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褒めと自信の関係

みなさんは人に良く褒められますか?
褒められた時、どんな感情を抱きますか?

嬉しかったり、うそつけーと思ったり、他人からはそう見えてるのかーと思ったり。
一概に良い気持ちとは言えないかも知れませんね。

褒めることが好き

私が褒めたことにより、褒められた相手が、自分の長所に気付けるから。
その人のためになると思うから。

そして、私自身も褒められるのが好きだから。
ちょっとおだてられただけで、木に登る。
とってもハッピーな気分になって、ルンルンしながら家路に着く。

だから、自分が褒めることで相手もこうなってくれたらいいなと思って、少し恥ずかしくても「いいね」っていう。

そ、そんなあ~

褒められるのって、嬉しいよね。
学校の先生に褒められるのもそう。

私は小中高と、褒められるために生きてきたようなもんだと思う。
自分で言うのもなんだけど、先生と仲が良く、児童会とか、部長とかやる。
優等生タイプだった。よね。

だけど、これが大学生になって、ゼミに入って、
ガラリと変わった。

これまで、「こうあるべき」「ルールがこうなんだから」
という考えに縛られて生きてきて、それになーんの疑問も持っていなかったのが、探究とか、こだわり主観を大切にとか。
これまでの私だったら個人の我儘だと思っていたものが大学では必要とされていた。

ここには苦労した。
きっと私は、自分の気持ちや違和感を押し殺して生きていくのに慣れすぎてた。
普通とか当たり前とかっていう固定概念を周りより強く持っていて、かったい頭だった。

当時は先生の言う通りにどんどん動いて(好奇心旺盛だから行動力だけはある)褒められて、よーし。これが正解だ。
あれが褒められたってことは、これをしたらまた褒められるだろう。
と思いながら。
私にとっては凄く生きやすかった。
というより、生きやすいように自分を騙していたのかも。

だけど大学に入って、これじゃだめだと知った。
褒めてくれる先生を失った私は、主体的に動けない。
それまで、正義だと信じていたものが崩された。
そして、私を褒めてくれていた、好きだった先生達のことを少し恨んだ。

話が違うじゃん!!

って。

アパレルのお褒め

バイトで接客をしているときにも、褒めるという行為についてよく考えていた。

私がアルバイトをしていたお店は、接客を重要視しているところで、
その中でも特にスタッフの力で売り上げをとっている店舗だった。

どっちにしようかなーと、迷っている様子のお客さんにお声がけ。
お客さんはその中から、私が褒めた方に決める。
勿論全力で、こっちがお似合いでしたと言ってるけど、私が意地悪で反対の方を言っても、お客さんは私の言う通りの方を買うと思う。
自分は真摯に対応していたと胸を張って言えるけど、その言葉を技として使っているスタッフは多くいると思う。特に歴が長くなればなるほど。
それは本当にお客様のためなのかな?

利益のためだったり。
お客さんの心をコントロールするためだったり。
褒める行為には、残酷な面もあるんだと思った。

褒める・褒められる怖さ

褒められるというのは、誰かの評価軸で自分が評価されているということ。
それ自体は嬉しいことだけど、誰かの軸に依存してしまうのは危険なことだと思う。
依存してしまうと、褒められた側は褒めてくれた人の期待に応えるようになってしまう。
私がそうだったように。
そうなると、自分で自分を満たしてあげられなくなる。
褒められないと不安に感じてしまう。
褒めるられることが自信に繋がることはよくあると思うけど、自分の根拠のない自信が、自分を守ってくれる時もあると思う。

だから、褒められた時ほど、自分がやりたいことができているか、周りの目の為に動いていないか、問い直すことが大切だと思う。

だから私は、褒めるとき、褒められた相手が自分の期待に応えるようになっていないか、少しだけ気を配る。
だって私は、その人の人生に責任を持てないから。
価値観の押し付けにならないように。

褒められは副産物

でも今はまだ私の力が足りないから、100%その人のためになるお褒めはできていないと思う。
でも、褒めたいの。(笑)

だから、私に褒められた人は、私個人の意見として受け取ってほしい。
たまたま私のツボにハマっただけ。
大衆からうけるとか、これが正解だって決めないでほしい。
私はそこに凄く苦労したから。

私が褒めたい相手が、同じように悩んでしまわないように。

自分の根拠のない自信と、自分自身の評価基準を大切にしてね。

私は今は、自分がこうしたいと思うことを貫いて、行動して、そこで褒めてもらえたら、ラッキーくらいに思えるようになった。
しかも、こっちの方が嬉しい。
元々、褒められようと動いていたわけじゃないのに褒められるから、
サプライズ!って感じで。
(実際に、私のnoteを読む為にアプリを入れてくれた友人が3人。
こういう予期せぬ褒めは、ほんっとに大きなモチベーションに変わる。ありがとうスキ。)
そして、この人には刺さるけど、この人は興味ないのか~って。
そうやって考えてる。
なんだかこれって、誰かと遊ぶ時のお洋服を選ぶようで楽しいんだよ。

ほめほめ言いすぎてホメオーシスが変移して、ホメオティック遺伝子が体を支配してしまいましたね。

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