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12年めの311 シャツを縫う。

東日本大震災から12年が経った。あっという間の時間だった。
去年引っ越しをしたせいか12年前の震災の日のことを以前よりも思い出しづらく感じる。

今は住んでいる部屋が違う。見える景色が違う。天気も違う。同じ街の転居なのに同じ思い出を振り返るのにずいぶん感じ方が違う。

あの日は雪が降った。
そしてとても寒い1日だった。不安で怖くて、いたたまれない気持ちで時を過ごした。
しかし今年はその時の気持ちがうまくトレースできない気がする。


風化ではなくて、災害というものを受け止める気持ちが自分の中で変化したのかなと思う。

これからもくるであろう大災害やそれにまつわる悲劇を受け止める人間になろうとなんとなく考えながら、春のシャツを縫っている。

ピンタックのシャツにする。
完成が楽しみ

下手…
ズレた
頑張ったからよし。
仮縫い

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