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EP01 自己紹介

このnoteは2020年6月1日に収録した音声を文字起こししたものです。

こんにちは。ニューヨークから松村亜里です。

幸せになることを科学的に研究するポジティブ心理学やウェルビーイングを分かりやすく伝える活動をしています。

音声メディア初挑戦

今日は初めての音声メディアの収録です。音声はながら聞きが出来るので、ずっと始めたかったんです。やはりエネルギーと時間は有限なので、皆さんが大切なことに時間を使いながらも聞けるメディアで発信をしたいなとずっと思っていました。

新しいことに挑戦するというのは少し怖かったりめんどくさかったりしますが、大切だと思うのでやってみます。うまくいくか分かりませんが、お付き合いをお願いします。

ニューヨークとコロナ

この録音は2020年6月1日に収録しています。今はニューヨークのかなり郊外に住んでいて、マンハッタンから電車で1時間15分以上かかってそこからまた車で15分ほど掛かるのですが、コロナウイルスの感染の広がりは収束してきた時期です。ニューヨーク州で一時期最高799名亡くなられていたのが、54名まで減りました。また今日は自粛生活を始めて83日目でした。そんな感じでお届けしています。

3月から5月の末までの3ヶ月間はすごく苦しかったですが、日本も自粛解除が出て、ニューヨークも少しご希望が持ててきた時期です。

私がニューヨークで心理学を学んだ理由

状況説明が長くなってしまいましたが、自己紹介を始めていきます。

私は母子家庭で兄が1人と弟が2人の4人兄弟で、すごく貧しく育ち20歳の時点でまだ中卒でした。そして中卒でも入れる准看護学校に行って、そこで勉強はできましたが、血をみたら真っ青になってしまうなど、全然楽しめなくて看護婦になるのは無理だなと思いました。その准看護学校で、それまでは嫌いで中学校の時までは成績もすごく悪かった英語が少し楽しかったり、精神科の授業が楽しかったりして、ちょっとミーハーな気持ちで自分でお金貯めたら留学できるんじゃないかと思って朝晩働いたお給料200万円を貯めて、ニューヨークへ行きました。

半年経っても英語ができるようにならなかったですが、その時は母に1年くらい反対されて無理を押し切って行ったので、日本に帰れなかったんです。その頃周りがコミュニティーカレッジ(短期大学)というニューヨークでは誰でも入れるハードルの低い学校に入学し始めたので、私も入学しました。その後四大に編入して、大学院まで出て少し働いて日本に帰りました。大学で心理学、大学院で臨床心理学を学びました。

なぜかというと私は本当に自己肯定感が低くて、自分は本当に本当にダメな人間だと思っていましたし、自分は何もできないって思っていたからです。なんで私がこんなにひどい状態なんだろうっていう興味もありましたし、まずその状態が苦しかったので、どうにか治したかったですし、セルフセラピーっぽい感じだったと思います。

心理学を学ぶと、-10とか-50とか-100とかすごく低かった心理状態が、ある程度0ぐらいまで行きました。なんでそうなったか理解できたし、自分が悪かったんじゃなくて、環境とかそういうものが影響したと分かって、ある程度辛いことが来ても乗り越えられるようになりました。

カウンセリングルームから飛び出していた大学勤務時代

その後にアメリカの大学で少し働いて、日本の秋田にできた新しい国際系の大学に勤め始めました。どこの大学もそうなんですけど、日本の学生のメンタルヘルスってすごく良くないんです。でもこんなに病気になるまで待っていたらこの子たちが本当に大変だし家族も大変だし、病気になる前に予防したいってすごく思って、公衆衛生学を秋田大学で学びました。

その頃は普通の日本の大学ではカウンセラーはカウンセリングルームにいるんですけど、新入生セミナーに出かけてはストレスの話をしたり、ニュースレターを書いて、それを日本語と英語で出しました。またいろんなワークショップもしてました。ホント忙しくて大変でした。やりがいはありました。

アメリカで8年ぐらい、短大、四大、大学院と勉強がよくできて仕事も順調ですべてが順調でした。そうすると私ってやろうと思えば何でも出来るんじゃないかってぐらい自己効力感がすごく高くなって、やればできるっていうような条件付きの自己肯定感が高まっていきました。

子どもが生まれて大きな挫折経験

ところが、仕事して何年目かで子どもを産んだんですよね。1人目の時は、最初の半年間は育休で夫の海外での勉強について行って、その後半年間私だけ戻ってきて1人で子育てしながら仕事復帰しました。その時は大丈夫だったんですけど、2年目に娘が年子で生まれて夫がまたアメリカに行って2歳児と3歳児を1人で育てながら仕事をしてた時がとても辛かったです。

もう自分の気持ちが全部抑えられなくて子どもたちにもよく怒ってたし暗黒時代でした。2年くらい頑張ったんですけども、私このままだと本当にダメになってしまうと思って、辞めたくない仕事を諦めて渡米しました。

2回目のニューヨークは自分で選んでないのでとにかく辛かったです。学生時代の8年間はニューヨークシティーに住んでいましたが、2回目は子どもたちの学校の関係で郊外に住んで友達もいなくて仕事もなくて。仕事ができるということで自己肯定感を高めていたので本当に辛い時期でした。

幸せを科学的に研究する学問で大きな変化が

その頃に藁をもすがる思いで学んだポジティブ心理学がすごく役に立ったんですね。ポジティブ心理学は新しい学問だったので、私が大学院を出たころはどこの大学院でも学べませんでしたが、今はペンシルベニア大学でマスターコース(修士課程)があります。

そこで学んだ生徒さんがやっている「ポジティブ心理学認定コース」を受講したのが、すっごく面白かったです。それまで-3から0に行くのに10年ぐらいかかってやっと来たんですけど、感謝するとか友達を大事にするとか、栄養や睡眠に気をつけて体を大切にするとか、研究して明らかになった幸せになる人たちの共通点を順番にやっていったり、数ヶ月ですっごい幸せになって子どもたちに怒ることもなくなったんです。

今まで心理学をやってきて人を支援することやってきたんですけど、今までのは何だったんだって思ったんです。「この学問を使うともっと早くに人は良くなる!」と心から感じました。

それで今、オンラインサロンや講座を開催してポジティブ心理学を人生に活かす方法をお伝えしています。と言ってもまだまだ練習中なので、時々うまくいかなくて落ち込んだりしています。

毎日の生活の中で感じることやリスナーからの質問にもお答えしながら音声メディアの収録をしていきたいと思います。初音声メディアの収録は終わりです。ありがとうございました 。

※「ニューヨークライフバランス研究所」では、幸せを科学するポジティブ心理学やウェルビーイング研究を日本語で分かりやすく伝える活動をしています。オンラインサロン、講師養成、各種講座やイベント、メディア配信などを行っています。

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