。)

社会人になって半年。
そろそろ自分で実感できるくらいの成長がほしい今日この頃。

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