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『スパイスの歴史』

SPICES : A GLOBAL HISTORY
フレッド・ツァラ(Fred Czarra)著 竹田 円 訳

一時期、チャイを飲んでいた。シナモン、クローブ、カルダモンをメインに、ジンジャー、ブラックペッパーを足して飲んでいた。
なぜ香辛料はこれほど魅力があり、惹きつけられるのだろう。
若い頃の食事は出されたものをそのまま食べていたが、歳をとってからは薬味や香辛料を使って食べる様になってきた。これも、香辛料の魅力に引き寄せられているのだろう。

「スパイスは肉の保存のためにある。と言った誤解は現在では複数の理由から否定されている。」なのだそうだ。
特に中世のコショウはいまだにその様な使い方をしていたと思っていた。

スパイスを求めて何年もかけて大海原に向かっていく勇気は賞賛に値する。
これらの先人のおかげで世界のネットワークが出来たわけなのだから。
しかし、現地での傍若無人の振る舞いには首を傾げてしまう。

現代では海外の国に出かけるのは容易いことだが、それでも数カ国しか行った事がない。交通機関もナビゲーションも無い時代に地球規模のネットワークを築き貿易をしていたのは素晴らしい事だったんですね。

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