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睡眠にかける執念

自分という人間を少しでもベターにしたい

そう思った時、一番手っ取り早く、かつ重要なのが『睡眠』だと思う。

同じ人間でも、4時間しか寝ていない時と、8時間寝られた時では、体調も、人格も、能率も、何もかも違う。

体と心の調子を整えるには、食事・運動・睡眠、この三つが大切だけれど、その中でも睡眠は最もハードルが高いとも言える。

ニューヨークでも、食事と運動は完璧にコントロールしていても、睡眠に関しては、足りていなかったり、質が低かったりする人が多くて、こういった人のほとんどはスターバックス中毒となる。

そんなニューヨーカーは『良質な睡眠』を得るために必死である。

周囲をみると、理想の睡眠時間と朝起きるべき時間を決めて、それに合わせて、就寝時間と夜のスケジュールを決めている人が多い。

バレエの先生をする友人は、7時間睡眠は必須、かつ朝は5時に起きるので、夜は必ず10時に寝る。30歳を過ぎたころ、体調不良で病院に行ったところ、一番効果的なのは7時間寝ることだと言われたそうで、睡眠時間が減ると仕事のパフォーマンスにも外見にも影響大だと言う。

不動産のブローカーとして、ミリオン単位の取引をバシバシ決めている男性は、8時間睡眠が必要で、毎朝5時半に起きてジムに行くため、夜は9時半に寝るらしい。

化粧品会社で役員をする知人は、仕事のストレスから睡眠障害になった。毎晩、夜中の3時に目が覚めて不安になり、バックの中から仕事の資料を取り出して、ベットに並べて全て確認するまで再び眠りに戻ることができなかったらしい。主治医に睡眠障害専門の精神科医を紹介してもらい、セラピーを続けるうちに、続けて4時間しか眠れなかったのが6時間眠れるようになったそうで、今は7時間睡眠達成に向けてセラピーを継続している。

ハフィントンポストのアリアナ・ハフィントンの睡眠史上主義は有名で、寝室に携帯やラップトップなどの電子機器を持ち込まず、瞑想をして、良質な睡眠を確保することは豊かな人生に欠かせない.....という主張は以前からしていたが、最近では『The Sleep Revolution』という本まで出している。

睡眠時間を削ってまで、飲みに行ったり、仕事をするのが良しとされるような、24時間戦う美意識が未だ日本に存在するのかは分からないけれど、今や睡眠不足を言い訳にするのは、自己管理能力と意志力の低さの露呈に他ならない。

私も昨日は体調も気分も優れなかったので、娘を夫に押し付けて9時にベットに入って6時まで寝た。

そんな日は、5時間しか寝られなかった先日の自分と比較して、ちょっとだけ心が広く穏やかになったような気がした。

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