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今週の6番はパパリィイ! オールブラックス v アイルランド テスト②プレビュー

ステインラガーシリーズ2022-アイルランドと3テストマッチの第2戦目

第1戦目は、オールブラックス(ABs)が昨年末の敗戦のリベンジを果たした。
2戦目は、場所をダニーデンに移動してさらに白熱した試合が予想される。
※トップの写真は2012年の試合でA.スミス、レタリック、ホワイトロック、アイルランドではセクストンも映っている。Eden Parkで筆者撮影

1戦目は、点差はついたものの、ある意味ラッキーな面、アイルランドの司令塔のセクストンが脳震盪で途中退場もあり、どちらが強いかの判断は、微妙な感じがするのは否めない。アイルランドの逆襲があると思われる2戦目のプレビュー。

オールブラックスのメンバー

筆者の予想は、以下のTwitterで予想したように、基本は1戦目の選手を使って怪我人などを変更すると書いたように、1戦目と同じようなメンバー構成になった。

ホワイトロックが脳震盪で今週は欠場ヴァアイはコロナ感染で欠場となり、ロック不足となったので先週6番で良いパフォーマンスをしたS.バレットが本職のロックへ戻る形となりレタリックとコンビを組む。

注目の6番は、パパリィイが入ることになった。今季も絶好調でここ数年の本職は7番となっているが、数年前まではブルーズで6番をやっていた記憶があるし、さほど心配はいらないか。(個人的にパパリィイ7番にして欲しい)
近年は、⑥⑦番のポジションのスペシャリストを昔ほど重要視していない傾向になっているともいえるので時代の流れとも言えるかも知れない。

・今週も新人二人のデビューになる選手がメンバー入り。

共にベンチスタートだが17番A.ロスは、ここ数年チーフスでスクラムを中心に活躍している選手で楽しみだ。

もう一人は、ハイランダーズでA.スミスの下で近年めっきり力をつけてきた21番F.ファカタヴァが、ホームのダニーデンでデビューとなりそうでこちらも非常に楽しみだ。早いテンポのボール出しの仕事をしっかりこなせるかをまずは見極めたい。そして、彼の持ち味を十分に発揮してアイルランドのディフェンスを混乱させてほしい。
ブレイクダんでは、FW顔負けのジャッカルもするのでディフェンス面でも注目していきたい。

筆者が迷った23番は、ハヴィリ、ジョーダンのどちらかになるだろうとみていて、先週モウンガがベンチから10番に入った時にB.バレットが15番に入った事により 15番 J.バレットが後半途中から12番の位置に上がったので、今週も同じようにするとみてジョーダンをベンチ入りと予想していた通りになった。

脳震盪で退場したセクストンがメンバー入り

気になるのは、先週セクストンが脳震盪で退場となりHIAが不合格となりピッチに戻ることを許されなかったにもかかわらず、今週の試合に出れるということ。一方のABsのホワイトロックは、試合中でなく試合後に脳震盪の症状が出てドクターの診断の結果だと思われるが今週の試合は欠場。

これについては、ニュージーランドでも結構ザワツイテいました。
最近さらに厳密な規定が出来たばかりだっただけに余計にか。

でも、アイルランドはセクストンが居るか居ないかで影響が大きすぎるので、欠場となれば先週のような点差がかなりつく試合になりかねないので、出てもらった方が試合が面白くなると思うが、脳震盪の影響は心配である。

試合の展望と勝敗予想!

既にレビューなどでも書いたように、1戦目は微妙な判定や、アイルランドのセクストンが前半の途中で退場といろんな意味でアイルランドにツキがなかったとも言えなくもなく、2戦目でどちらが強いかはっきりさせる事になると思われ、非常に激しい試合となることは間違いないか。

1戦目であれだけ攻めながらもトライを重ねれなかったアイルランドの悔しさが半端ないだろうから、相当な意気込みで来ることは間違いないか。

先週はセクストンが退場後にかなり点差が開いたので、セクストンの状態がカギを握るが、怪我などなくフルに近く出場できれば試合がもつれるかも知れない。

しかし、アイルランドはセクストン頼みが大きすぎて、彼が封じ込められると何もできない気がする。そのためにもFWが昨年末のように有利にならないと勝ち目はないか。先週はセットピース(スクラム、ラインアウト)でABsがかなり優勢だったのでそこを修正できない1戦目の点差になりかねないか。

一方のABsは、セットピースでまずは優勢になれば、勝利することは高いと思われる。攻撃は先週のようにある程度うまくいくと思うので、あとはディフェンス面の特にブレイクダウンでアイルランドのボールのリサイクルをもう少し遅らせないと、勢いのあるFWに今回はゴールラインを割られる可能性が今週は出てくるかもしれない。

先週のようにしつこいディフェンスを何度もできるとは限らないので、まずはスローダウンさせたいところ。

ABsは、6番パパリイを入れてスピードアップするだろうから、早い展開がさらにできる可能性もありうまく機能すればトライを量産できるだろう。
そのパパリィイのボールを持ったプレイでも期待したいが、スピードがある選手でトライを取れるので、S.バレットとは違ったタイプでこれも見ごたえがありそう。パパリィイ6番起用がうまくいくとヘッドコーチのうれしい悩みが増えることになるか。

アイルランドの巻き返しあるとみているが、ABsの有利は変わらないとみてるがある程度の接戦になり、7点差でABsの勝利と予想!
パパリィイ6番が効いてくると15点差以上での勝利もあり得るか。

冬で天候が悪いが、ドームのダニーデンのスタジアムで高速ラグビーが期待でき、ワクワクした試合が見られることは間違いないか。楽しみだ!

今週のHakaは、勝負を決めに行くので[Kapa o Pango]かな?
動画は2020年ワラビーズ戦、Eden Parkで筆者撮影

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