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「古今和歌集」でAIアート④(素性法師)

見渡せば 柳桜を こきまぜて 都ぞ春の錦なりける

京の京都を見渡すと、柳の若葉と桜の花をこき混ぜる(意:しごき落として、ちらし混ぜる)ようにして、そこは春の錦だった。
(引用:『100分de名著 古今和歌集』渡部泰明著 NHK出版)

4作目にして、グッと東洋風の画風になりました😍特別な指示をしたつもりもないのに、不思議ですねぇ。

読み手である素性法師が「見渡した時の京の都」がどのように映ったのかが歌のテーマなので、絵の風景は広い京都の一部を切り取ったものでしょうか。

それにしても、絵が全体的に活力に満ちているように感じます。

桜の花と柳の葉が、まるで切磋琢磨でもしているかのように重なっている様子などは、『100分de名著  古今和歌集』の中で筆者の渡部先生が解説されている様子に近いですし、個人的には木の根の力で持ち上がった地面の凸凹がまるで筋肉のようで、生命力に溢れているような趣です。

そこで何やら会話をしながら、自分たちが住まう京都の美しさに浸る女性たちも、風景と調和してると思います。

さらに驚くのが、生成AIに「絹織物」と指示したことが、ちゃんと絵に表れていることです。もしかしたら単なる筋雲かもしれませんが、縦に入った直線から、横に伸びる何本かの筋が、織物の風情を思わせるんですよね。

こんな豪華で繊細な織物が、献上物とされていた時代に、思いを馳せてみました。

この絵は、以下のキーワードを生成AIに指示して描いてもらいました。

絹織物=silk fabric
刺繍=embroidery
織り込む=weaving
桜の花=cherry blossoms
柳の葉=willow leaves
日本の貴族=Japanese nobility
お辞儀=bowing
贈り物=gifts
日本の皇帝=Japanese emperor
神=god
明るい日差し=bright sunshine
都=capital
御所=imperial palace
誇り=pride
微笑=smile
憧れ=admiration
恍惚=ecstasy
10世紀初めの京都=early 10th century, location at Kyoto


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