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NYの二人目問題

娘が2歳半になって

気がつけば、育児に余裕が出てきた気がする。

娘は週に5回、デイケア、日本でいうところの保育園に通っているんだけれど、友達もたくさんいて、毎日楽しそうにしてくれている。

私は、自宅で仕事していることもあって
仕事=自分の時間
娘には若干申し訳ないけれど、正直、一日で一番好きな時間である。

夫は、自分にしわ寄せがきている...!
という多少の不満はあるかもしれないけれど、
育児と仕事と自分の時間のバランスが取れて、生きやすくなった。


二人目を考えるならこのタイミングなんだろう

年齢的にもゆっくりしている時間はない

それは分かっている。

それでもできる気がしない。


妊娠して、10ヶ月の妊婦生活を経て、出産

ここまではできる。

というか、もう一度経験したい。


問題は、出産後

どのタイミングで仕事に復帰するのか?

娘の時は、出産前後で合わせて3ヶ月休んだ。

アメリカでは公的な産休制度はなく、国からのサポートもほとんどないので、待遇は会社次第。

私は自宅で仕事ができたからまだ良かったけれど、産後3ヶ月からフルタイムのナニーをつけて仕事に復帰する....というのは金銭的にも体力的にもかなり大変だと思う。

二人目の時も、娘同様、シッターさんに来てもらって、1歳ぐらいでデイケアに通い始める、というのが現実的だ。

ところで、ニューヨークのシッターの相場は、時給15~25ドル。
デイケアの費用は、月平均2000〜3000ドル(22万〜33万円)である。

4歳からは公共の幼稚園に入れるものの、マンハッタンやブルックリンの人気の学区では、ほぼ希望通りに入れることはなく、プライベートの幼稚園に通わすことがほとんど。その費用は、マンハッタンであれば年間4万ドル(約440万円)はくだらないらしい。

公立の小学校に入る5歳まで、アイビーリーグ並の学費がかかるのだ。

上の娘の学費を払いながら、二人目のシッター代を払う...

いったい、いくら稼げばいいのだ。

加えて、ニューヨークのクレージーな住宅事情が問題をさらに厄介にしている。

きっと、多くの女性がそうするように、一度仕事を辞めて、育児に専念する方が現実的なんだろう。

それでも

趣味であり息抜きでもある仕事をやめて、毎日育児に専念する....という生活が、私にはできそうもない

性に合っていないと思う。

やはり、ここは、娘が小学校に上がるタイミングで二人目を産み、また一から始めるのがベストな策なのかもしれない.....

何度考えても、その結論になる。

その頃私は40歳

授かれるか否かは、神のみぞ知るところではあるけれど。

そういえば、昔、サイキックに見てもらった時、こう言われた。

「子供は二人ね。5歳差よ。」

5歳?離れすぎじゃない?

そう思った当時の私よりも、そのサイキックの方が、よほどニューヨークの世知辛い育児事情を見通していたのかもしれない。

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