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春の便りを届けてくれよ


RUN REMIXから2年の間をあけて、5月にリリースするtofubeatsのアルバムから、中村佳穂をフューチャーした曲を。
心地いいビートと中村佳穂の踊るような歌声は春にダンスしたくなるような1曲ですね。
なんだっけこのビートの刻み方…2ステップ…?じゃなくて…懐かしいこの感じの…思い出せない。
ご存知の方いたら教えてください。





🌸





もう随分あったかくなって、花粉もブンブン飛んでいるそうですね。私は花粉症ではないのでわかりませんが…
毎日ポカポカ陽気で嬉しいけど、ポカポカ陽気が暑苦しすぎて日陰も恋しくなるような、そんな不思議な季節です。

実はこの前花瓶を買ったんだけど、まだ生けるお花を探しに行けてないんだよね。
ただ花粉がポロポロ落ちたりするのは手間だから、なにかいい花はないかな〜
チューリップとか、梅の花とか、本当ならミモザとか飾ってみたい。
以前友達からいただいたドライフラワーを剪定して買ったもう一つの花瓶に入れてみた。
かわいい。

グラデーションの花瓶で背が低いので、ふわっと広がるように入れてみた。
ちなみに左奥に見えるのが、まだ水も入ってない花瓶。
この花瓶に似合う花を早く探しに行きたいな。





💐





そういえば先月の祝日にひさしぶりに外に出ました。
天気も良くて気持ちいい風が吹いていた日に、映画を観てきました。

松井大吾監督、池松壮亮、伊藤沙莉主演の【ちょっと思い出しただけ】

2021年7月26日、この日34回目の誕生日を迎えた佐伯照生(池松壮亮)は、朝起きていつものようにサボテンに水をあげ、ラジオから流れる音楽に合わせて体を動かす。ステージ照明の仕事をしている彼は、誕生日の今日もダンサーに照明を当てている。一方、タクシー運転手の葉(伊藤沙莉)は、ミュージシャンの男を乗せてコロナ禍の東京の夜の街を走っていた。目的地へ向かう途中でトイレに行きたいという男を降ろし、自身もタクシーを降りると、どこからか聴こえてくる足音に吸い込まれるように歩いて行く葉。すると彼女の視線の先にはステージで踊る照生の姿があった。
公式サイトから引用

とある1日の、とある小さなきっかけで2人が過ごした6年間を振り返る。
本当にちょっとのきっかけで思い出すことってたくさんあるよね。
2人が過ごした6年間をゆっくりゆっくり遡っていくんだけど、コロナになる前、後の社会的な移り変わりや人々の流れの移り変わり、時代の移り変わりも優しく映し出している。
ジム・ジャームッシュ監督作品のオマージュなんかも。
劇中2人が「ナイトオンザプラネット」を見るシーンやセリフの掛け合いシーンなんかもあって、監督の好きなものを主張しすぎない程度に出しているのもよかった。
池松くんが目覚ましじゃなくて時計で時間を確認して朝起きるのをみて、パターソンを思い出しました。

大友克洋のmemories内「彼女の想い出」でもあったけど、思い出はしがみつくためのものでも逃げ込むものでもなく、前に進むための希望なんだ。

過去は変えられないけど、これからなら変えていける。
あの人元気にやってるかなあ なんてちょっと思い出してさ。

二度と交わることのない日々も、二度とない過去も、中途半端な自分も、いつか愛しく思えるために。





🚕





ある日インスタを見てたら滝沢カレンちゃんがこんなストーリーを載せてた

まさかこんなに泣くとは。
という書き出しで始まるこの映画のレビューを見て、当時見に行けてなかったことを思い出しAmazon primeでレンタル、早速見ました。

10代半ばで外見の成長が止まり、数百年生きるイオルフの民。そんなある日、僻地で暮らす彼らの平穏が、その長寿の血を狙う異種族に壊されてしまう。混乱の中を逃げ延びたイオルフの少女は、やがて森で人間の赤子を発見し、その子を育てる決意をする。
概要から引用

「別れの一族」と言われる長寿であり不老の民イオルフは人里離れた場所で布を織りながら慎ましく長い長い時間を平穏に過ごしていたのだが、不老長寿の特徴にを目つけた人間に村を襲われてしまい、バラバラになってしまう。
1人はぐれた主人公、イオルフの少女マキアが森を彷徨っていると、盗賊に襲われた後の村でまだ生きている人間の男の子の赤ちゃん、エリアルを拾うところから彼女と彼の人生が始まる。

誰かを愛する事で失うものもある、同時に得られるものも大きいということを作品全体から感じたし、物語前半の伏線を後半で全部綺麗にさらっていく展開は涙なしでは見れませんでした。

自分より早くいなくなってしまうことがわかっていても赤ちゃんを育て上げたマキアが最後エリアルと過ごした日々を思い出して大泣きするんだけど、わたしも同じように嗚咽を上げながら1人でワンワン泣いてしまった。
あの時ああしてれば、こうしていればっていう後悔は誰しもあるとも思うんだけど、その後悔を糧にして次に進んでいけたらきっともっと大きな人になれるんだろうな。

愛は無償で、見返りを求めないものなんだけど、これって一方的な主観でしかないので相手にすぐその真意が伝わるってことはそうそうない。
与えられた側もそれに気づくことができるのって失って気付くパターンだったり、日常の何気ない動作や所作から「あれは愛だったのかもしれない」と気づくことができると思うしわたしもそうだし。

物語の中でエリアルが本当の親ではないマキアから受ける無償の愛や気遣いを素直に受け止められなくて葛藤するんだけど、エリアル自身も成長しながら愛を知って、愛を捧ぐ側になって初めて気づけていたことだし。

結局、自分の事もそうだけど、対峙してる相手の事も含めて自分ごととして考えられる人はすごいなと思った。
母という立場に一時的にでもなって、自分の事もエリアルのことも考えながら生きているマキアは泣き虫少女から誰かを愛することができる強いキャラクターになったと思うし、マキアから教えてもらった愛を自分の妻や生まれてくる子供に対して返していこうとしているエリアルも素敵な人になったんだと感じました。

「恐ることなく誰かを愛してよかった」と最後にマキアが言うんだけど、不老長寿で長く生きる民だからこその台詞だと思うし、自分が生きているこの世界とはまた全然違う時間軸を生きている彼女たちだけど、共通して感じるものはとても多くある、そんな素敵な作品でした。

鑑賞する際はバスタオルくらい大きいタオルを持ってみることをオススメします。本当に部屋が水没するんじゃないかな勢いで鼻水、涙共に止まらなくなるので…

君と過ごすと決めたあの日から、素敵な花束と共に最後の日を迎えられたなら





❤️





上記2つの作品をあまり日を空けずに見たもんだから、しばらく目がブンブンに腫れて身体がほてった状態が続いてただろうからから、2月後半〜3月に入って気温の高低差がまた出たからか、原因は不明だが1週間以上体調を崩す事態を引き起こしてしまい(引きこもってたのにな)、プラス色々あってメンタルがボコボコになり、夜中号泣してしまう事が何度かあったんだけど、ようやく落ち着いたのでこの作品の感想を述べている次第です。

その合間に宇多田ヒカルさんのインスタライブを見たり、好きなゲーム実況者の人の配信を見たりして気を紛らわせていたんだけど、自らアウトプットする事に気力がどうしても向かなくて。
絵を描こうと思ってもペンが止まってしまったり思うように描けなくて、「ここまで影響出るもんなのか」と何もできないと感じた自分に落胆したりした。

心が病んでると体調に影響する、その逆もまた然りだから、ゆっくり休みなさいなと母からの温かい言葉、手を差し伸べてくれた友達たちには感謝しかないです。

暖かくなってきたし、上で書いた花瓶にも入れる花を探しに行きたいし、お花見もしたい🌸
新しい春物のアパレルも見に行きたいし、スニーカーも欲しい候補がいくつかあるので実際見に行きたいし。
クラフトビールも仕入れに行きたいしタップから注いでもらったものをグビグビ喉鳴らして飲みたい。
実家の愛おしいワンコたちとポテポテ散歩にも行きたい。
スカートも履きたいし、新しいコスメも見に行きたいし欲しい。

自分を最優先、の意味を履き違えない生き方をしていきたい。
自分のことを癒せるのは自分自身しかいないとわかったから。
ただ一人で生きるよりは、傷付きながら生きていく方が「人生」って感じはあるよなあと、BADモードを聴いてそう思ったり…🚬
そういえば、Deep riverのLPが届いたので、週末開封して聞こうと思います。
来月にはBADモードのLPも届くし、楽しみが少しでも先にあればいいよね。










春の便りを届けてくれよ。
明日もきっと、健やかに過ごせるように。







それじゃまた。







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