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しっかり準備してきた日本代表がオールブラックスを追い詰めた!

国立競技場65,000超の大観衆で大いに盛り上がったこの試合
レビューを書く前に・・・

日本代表 v オールブラックスの試合の【大会プログラム】オールブラックスのページの文章を担当させていただきました。
それなので、この試合は余計に注目をしていました。

非常にエンターテイメントの試合となりました。
TVの前でも興奮したので、スタジアムで観戦した人は大興奮でしょうか。
あと一歩で歴史的勝利。
ニュージーランド(以下、NZ)側からだと歴史的敗戦となるところだった。

日本側からの記事は多いですがNZ側からの見方の記事は多くないと思います。私はNZ在住なのでNZのチームの事を専門で書いております。
上記のリンクは、寄稿させていただいた記事です。
内容は、
▶️ニュージーランド国内の日本代表の評価
▶️両チームの準備はどうだったか
▶️ABsの冷や汗勝利を見たNZのラグビーファンの声
等になります。試合の事も少し触れて私の感想も書いております。

ここからは、記事内と少しダブる事も出てきますが、書ききれなかったことを語っていきます。

記事内でも触れましたが、日本代表がオールブラックスに迫ったことで、日本代表を称賛する声が多かった。しっかり準備されていたのが、感心したのが正直な感想です。NZ国内では予想を超える日本代表のパフォーマンスにびっくりしていた様子がうかがえました。

※下記のリンクは試合前のプレビュー投稿

上記の投稿の「オールブラックスに付け入る隙」で書いた
「⑫中村、⑬ライリーのCTBコンビが目立てば面白い試合になりそう」

と書いたように、CTBコンビが素晴らしかったので良い試合になりなした。

ライリーのオフロードパスは圧巻でした。彼はディフェンスの状況判断も素晴らしく、オールブラックスのBKに効果的な攻撃をさせなかった。

この二人が経験の浅いオールブラックスのCTBコンビ、RTS(ロジャー・トゥイヴァサシェック)、エノーの二人を上回りました。

ブレイクダウンでもオールブラックスの3列陣より良かった印象。
リーチ、姫野が凄かった。リーチは、34歳でもあれだけ動けるのは凄い。

記事内でも触れたように、オールブラックスは、準備不足だったのは否めない。5週間実戦ががあいているだけでなく、チームで集まった期間が少なすぎ。心配になるくらいだったが、それが当たったと言えるかも知れない。

レタリックのレッドカードが出ていなければ、逆転されそうな雰囲気にはならなかったと思っているが、レッドカードが出た後は、日本代表の勢いから、まさかの展開になるのかなと思うくらいだった。

オールブラックスのパフォーマンスの事で色々書きたいことはあるが、記事で触れたように、ブレディスローカップとザ・ラグビーチャンピオンシップをキープして安堵感があった気がする。

NZ側からの言葉だと、負けなくてよかった。ラッキーだったと言う事になる。実際にそういう言葉も出たくらい。

いくらベストメンバーでなかったとしても、十分良いメンバーだと思う。
オールブラックスが調整不足だったとしても、あそこまで追い詰めることが出来るのはすごい事だと思う。

攻撃もオールブラックスより多彩で、工夫してやっている印象だった。
FWもフィジカルで引けを取らなかった(個人で抜かれることは数回あったが、ここが今後の課題か)のが、あそこまで接戦に持ち込めた要因か。
着実に力をつけてきている事を証明した。

次回の対戦は、ベストに近いメンバーで戦って欲しい。

面白い試合を見せてもらいました。


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