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夏は高血圧にも注意!

みなさんこんにちは。理学療法士の吉田侑矢です。
最近は暑い日が続いて大変ですね・・・。
あんまり外に出たくないなあなんて日も多いのではないでしょうか?
そんな暑い日に脱水や熱中症にはみなさん注意が向いていると思います。
でも実は血圧にも注意が必要って知っていましたか?
今回は夏に高血圧になりやすいということについてお話していきます!


血圧とは

まずはそもそもの血圧について簡単にお話しします。
血圧計で血圧を測ると数字は高いものと低いものが出ますよね。
高い数字は収縮期血圧といって心臓が収縮し血液が全身に送られている時の血管の圧力のことです。
反対に低い数字は拡張期血圧といって心臓が拡張している時の血液がゆるやかに流れている時の血管の圧力のことをいいます。


高血圧とは読んで字のごとく血圧が高いこと。つまり血液が身体を循環している際の血管の圧力が高いことを表します。
高血圧の基準は以下の通りです。

正常血圧  :120~129/80~84
正常高値血圧:130~139/85~89
Ⅰ度高血圧 :140~159/90~99
Ⅱ度高血圧 :160~179/100~109
Ⅲ度高血圧 :180~/110~
収縮期高血圧:140~/~90

高血圧治療ガイドライン2020

高血圧といってもいくつかに分類されています。
収縮期血圧が140以上の場合はいずれも高血圧と呼ばれる状態です。
高血圧だからといってすぐに症状が現れるわけではありませんが、心筋梗塞や脳卒中など心臓や血管の疾患のリスクが高まります。

なぜ高血圧になる?

夏に高血圧になってしまう理由を考えていきます。
まずひとつは脱水対策のために水分摂取量が増加します。その際にスポーツドリンクなどをあまりに飲み過ぎてしまうこと。また夏バテであまり食欲がわかず麺類の食事が増えること。
これにより塩分や糖分の摂取が増えてしまうと血圧が上がってしまう要因となります。
また食べやすい食事ばかりを選択していると野菜の摂取量が減ってしまいます。栄養バランスの偏りが生じてしまうのも血圧が上がってしまう要因の1つです。
他にもアイスや飲み物による摂取カロリーの増加飲酒量の増加も代表的な高血圧の要因です。

これらを踏まえて夏に血圧が上がらないように予防をしましょう。

高血圧予防には何が必要?

①塩分の摂りすぎに注意

例えば屋内にずっといる人が水分摂取としてスポーツドリンクを飲んでしまうと塩分の摂り過ぎになるケースがあります。
食べやすい麺類も汁を飲みすぎないなど塩分の摂取量を気にすることが大切です。

②食事の栄養バランスを考える

食事で野菜を取らない、果物を食べないといった偏りが生まれないように注意しましょう。
野菜や果物には体内の余分な塩分を排出する働きもあるため、塩分の摂りすぎ防止にもつながります。
また暑い日は飲酒量が増える人も多くいます。
過度な飲酒は血圧を上昇させる要因となるためアルコールの摂取量にも注意しましょう。

③体重の増減に注意

食事が偏って栄養不足で体重が落ちてしまったり、アイスなどのカロリー摂取で体重が増えてしまったりする可能性があります。
急激な体重の増減は血圧に悪影響なため体重管理は充分注意しましょう。

④運動をしましょう

暑さに負けて動きたくない。なんて人は多いと思います。
しかしウォーキングなどの有酸素運動は心臓の収縮を促してくれるため、血圧を安定化させてくれます。
適度な運動を行い、失った水分をしっかり摂取することは重要な高血圧の予防となります。


まだまだ暑い日が続くと思いますが、体調を崩さず夏を乗り切りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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