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シングルガールを支えるタニマチ

シングルガール・独身女は、既婚の女より、美しくて、周囲からチヤホヤされて当然の存在。

既婚女が旦那と子供の面倒みている間に、シングルガールは、セクシーなネグリジェ姿で無数のサテンのクッションが置かれたソファに横たわって本を読んでいるんだし、運動をする自由な時間だってある。

と言ったのは、元コスモポリタン誌の名物編集長、Helen Gurley Brown(ヘレン・ガーリー・ブラウン。60年代当時、御法度だったセックスとお金の話を赤裸々に語って、女たちの価値観を180度変えた伝説の存在である。

彼女の著書『Sex and the Single Girl』は、50年以上経った今読んでも古臭く感じない、自立した女のためのハウツー本だ。

この本を書いた当時、ヘレンはちょうど40歳であるけれど、いくつになっても自らを『girl』と呼ぶのは、現代の日本でいう『大人女子』と通じるものがある。

ヘレン曰く、シングルガールは、何人もの男性から『the girl』、お気に入りの存在として崇められ、そこにいるだけで皆をハッピーにする存在らしい。

そういえば、先日の女子会で、独立して自分のビジネスを始めるタイミングのアラフォー女性がいたのだけど、彼女には、投資を申し入れる男性が二人に加えて、無償のコンサルティングを申し入れるそれもいるらしい。その誰とも体の関係はないけれど、どういうわけか、単に『申し入れてくれる』と言う。

それを聞くと、既にビジネスをしている別の女性いわく

『そういう時はね、ありがとうございますって感謝して受け取って、仕事で返せばいいのよ。私たちにはね、随所随所でそうやって助けてくれるタニマチ的存在が現れるのものなのよ。』

えー!?!?そんな申し入れ、受けたことないんですけど??

そう思いながら、顔色を変えずに会話を聞いていると

『それで、開店資金はどれくらい必要なの?』

『とりあえず30万ドル(日本円で3000万円)くらいかなって。二人にはその金額を伝えてあるんだけど、どちらもOKだって。』

『それじゃあそのコンサルティングを申し入れてくれている人に、どちらに投資してもらうのが良いか聞いてみなさいよ』

なんでも、コンサルティング担当は、某大手証券会社の元重役らしい。

『その人たちはね、ビジネスに投資するんじゃなくて、あなたに投資するの。あなたが成功して育つ姿がみたいのよ。』


うそ!?そーーーなのーーー??

こっちは、スモールビジネスローンで、まずは最小額から借りようか、なんて地味に計画してるんですが・・・・

確かに、家に帰れば旦那相手に愚痴を言っている既婚女よりも、たった一人で可憐に頑張っているシングルガールを応援したい.....そう思うタニマチの気持ちもわからなくもない。でも、健気に頑張っている既婚女もいるよ。ずいぶんと図太いですが。

いずれにせよ、未婚・既婚に関係なく、ビジネスにおいて、投資家をみつけるよりも、投資してもらう対象を生み育てる方が何倍も困難というもの。そのステップがクリアできたら、『the girl』ならずとも、タニマチなり、ビジネスローンの担当者なり、微笑んでくれる人はいるはず....だと思う。

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