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EP14 オンラインの価値(逆戻りしないで)

このnoteは2021年4月30日に収録した音声を文字起こししたものです。

こんにちは! ニューヨークライフバランス研究所の松村亜里です。幸せに生きることを科学的に研究するポジティブ心理学やウェルビーイングをわかりやすくニューヨークから発信しています。

今、マンハッタンから戻ってきました。ニューヨークはもう夜の11時です。日本はお昼ですね。今日は久しぶりにマンハッタンへ行ってきました。だいぶ変わっていました。まず、ホームレスの方が増えていました。アジアンヘイト問題もあり、すごく怖い感じがしましたが、どうにか行ってきました。

オンラインの仲間とリアルで会う楽しさ

今日は、日本でお友だちの方(アーティストの方です)が、ニューヨークでアートの展示会をしていて、最後の日なので行ってきました。せっかくなので、ニューヨークのオンラインサロンのメンバーにも会いました。私のオンラインサロンは220名いるのですが、ニューヨークの方が多いのです。「行く方いませんか?」と言って、集まってくれた方で行ってきました。すごく楽しかったです。


先週の土曜日も実は、その方をウエストチェスターに呼んだので、ウエストチェスターのサロンの方に「会いませんか?」と誘いました。その時も結構集まって(マンハッタンからいらした方もいますが)、すごく不思議でした。初めて会った方もいました。サロンには結構友達も入ってくれているので、ママ友とか昔の友達もいます。新しいメンバーの方とは全然会ったことがなくて、オンライン(Zoom)で会ったことがあるだけなので、リアルに会うと本当によかったです。初めて会ったのに、もう旧知の仲みたいな感じです。5、6人で話していても、誰も浮かないというか、初めて話す人との不安みたいなのも全然ありませんでした。こういう時にいつも、オンラインの価値を、すごく感じます。

コロナ渦でオンラインが理解され始めた

コロナ渦になって、オンラインの価値がだいぶ理解されてきたのではないかなと思うのですが、コロナ渦の前はなかなかわかってもらえませんでした。私はZoomを使ったオンラインの講座を2014年か2015年くらいからやっていました。一時期、ニューヨークと日本を行き来していて、すごく大変だったので、オンラインの講座をしたいと提案しました。

その時、日本でやっていた方と意見が合わなかったことが2つありました。1つは「オンラインでやるのでしたら無料ですね」と言われたことです。そしてもう1つは、オンラインとリアルの授業の順番についてです。私は1日で何時間も何時間もする講座があまり好きではなくて、学んだことを実践して、戻ってきて気づきをシェアしてという定着型の講座が好きです。

例えば、講座を何回かに分けてする時に、(私がニューヨークと日本を行き来するので)日本にいる時はリアル、ニューヨークにいる時はオンラインみたいな感じで、ハイブリッドでやったことがありました。その時に私は、日本で会う貴重な時間を大事にするために、先にオンラインで始めました。そして、何回かやってから日本で、リアルで会うことにしたのですが、それをなかなかわかってもらえませんでした。(リアルとオンラインで)混ぜるのなら、リアルで会っている人たちが、そのあとにオンライン授業にするべきだという感覚でした。

そんなふうに、オンラインは価値がないとか、先にリアルで会った人がオンラインで会うのならわかるけれど、その逆はないとか。または、オンラインだけでは価値がないと思われていました。

しかし、本当にそんなことはなく、オンラインで繋がっている人たちとリアルで会った時の仲間感や深い繋がりというのが、本当にすごいのです。私のオンラインサロンは、入った方が「こんな受け身ではないオンラインサロンがあるんだ」とおっしゃるくらい、私から何かコンテンツを受け取って、受け身で聞くというコンテンツのサロンではありません(コンテンツを聞いているだけでも、元は取れますけど)。実際にリアルで会う場も結構あり、オンラインの中にもいろいろ仕掛けはしていますので、それもあるかもしれません。なので、今日は本当に楽しい時間でした。

オンラインの可能性

何が言いたいかというと、とにかくオンラインは本当に価値があるのだということをわかってもらいたいということです。今日はせっかくマンハッタンへ行くので、私の大好きなリンパマッサージのところへ行き、全身マッサージをしてもらいました。彼女からオンラインについて相談を受けました。また、アカデミアでファシリテーションのクラスを取っている方からも、今やっている仕事をオンラインにしたいと相談を受けました。今日は、マッサージを受けながらとパーティーに出ながらと2件の相談を受けたことになります。

例えば、マッサージの世界はとても厳しいですが、彼女はすごく技術もあるし、知識もあります。それでオンラインサロンのようなことがしたいと言います。でも、どうしたらいいかわからない。「何を使ったらいいかわからないんです」って言っていました。マッサージをやっていた方がITを使ったオンライン講座をしたりするのは、やっぱり苦手意識があるのだと思います。彼女にいろいろ聞かれたので、答えました。そうすると、「大変そう。やっぱりコロナ渦が終わったら、マンハッタンでリアルの講座にしようかな」と言いだしました。でも「ダメダメ。そっちに戻らないでください」と引き留めました。

そして、アートのお仕事をされている人で、オンラインの講座をしていきたいという方にもお話をしました。本当にオンラインには可能性があると思います。私はいろいろな人の背中を押してきましたが、最初は「無理、無理」と言っていた方が、どんどんオンラインでいろいろされています。書道を教えている人もいれば、カメラの撮り方を教えている人もいます。カメラの方は「カメラはオンラインでは無理です」と最初に言っていた方です。今はいろいろなことをされています。ですので、オンラインの価値を本当に信じて、少し面倒くさくても頑張ってやってみることをおすすめします。

オンラインをおすすめする理由

オンラインの何がいいかというと、コロナがどうかということではなく、もうそっちに行きましょうということです。

いいところは4つあると思います。1つは、実際の繋がりをつくりたい場合には、とにかく多様性が担保されます。例えば、私もオンラインサロンでは、土曜日の朝のサークルが始まりました。日本の朝5:50からのものです。参加者はアメリカ(ニューヨーク)の人もいるし、ヨーロッパの人もいるしという、ものすごく多様です。自分の価値観と違う意見を聞いているだけで、視野がパッと広がります。勝手に問題が解決するということもあります。

それと、オンラインですと、場所から自由になります。私たち自身も、世界中を旅しながらでも仕事ができます。受けている方も、電車の中でも介護しながらでもできます。リアルタイムかどうかで違いますが、発信をする側も受け取る側も、場所は自由です。そして時間も自由。いつやってもいいのです。リアルタイムの講座ですと、満席になって取れない方も出てしまいます。

それは私も辛いので、今は動画コースをやることにしました。オンラインファシリテーションの講座は初めてやりましたが好評でした。オンラインコースでやると、時間からも自由になるうえに、繰り返し何回も見られるということが喜ばれます。リアルタイム講座で「バーッ」と話されてしまうと、聞き漏らしてしまうことがありますが、オンラインですと、録画が簡単にできます。私はリアルタイムで受けた人にも動画を見せているのですが、「ここをもう一回見よう」ということができます。最初は苦手だと思っても、やればやるほど上手になりますので、オンラインの価値を信じて、そっちの方へ行きましょう。

いろいろなシステムを使ってみる

オンライン講座は、リザーブストックという、ファンをストックできるシステムがあるのですが、その無料版と、Facebookグループでコミュニティを作ってZoomがあるととりあえずできます。リザーブストックで申込みを受け付けて、興味のある人たちにメールマガジンを登録してもらってその人たちに配信します。そして、Facebookのコミュニティでやり取りをしながら、Zoomで講座をします。ZoomをFacebookに繋ぐということもできます。少しでしたら録画を貯めておいてFacebookで見てもらうのもいいです。本気で録画コースをやろうと思ったらKajabi(カジャビ)やTeachable(ティーチャブル)などのツールがあります。

最近相談をたくさん受けるので、コンサルをした方がいいのかなと思いますが、今5冊目の本の原稿も上がってきて、それも見ないといけないのです。やりたいけれどちょっと難しいかなと思います。どなたかこういうのができる方がいないかなと探しています。本当にオンラインの価値は素晴らしいのでやってみてください。


アートショーのあとに、みんなでイタリアンレストランへ行って、お酒を飲んできたので、呂律が回っていなかったかもしれません。1杯しか飲んでいませんが。では時間がなくなってしまいました。

オンラインサロンAri’s Academiaでは最新のウェルビーイングの講座や、同じ志を持つ仲間とのつながりの中で幸せを増やす行動を習慣化することができます。興味のある方は覗いてみてください。

それでは、日本の方はすばらしい日をお過ごしください。アメリカの方はおやすみなさい。ヨーロッパの方は……ちょっとわかりません。それではよい1日を。

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