現地で観たクルセイダーズの復活劇!クルセイダーズ×チーフス、スーパーラグビーR6
ラグビーリパブリックで掲載して頂いたクルセイダーズの
今季初勝利の記事(以下のリンク)では、
第5節の時点でまだ未勝利と大ピンチのクルセイダーズが
昨年の決勝で対戦したチーフスとの対戦のレビューを
現地で観た様子なども含めて書いた記事になります。
苦境のクルセイダーズには、これまでにドラマが多く
上記の記事では、書ききれなかった事もあるので
この投稿で少し足していく感じで書いて行こいうと思う。
以下は、試合前に書いたプレビュー投稿👇
メンバー紹介、試合を見るにあたってのポイント、
スコアー予想などを書いていました。
私の予想は、外れました💦
想像以上にクルセイダーズのパフォーマンスが良く
ケガ人で主力を沢山欠いていたにもかかわらず
前週までの出来を見ていると
良くここまでチームが変われたなとびっくりしています。
本来のクルセイダーズらしさが戻ってきたと言えるか。
◆3つ挙げていたポイントはどうだったか
①司令塔(10番)対決(ゲームメイクに注目)
・クルセイダーズの10番ライリー・ホヘパ
3試合連続で先発を任されていたホヘパ
強いタックルを武器に良いディフェンスをしているが、
アタック面では、このレベルでどうかなって印象だったが
この試合では、それが良くなっていたか。
・チーフスの10番ジョッシュ・ジェイコム
フルタイムコントラクトでないにも関わらず
キャップホルダーのジョッシュ・イオアネを差し置いて
先発に抜擢されている事から期待されている証拠か。
特に前半は、積極的なランプレーを何度も見せて、
危険なランナーと印象付けるくらい良かった。
実際にチームを勢いづけていた。
経験が浅いものの、状況判断も良いものを持っており、
相手の状況を見て左サイドから右サイドに方向転換して
攻撃の向きを変えてチャンスを作り③ダイアーのトライに結びつけている。
キッキングゲームは、時より単調になり
相手にボールを渡しているだけになったり・・・
その辺が、今後の課題と言えるか。
ランプレーは良いものを持っているし、
パスも申し分なく、サポートプレーも良いし
今後が楽しみな選手になりそう。
②クルセイダーズのラインアウト
第5節のブルーズ戦は、とにかく酷かった。
スコット・バレットをケガで欠いていて
経験のあるロックのクイントン・ストレンジ頼みだったが
試合直前に欠場となった事が大きかったが
それでも、ブルーズ戦のラインアウトは酷かった。
チーフス戦は、ストレンジが戻ってきたのが大きく
尚且つ、シンプルにしたのが、改善した要因だったかと。
それでも、前半はあまり良くなかったので、
ペナルティーを得てもタッチに蹴らずに
クイックタップで速攻をかけていたのが功を奏して
逆にチームを勢いづかせたのかなと思ってる。
ラインアウト自体も、途中で徐々に修正できたのも大きかったか。
③クルセイダーズの13番アウムア
5節目までは、アウムア居るの?って言うくらい
存在感が薄かった印象だった。
一試合に数回しかボールを触ってないくらいだし
本人も、チームも迷いがあったのかなと。
アウムアのパワーだと、単純にボールを回して
シンプルに突破させるだけでも、簡単に止める事は難しいので
もっとボールを渡して、自由に走らせても良いかなと思っていた。
チーフス戦は、積極的にアウムアにボールを渡していた事で
ゲインラインを超えることが出来、得点を重ねる要因となっただろう。
11番ジョニー・マックニコルの一つ目のトライの時は
アウムアがディフェンスを3人くらい引きずって’
前に出たからトライが取れたと言える。
その他でも何度も良い突破をして前に出ていた。
アウムアも自信がついただろうし、
もっとアウムアの突破役でボールを渡していく事になるか。
この3つのポイントの司令塔対決は五分くらいとしても
後の二つは、クルセイダーズがこれまでより
だいぶん良くなったことから、チーフスを苦しめる事が出来たか。
上記の3点以外で言うとディフェンス、ブレイクダウンが
本来のクルセイダーズの泥臭さが復活した感があり
この事が勝利の最大の要因だったと言えるだろう。
11番ジョニー・マックニコル(ウエールズ10キャップ)の二つ目のトライ(インターセプト)で試合を決めたと言って良い。
8年ぶりに古巣に復帰で、キックチェイスを含めて良い仕事をしていた。
マッケンジーの不在は影響があったか?
・実際にマッケンジーの不在は影響したのか?
もちろん影響はあった事は否めない。代役のジェイコムとでは
経験が違い過ぎる。でもジェイコムもなかなか良かった。
上記ですでに書いているように、ジェイコブのキッキングゲームは
マッケンジーと比べるとまだまだなのも否めない。
ただ、上記で書いている記事は、マッケンジーの大ファンである元オールブラックスの方が話しているので、ちょっと偏りがあるかなと思っている。
試合前に書いたプレビューの始めの方に触れた事で
「逆にマッケンジー不在だから負けた事が一番の要因になるのであれば、
今季のチーフスの優勝も厳しいと言う事になると思う。」と書いた。
マッケンジーがずっと試合に出れると言う保証もないし、彼がひとり抜けた事で、チームの戦力にかなりのダメージが起きるようでは、今年も優勝は厳しいとみている。
・マッケンジーの不在より〇〇の不在が大きかった!?
仮にマッケンジーがいたとしても、この試合のクルセイダーズの出来を見ていると、FWにタフさが戻り有利に進めたので勝敗は同じだったと思う。
もう一人の休養選手のFLフィナウの不在が、FW戦に影響し、試合結果に表れたかなと個人的に思っている。
クルセイダーズの方がブレイクダウンを含めて接点で勝っていた。
フィナウのボールキャリーで前に出る力、ブレイクダウンでの激しさは
昨年サプライズでオールブラックスに選ばれただけあり本物と言えるか。
今年のオールブラックスの背番号⑥フィナウが見れるかもしれない。
クルセイダーズの逆襲がこれから始まる!
・ケガ人が続々と戻ってくる
ラグビーリパブリックで書いた記事にもケガ人について触れているが
今週末のバイ・ウィーク(試合がない週)明けのオーストラリア遠征でFLブラッカッダー、SOファーガス・バーク、FL/No8クリスチャン・リオ・ウィリーが復帰予定。
その後にキャプテンのLOスコット・バレット、PRウイリアムズ、HOテイラー(休養)、LOザックギャラガーなどが復帰してくる。
チーフス戦の勝利で自信を取り戻して、クルセイダーズの逆種が始まるか。ワクワクする今年のスーパーラグビーから目が離せない!
チーフスに勝利した3月29日は、イースターホリデーの初日グッドフライデーだったが、強いクルセイダーズの復活でファンに笑顔が戻り、まさに、グッドフライデーだった。
クルセイダーズのファンではないけど(どちらかと言うとチーフス)クルセイダーズの今季初勝利の試合を現地で楽しみました。
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