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日本の若者はなぜ起業家になりたがるのか?

~近年、SNSの発達とともに会社務めよりも自ら「起業」する人々が顕著に目立って来ています。
働き方改革に伴い、副業を認可する会社が増加していく中で若者の価値観が変わりつつあるように思います。
これまでは、有名な大企業や公務員が良いとされてきました。確かに給料や子育てなどに対する福利厚生では定評がありますが、本当にそれらが人々の幸福度を上げているといえるのでしょうか?~

今回は、日本で増え続ける起業家思考の理由を
①SNSの実態
②就職に対する価値観の変化
③幸福度とは
という3つの視点から考えていきます。

①SNSの実態

科学技術の発展に伴い、10代からスマホを子供に持たせる家庭も増えてきています。そんな中、スマホの使用目的の中には「SNS」が欠かせない存在です。YoutubeやTikTok、TwitterやInstagramなど誰でも手軽に情報を入手することが可能な時代になりました。もちろん見て楽しむコンテンツも人気はありますが、アイデアやノウハウを伝える動画や記事も沢山世の中に出回るようになり、社長の地位に君臨している成功者がこぞって情報発信をしています。このように経営を行うにあたってのノウハウが容易に手に入ることから起業までの敷居が下がっているのでは無いかと考えます。

②就職に対する価値観の変化

大手の会社に勤めることで周囲からも評価され会社の名前を通じて自分自身の価値の底上げをしていた時代から、「自分がどう生きたいか」「そのためにどのような働き方をしたいか」という視点で職業について考えるようになってきています。もちろん大企業には規模が大きく沢山のお金を動かせる力と人材が備わっており、新しい事を始める上で高い能力が集結しています。それにも関わらず、大企業への固執が減少している背景には、自分自身のスキルを磨き社会へ発揮することすなわち所属への承認ではなく個人の力を承認されたいという価値へとシフトしているからではないでしょうか。このように、自分が好きなことや得意なことを極め、そして表現できる時代になったからこそ生まれた新しい考え方だと言えます。


③幸福度とは

2019年の世界の156カ国を対象にした幸福度調査によると日本は2018年の54位から4つ順位を下げ58位であると国連が発表しています。加えて、OECDのデータベースに基づくと、2019年の日本全国の自殺者数は1万9959人です。日本は先進国G7のうちでも残念ながら自殺者数はトップ位置を走り続けています。先進国と言われながらもこのように幸福度はさながらそして自殺者も多い日本人の幸福度が低い理由を分析してみました。


厚生労働省によると、自殺理由の割合が一番大きいのは無職、そして死因は健康問題です。この2つのデータから2通りの例で推測します。

A:無職⇒健康問題
B:健康問題⇒無職

Aの場合、職が無いことで衣食住がおろそかとなり病気へと発展するケースです。しかし、日本には生活保護という国のシステムも存在するため最低限度の生活は国により保証されているはずです。

Bの場合、健康問題はなぜ発生するのかと考えました。昼夜が逆転する夜勤や、労働基準法を満たしていないような残業、仕事や人間関係のおけるストレス、それにより増える飲酒や喫煙量の悪循環化が想像できます。

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厚生労働省2019|自殺の統計

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厚生労働省2019|自殺の統計

===Conclusion===
①〜③を総括すると、このように現代の日本の若者は社会の働き方に問題点を感じ、仕事を通じて生きやすさを見出そうと試行錯誤をしているのではないでしょうか。起業家が増えることでプライベートのみならず仕事を含めて日本の幸福度向上につながることを期待しています。そして、大学生である私自身も将来どのような働き方をするか考えるきっかけとなりました。
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▶読んで下さりありがとうございました☺

[引用]
nippon. com| 2019 自殺者数HUFFPOST| 世界幸福度ランキング2019厚生労働省| 自殺の統計 令和元年

[著者]
#理系 の女子大学生 /フィリピンにて半年間 #海外インターンシップ /#ハンドメイドアクセサリー / #配信 /noteにおける  #私の仕事 は学びを言語化すること/ #スキしてみて /#初投稿 / #試験管 / #にゅーちゃん
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