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日本酒地図を作ろう!!㉑-2 〜埼玉の巻②〜

皆さん、こんにちは。米好き酒好きTKDです。

最近、新しい酒屋さんを見つけたんです。京浜東北線南浦和駅にほど近い、こみや酒店さんです。家族でくら寿司にご飯を食べに行く道すがら、不意に目に入った真新しい店舗。

目的地はあくまでもくら寿司だったので、後ろ髪を引かれる思いでお店の前を通り過ぎたのですが、どうしても気になった私はくら寿司に空き席が出るまでの間の時間を使って引き返し、そおっと覗いてみたんです。

そしたら、半端じゃない品揃えΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
ビール、日本酒、ワイン、etc…数々の銘柄が並んでおりました(、、、って、冷静に考えれば酒屋さんだから当たり前か)。中でも日本酒の品揃えの豊富さには目を見張るものがあります。地元埼玉県産の銘柄をふんだんに並べてくれているのはもちろんなのですが、北海道・山形・三重・佐賀・山口など、多くの地域の日本酒が目白押し。さらに、店内には立ち飲みのバースペースまで併設されているではありませんか、、、どうして車で来ちゃったんだろう.°(д。)°.

家の近所に「日本酒を置いているスーパー」はたくさんあるのですが、興味をそそられる銘柄に出会えることは非常に稀だったので、ようやく本格的な酒屋さんに巡り合うことができて、本当に嬉しい限りです。来年また日本酒企画をやるなら、今度は「1つの酒屋さんの銘柄飲み尽くしもアリだなぁ」とか思っているのですが、東京駅グランスタのはせがわ酒店さんでなければ、こちらのこみや酒店さんにお世話になりたいです。

さて、そんな愛すべき名店からの記念すべきファーストチョイスは、やっぱりホームタウンの埼玉より。秩父のお酒「長瀞蔵」です。

黒にオレンジの配色ってオシャレですね。

地名でもある長瀞。その「瀞」の字が、長瀞蔵の味そのものを表しているかのようでした。「瀞」というのは、川の流れの中で「深くて水の流れが穏やかなところ」のことなのだそうですが、長瀞蔵には深みを感じさせるふっくらとした甘さがありました。また「とろ」と言う音の響きそのままに、とろみのある、どこか艶っぽくてふくよかな旨味。そんな優しさ溢れる味わいが口いっぱいに広がるころには、目尻が下がって口角が上がって、とても締まりのない表情になっていました、私。「名は体を表す」とはよく言ったものですね。

そんな極上の味を、妻は極上のオカズで迎えてくれました。

鯖の味噌煮、きんぴらごぼう、カボチャの煮付け、豚・ナス・パプリカのビシバシ炒め

あー、サバ味噌とのコンビネーション抜群だったぁ(=´∀`)人(´∀`=)
でも、きんぴらごぼうやかぼちゃの煮付けとの相性も決して引けを取りません。多分、「甘さ」を中心としておかずを考えると、「美味く」組み合わさるのではないでしょうか?「甘辛い」とか「甘じょっぱい」とか「甘酸っぱい」とかそういうタイプのツマミです。

そう言うオカズと長瀞蔵は、「しっかりお互いの良さを認め合いながらより良い味わいを引き出し合う」みたいな、大人の関係を結んでくれました。パートナーが変わっても即座に相手の特徴やクセを見抜いて、自分の踊りを自由自在に変化させられるような踊り子がいたとしたら、男は酔いしれることができるのでしょうね。

「日本酒地図を作ろう!!」は、いよいよ佳境です。でも、「訪れた」ことのある土地の銘柄について、もう一度書くことができるほど旅慣れてきました。もしよろしければ、同じく秩父の銘酒「秩父錦」と出会った時のこともお読みくだされば嬉しいです。


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