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Jeff Buckley『Sketches for My Sweetheart The Drunk』

Jeff Buckleyと言えばまずは唯一のオリジナルアルバム『Grace』が挙げられるし、もちろんそっちも大好きだ。唯一無二の歌唱、クリーンなギター。その全てが味わえる「Grace」は本当に良い。それでも僕が『Grace』よりこのアルバム、彼の没後にリリースされた未発表曲集について書きたくなったのには理由がある。それは2曲目の「Everybody Here Wants You」が僕の人生で5本の、いや3本の指に入るベストソングだからである。

まずイントロのスネアの音が本当に良い。僕自身ドラムを叩くので、このイントロだけでご飯が何杯もいけてしまう。そこに重なるクリーントーンのギターは優しく、そこに「Coffee smell and lilac skin…」なんて優しい歌が聴こえてきてしまったらもう最高だ。そしてサビは完璧なファルセット。もう最高の言葉しか出てこない。もちろんこのアルバムは他の曲もとても良いのだが、本当にこの曲は際立っている。


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