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マッケンジー、マッケンジー!チーフスが激戦を制して独走体制へ!?

スーパーラグビー・パシフィック R10 レビュー投稿
チーフス×クルセイダーズ @ハミルトン
※トップの写真は2021SRアオテアロア決勝(筆者撮影)

テストマッチ並みの激しいフィジカルバトル、華麗なBKのプレーが随所に見られた凄い試合だった。

試合前のプレビュー投稿は以下のリンク👇

上記の投稿でも書いた、私の勝敗&スコアー予想は
チーフス10点差で勝利! ズバリ的中でした
👏

激戦を振り返りたいと思います。

以下のリンクが、ラグビーリパブリックに寄稿して掲載していただいた記事です。👇写真が上記のTwitterと同じですね。
良い写真ですから、多くのところで使われているかもしれません。

上記の記事である程度の事を書いてあるので、ここでは、他で気づいたことをメインで書いていこうと思います。

◆前半、手堅く攻めたクルセイダーズ、優勢も判定に泣く・・・

ラグビーリパブリックの記事でも書いていますが、前半は、クルセイダーズが優勢だったにもかかわらず、12-7でチーフスリード。

内容は、クルセイダーズ優勢だった。マッケンジーにプレッシャーをかけてそれが前半は、上手く行っていた。最初のトライもサイズのないマッケンジーをターゲットにして、パワーのある⑪ L・ファインガアヌクの突破が成功。その後③T・ウイリアムズのトライにつながった。

その後も優勢だったけど、、、
2度もTMOに持ち込まれ、いずれもノックオン。判定に泣かされたのもあるが、モウンガのPGの精度が珍しく良くなかったのもあるか。
今年は、ゴールキック調子が良い印象だっただけに、、、

その他のクルセイダーズの印象は、特に前半ピック&ゴーで手堅く前に出る事を意識していたと思う。
それが上手く行って、地域(これはハイボールの作戦が割と上手く行っていた?)、ボール支配率が6割以上だった気する。それでもリードされていたのが、痛かった。

本来CTBのD・マックロードを14番に入れてきたのは、サイズがありハイボールに強いことからWTBに起用したと言っていたが、キックオフでマックロードを競らせに行っていた
その他でもハイボールでマックロードを競らせていたと思う。これも上手く行っていたが、後半頭から肩の怪我で退場していて、ハイボールの作戦が使えなくなった。

◆後半; 見ごたえのあるシーソーゲーム、マッケンジー・マジック

後半、シーソーゲームになって非常に面白い試合を見せてもらった。

チーフスがモールを止めきれず崩したとされたペナルティートライを取られたシーンは、クルセイダーズのNo8カレン・グレースがジェイコブソンを倒して崩れたように見えた。 
これも、プレッシャーでジェイコブソンが・・・という解釈になるのか分かりませんが・・・

クルセイダーズの⑮F・バークのトライは、BKの見事な展開だった。
最後、タックルされながらかろうじての⑬エノーのオフロードは、フォワードパスだったような気もするが(ナラワに当たって分かりずらくなった)
でも、素晴らしい展開だったし、前半の2度のアンラッキーの判定があったから”おあいこ”という事になるか。

GKを狙うマッケンジー2021年SRアオテアロア決勝クライストチャーチにて筆者撮影

とにかく、マッケンジー、マッケンジーの後半だった。
(苦戦していた前半もPGをしっかり決めていた)

最初のトライも、余ってない状態で仕掛けて3人のディフェンスを巻き込んでからの、⑮スティーヴンソンへの見事なオフロード。
そして、ラグビーリパブリックの記事でも書いたが、この速い展開についていってトライを挙げる④レタリックの凄さ。
思わず大声出してしまったくらい、見事なトライだった👏

そして、逆転となったスティーヴンソンのトライ
これは、モウンガが中途半端な感じのキックをして
そこから、チーフスが中央付近でラックを作り
この時点でFBに入っていた(ガットランがSOに入ってた)
マッケンジーがセカンドレシーバーでボールと貰って
ディフェンスラインのギャップを見逃さず、
一気に加速して裏に出てからの、スティーヴンソンへのパス。


そしてスティーヴンソンの決定力の凄さ
マッケンジー→スティーヴンソンの黄金コンビを後半で2度も見られた。
スティーヴンソンのトライも思わず大きな声を出してしまったくらい
興奮した見事なトライだった。

◆印象に残った選手(注目選手)◆

チーフス:
⑮スティーヴンソン、⑭ナラワ、⑪ナナイセトゥロ
バックスリーはバランスが取れている。
後半はマッケンジーが15に入ってさらに加速する感じ。

両CTB のポイヒピ、ロナのCTBコンビは、レギュラーではないのに、ここまでの活躍ぶりは凄い。
今週は、アントン・レイナートブラウン(先発)、ナンキヴェル(ベンチ)とレギュラーが戻ってくる。
しかし、今の勢いから行くと変えたくないので、簡単には奪い返せないかも知れない。

FW陣も激しいバトル戦で良いパフォーマンスをしていた。
素晴らしかった👏
特に後半ギアを上げてBKに良いボールを供給していた。

最後に、とどめのトライをしたHO タイロン・トンプソンのボールキャリーで活躍する姿が見れた。数年前から筆者の推しの選手で2022年のチーム分析の注目新人選手で紹介しています。※以下のリンク👇

クルセイダーズ:
タマティ・ウイリアムズ
彼の成長ぶりは目を見張るものがある。サイズは140K超だが、サイズの割には、ボールキャリーでそこまで効果的なプレーはしていない印象だった。
しかし、今年は、けが人が多く出場機会に恵まれ、試合を重ねていくうちにボールキャリーが良くなっている。
※レタリックをおもい切り吹っ飛ばした。

成長著しいタマティ・ウイリアムズ 2022年クライストチャーチで筆者撮影

仕事量も増えて、モバイルになったので代表入り(PR陣に怪我人が多いので)もあるかも知れない。(W杯では、入らなかったとしても来年には必ずあるとみてる)
昨年は1番、今年は3番と両方とも組めるのもポイントが高い!

復帰してい良いパフォーマンスをしているグッドヒュー2022年クライストチャーチにて筆者撮影

おまけとして
CTB: J・グッドヒュー

モアナ・パシフィカ戦で復帰したものの直ぐに脳震盪で退場。
しかし、チーフス戦で途中出場で復帰。
派手さはなかったが、力強いランでオフロードも何度か綺麗に決めて
安定感のあるパフォーマンスだったように思う。
更にゲームを重ねていって怪我無く終えれると
オールブラックス復帰もありえるか??

敗れたクルセイダーズだが、この試合では最初からスイッチが入っていて、FWもしぶとくなった気がする。
しかし後半パスミスなどあり、まだまだ完成されてないか。
でも確実に上向いてきている。
今後が楽しみだ。チーフス×クルセイダーズの決勝での再戦もあるかも知れない??

今年のチーフスはディフェンスが良いので崩れない。タックルカウントもクルセ90くらい、チーフス180くらいだったとか。成功率も高くこれが今季の強さを支えている。今後も楽しみだ。

スコア & ハイライト動画

Chiefs 34
(Brodie Retallick, Shaun Stevenson, Tyrone Thompson tries; Damian McKenzie 2 con, 5 pen)
Crusaders 24
(Tamaiti Williams, Fergus Burke tries; Penalty try; Richie Mo'unga 2 con, pen).
HT: 12-7

R10のその他の試合の結果

https://twitter.com/SuperRugby/status/1652417722951819265



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