良かった音楽vol.2 (2021/1/26) 国境も次元も無力だった週

前回のvol.1に引き続いて、最近聴いて良いと思った音楽を紹介していきます。国籍・ジャンル等は一切不問、順位無し。今回も一言コメントのほか、SpotifyとYouTubeのリンクをつけておくので気になったものは是非聞いてみてください。

※アルバム名 / アーティスト名

新譜編

The Last Exit / Still Corners

UKのインディーポップユニット。アコギや生ピアノの音がよく映えてるのが新鮮。全体的にギターの音が良い感じ。どことなく田舎の冬の空気感(この比喩は褒めてる比喩です)を思わせるアレンジが沁みる。ミニマムなところと、前述のようなアレンジが効いてるとこと…の緩急の具合も良かった(インストの4曲目とか)。

Painting the Roses / Midnight Sister

ロサンゼルスの男女デュオの2nd。どこかThe Beatlesを彷彿とさせる優しいポップスを基盤にした上で、色んな楽器が登場するユニークなサウンドが冴えてる。スルメ盤。

君のステージ衣装、本当は… / 白雪千夜（CV：関口理咲）・佐城雪美（CV：中澤ミナ）・的場梨沙（CV：集貝はな）・速水奏（CV：飯田友子）・荒木比奈（CV：田辺留依）

珍しくアニソン(厳密にはゲーソン)。アイドルマスターシンデレラガールズというコンテンツの新曲です。ストリーミングにはなかったのでYouTubeだけ。個人的にこのコンテンツが大好きだという贔屓目も若干入っているだろうことは否定できないけど、それを抜きにしても良い曲だと思ったので。

大喜利が始まりそうなタイトルだけど、一体どういうシチュエーションなのか？と考察の入り口が広い（MV見てもらえればわかるけど、「ステージ衣装」に触れている描写が無いに等しいから自然と考えてしまう）。あと、転調がめっちゃハマってるなと思った。次元を抜きにして自分の中で好きなアイドルソングのプレイリストを作ったら、あるいは好きなアニソンのプレイリストを作ったら絶対入ることになるであろう曲（いずれ作って紹介したいですね…）。

ちなみにサムネ真ん中の子は僕の担当キャラのひとりです。速水奏、17歳。コスプレじゃないので、念のため。

旧譜編

Norman Fucking Rockwell! / Lana Del Rey

前回の記事でも話した通り、歌詞に定評のある彼女の曲はなんとなく日本語を母語とする僕には近寄りがたかったのだけれど、サウンド面だけでも十分良いと言えるラナの前作。大傑作と絶賛されていたというのも納得。徐々に歌詞に目を向けてみる価値は十分あると思ったのでそうします。

Nonadaptation / Se So Neon

韓国のバンドが去年リリースしたEP。インディーポップな音の中で生楽器が良いアクセントに。かと思えば最後の「E」ではロックバンドとしてのギターの激しいリフが炸裂していて、とにかく匙加減が良い。このEPの他、2017年に出た彼らの代表曲「The Wave」も最高でした。

Little Hands / BMX Bandits

ラジオで流れてきて気になった枠。スコットランドのユニットの1stアルバムの1曲目らしい。いい意味ですごい素朴だ。たぶんこの人たちいい人だ。アルバムも聴いてみたけど、やっぱり素朴だった。たぶんいい人たち。

Vehicle / The Clean

ニュージーランドのガレージロックバンドの1990年の作品。ギターがとにかく良い。ロックバンドの良さを失わない、クリーントーンのジャカジャカしたカッティングが勢いのままに駆け抜ける。

番外編

Honō 127% Freestyle / Moment Joon

去年聴いた中でも特に凄かった1枚「Passport & Garcon」のラッパー。そのDX版を作るためのクラウドファンディングの参加者への感謝や、ラッパー・ECDの命日として追悼を捧げるべく公開されたフリースタイル。音源として正式リリースされてるわけでもないので番外編扱い。

フリースタイルラップはあまり好んで聞いて来なかった方だけど、これは素直にカッコいいと思った。相手へのディスとかに夢中になりすぎるあまり、韻を無視して、ただ喋っているだけのようなフリースタイルの悪いイメージが自分の中であったのだけれど、これは素直にカッコいい。相変わらず、今、一番好きなラッパーです。

ソロ活動中の友人がフリースタイルを始めたりと自分の周りで日本語ラップがアツいので、いろいろ聴いてみようと思う。

雑談

今回は国籍もジャンルもいろいろ聴けた。いろんな国の音楽を漁れるのがサブスクのいいところ。

今年は「せっかくストリーミングサービスで音楽聴き放題なのだから、今までちゃんと聴いて来なかった有名アーティストのアルバムをどんどん聴こう年間」のつもりで、ちょっとずつでも旧譜を(それもわりかしメジャーなアーティストのものを)聴いていきたいと思っている。

候補はたくさんいます。洋楽だとRed Hot Chili PeppersにOasisやBeastie Boys、The Beatles、Blur、Stevie Wonder、Led Zeppelinなどなどを聴くもよし。邦楽だとBUMP OF CHICKENやスピッツ、GRAPEVINE、the pillows,、Mr.Children辺り。それぞれに好きな曲が数曲や好きなアルバムが1枚くらいはあれど、全部はちゃんと聴けてないかなというアーティストばっかりです。

さて、vol.1が1/21公開なので中5日の公開となるけれど、今後もだいたいこれくらいのペースで更新できればいいなと思ってます。ものを書くのは好きなので、音楽以外の記事も書いていきたいところ。でもこのメモ的な音楽紹介記事は続けていきます。この記事を読んでくれた人がいろんな音楽に興味を持ってくれたらうれしいです。