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    聴いた音楽に感想をつけて並べています

最近の記事

好きなキャラへの愛を語るだけのnote

注意キャラを語る上で一部ネタバレに触れている箇所があります。そのようなキャラには見出しに※マークをつけているので、チェックの上適宜避けて頂けると助かります。 このnoteについてタイトル通りです。自分がこれまでに出会い、好きになってきたキャラクターたちについてただ書きます。好きなキャラが増えたら都度追記します。愛の重さはそれぞれなので、内容が薄っぺらいキャラもいればドチャクソ重いキャラもいます。 女性キャラ編長門有希(涼宮ハルヒの憂鬱) 自分にとってのオタクの原点は涼宮

    • Galaxie 500『Today』

      aikoが好きな友人が言っていた。「aikoの曲は全部同じに聴こえるけど、それがいい」………このアルバムを聴くとその言葉を思い出す。全部同じコードから弾いてない?と言いたくなるくらいにはよく似た雰囲気の曲が揃っているが、それが良いのである。Cメジャー(で合ってるよね?)のキーであまりにも素朴すぎる響きを鳴らすのはこれまた素朴な音作りのエレキギターの音。だが、そこには確かな温もりがあり、寒い冬の帰り道に僕を暖めてくれる。お気に入りは「Temperature's Rising」。

      • Ado『Adoの歌ってみたアルバム』

        せめてどうにかならんのか…なアルバムタイトルが示す通り、Ado歌唱のカバーアルバム。「うっせぇわ」に始まり、ワンピ映画での歌唱や今度はアイドルプロデュースに……と活躍の場を広げてきたAdoだけれども、このアルバムでは彼女の本領を遺憾なく発揮。椎名林檎「罪と罰」やTK from 凛として時雨「unravel」のカバーに見える叫ぶような歌声、一転「可愛くてごめん」でのキュートであざといながらも毒を忘れない歌唱、メリハリが美しい「夜明けと蛍」、「ドライフラワー」……。表現力の高さは

        • Birth Day『Boyhood』

          今シーズンの冬の一枚はこれか。Spotifyでは何百万再生とブイブイ言わせているスローコアバンド、sign crushes motoristの首謀者であるLiam McCayの別プロジェクト(なのか?情報が少ない)。複数ある彼のプロジェクト全てを「これはこういうやつで、これはこう」と区別するのは難しいのだが、個人的に一番好きなのはこの一枚である。「When Will It End」に見えるような温かみと冷たさが同居するような独特のギターサウンドによるリフはまるで雪道を一歩一歩

        好きなキャラへの愛を語るだけのnote

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          42本

        記事

          Horse Jumper of Love 『Horse Jumper of Love』

          ここ最近スローコアにハマっていろいろ聴いているのだが、このジャンルには一つ問題があり、それはニューカマーの少なさであると思っている。Wikipediaのスローコアの記事に「徐々に衰退するが〜(中略)、今でもインスピレーションを与えるジャンル」と書かれているくらいには「一世代が終わった音楽」として扱われている印象が強い。ジャンルの入門のアルバムを出せと言われたときにDuster『Stratosphere』やLow『Things We Lost in Fire』などが中心となって

          Horse Jumper of Love 『Horse Jumper of Love』

          KANA-BOON『Honey&Darling』

          2014年に起きた出来事を思い出せるだろうか。STAP細胞騒動、錦織圭の全米準V、セウォル号事故や御嶽山噴火………覚えてないこともたくさんあっただろうが、自分にとっての2014年は邦ロック元年なのである。この頃、フェス界隈のみならず、お茶の間にも活躍の場を広げていたバンドが2つある。ゲスの極み乙女。と、KANA-BOONだ。 Mステで前者が「デジタルモグラ」、後者が「シルエット」を披露した回のことを今でも覚えている。あれから8年経った2022年に、KANA-BOONは新たな

          KANA-BOON『Honey&Darling』

          George Clanton & Nick Hexum『George Clanton and Nick Hexum』

          自分にとっての夏はPrimal Screamで『Screamadelica』であり、要するにあのハウスのビートである。そのせいか、夏には似た質感の音楽を聴きたくなるのだが、ここに1つ見落としがある。それは『Screamadelica』のようなカラッとしたあのビートは、湿度が高くムシムシした日本の夏には若干ミスマッチである、ということだ。 そんなお悩みを解決してくれたのがこの一枚。アンビエント風味に揺らぐシンセは高い湿度、そして向こうの道路に見える陽炎を表しているようでもある

          George Clanton & Nick Hexum『George Clanton and Nick Hexum』

          SAKANAMON『ことばとおんがく』

          初見で爆笑してしまった。自分は聴き込んだ自負のある音楽についてしか記事を書かないのだけれど、つい今日聴いたばかりのタイミングでこの記事を執筆していることで、このアルバムの初見のインパクトを察していただけるだろう。そしてこのアルバムの場合、インパクトはそのまま分かりやすさに通ずる。難しい言葉を使わず、どこまでも楽しいことばとおんがくの遊び。SAKANAMONならではのテクが光るアレンジも健在の、邦ロック版『にほんごであそぼ』のような世界観。お子様の情操教育にいかが。

          SAKANAMON『ことばとおんがく』

          結束バンド 『結束バンド』

          人それぞれ、人生に何らかの呪いがかかっている。「恋愛が上手くいかない」、「トラブルに巻き込まれがち」なんてのが定番だが、筆者にかかっている呪いは「何かにハマったときにはだいたいちょっと遅い」である。オタクを自称し、邦ロック育ちを自認しながらもこのアルバムの紹介記事を今になって、アニメの放送時期を逃して綴っていることがその証左になるだろう。そんな自分を呪いたくなるくらい、最近は「ぼっち・ざ・ろっく!」というコンテンツ、そしてこの一枚にのめり込んでいる。 自分が中学・高校生の頃

          結束バンド 『結束バンド』

          NewJeans 『NewJeans』

          説明不要なくらいにはブイブイ言わせているK-POPグループ。なぜそんなにブイブイ言わせているのか、正直説明は全くできない。それでも自分がこの記事を書くほどNewJeansにハマってしまったのには理由があり、それは本EP収録の「Cookie」が曲もMVもすこぶる良いこと、そしてメンバーの一人のヘリン(Haerin)さんがめちゃくちゃ可愛いことである。 自分のK-POP遍歴を軽く話しておくと、ちょうどコロナ禍の頃にヒットしていたBTS「Dynamite」で興味を持ち、彼らの曲を

          NewJeans 『NewJeans』

          Mock Orange『Captain Love』

          学園祭シーズンが到来したのでこの一枚について書く。自分が属している軽音サークルでは学園祭でコピーバンドをやる文化があり、そんなわけで自分が以前やったのがこのバンドのコピー。それを機に初めて聴いた一枚だが、これがとても良い。ドラムは一見オーソドックスなリズムを叩いているように見えて小技が目立つ聴き応えのあるアレンジだし、ギターもテクニカル且つポップ。そしてその独特のコーラスワークで紡がれる泣きのメロディー。 そんなわけでこの一枚は一風変わった泣きのインディーを聴きたいときにう

          Mock Orange『Captain Love』

          hold 『it'll pass』

          悲しいことがあったときの僕の立ち直り方と似ている。ひとしきり落ち込む「Living」から始まって、少しだけ上向きな「Again」、考えが進み始める「U」、それを超えたあとにある「Rain」はなんて優しい曲なんだろう。そして最後に部屋の中で自分ひとりというところからまたスタートするのだ。最後を飾る「Alone」はまさにそんな立ち位置の曲。悲しみもいつか過ぎ去るさ、という意味の『it'll pass』なんだろうか。この一枚があれば、この先何があってもきっと大丈夫である。

          hold 『it'll pass』

          RADWIMPS『人間開花』

          自分が中学生・高校生のときと言えばみんながRADWIMPSを聴いていて、みんながみんなRADWIMPSの好きな曲を語れる土壌ができていた。ちょうど「君の名は。」が大ヒットした頃というのもあり、普段音楽を聴かないみんなにも彼らの名前が知れ渡っていたのである。 そんなわけで大学生になり、音楽系サークルに入った今、ふとRADWIMPSの話を持ち出してみるとものの見事にみんな好きなアルバムが違う(この現象はBUMP OF CHICKENに関しても同じように見られる)。そしていつも自

          RADWIMPS『人間開花』

          Felt 『Crumbling the Antiseptic Beauty』

          僕のこれまでの記事を読んでいる方なら、僕がギターサウンドの中でもとりわけクリーン・トーンなギター、優しいサウンドを好むことに気づいているかもしれない。 このアルバムも例に漏れずそんな一枚なわけだが、最初は単調だと思った。「ただクリーントーンでメロを弾いてるだけじゃないか」なんて暴論が思い浮かんだが、やがて背後で鳴っているドラムのビートの反復、そこに乗るギターはひたすらノンストップでメロを弾く、その一種の勢いにハマってしまった。ギターの音はクリーンでも、そこにはじわじわとくる

          Felt 『Crumbling the Antiseptic Beauty』

          Emma Frank『Interiors』

          ここ最近は家で音楽を聴くことが多い。そして僕が家にいる時間帯は、大学に行く前の朝と帰ってきたあとの深夜。あまり活動的な時間ではないせいか、先日記事を書いたLightning Bugのような、落ち着いた雰囲気のインディー・ロックを聴くのにハマっている。 その系譜としてハマっている一枚。自室のダイニングテーブルを用いたアートワーク、そして『Interiors』というタイトル。家で聴けといわんばかりで、楽曲もフォーキーなものが揃っている。優しいボーカルやアコースティックギターをベ

          Emma Frank『Interiors』

          warbear『Patch』

          宇多田ヒカルの『BADモード』がリリースされたのが2022年の初頭。それはまもなく僕の2022年の愛聴盤の1つになったわけだが、その年の冬にリリースされたもう一つの愛聴盤が、これ。個人的に感じる『BADモード』との共通点として、サウンドに工夫を凝らしつつもとてつもなくポップだという点がある。そのポップネスが遺憾なく発揮された代表的な曲が「気球だよ」や「やりたいこと」だろうし、そのほかの「ドク」や「メートル法」だって面白いサウンドメイキングをしながらも聴きやすいメロディーだ。毎

          warbear『Patch』