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アメリカンバーベキューのススメ。

バーベキューを見くびってた話

アメリカといえば肉。観光でまず食べるものといえばステーキやハンバーガーあたりがNYの王道グルメだろうか。今日は優先順位が下がりがちだけどおいしいものってことでアメリカスタイルのバーベキューについて紹介したい。

私はもともとこちらでバーベキューと聞いても「焦げるまで焼いた肉」くらいの勝手なイメージしか持ち合わせておらず、全く興味がなかった。日本の柔らかいお肉に甘やかされて生きてきた私は、アメリカ人が好む焦げた硬い肉があんまり好きじゃない。なんならステーキもお店のやつはあんまり好きじゃないから家で焼いてワサビ醤油で食べたい派。だからバーベキューも、どうせアメリカ人は硬くなるまでスモークして食べるんでしょ、って思い込んでいた。

それが本場テキサスのバーベキューに出会ってからイメージが180度変わった。忽ちたまに無性に食べたくなるアメリカンフードになってしまった。

私のファーストバーベキューは、出張で一人日帰りテキサス(ダラス)というハードスケジュールの中、「本場のバーベキューを食べておきたい」という持ち前の食い意地だけで向かったバーベキューレストラン、Katy Trail Ice House

乗り込んだはいいけど一人だし、注文してどんなボリュームの肉が出てくるかわからない・・・ということで、$15くらいのバーベキューサンドイッチを注文した。TurkeyとかSausageもあったけど、Brisketという肩バラ肉(主にビーフを指すらしい)をチョイス。

Brisketが何たるかも後から知ったのだけど、これが美味しすぎた…。お肉は油がトロトロに程よくジューシーさが残る絶妙な焼き加減で芳醇なスモークの香りがこれでもかというほど口の中に広がり、口いっぱいにお肉の旨味が染み渡る。これと甘いバーベキューソース、フワフワのパンが、無限に食欲をかきたてて食べ終わるまで止まれず。あっという間に完食。これが衝撃的なテキサスバーベキューとの出会いだった。

帰宅してからテキサスバーベキューがとんでもなく美味しかったと夫に報告すると、夫いわく、テキサスバーベキューはアメリカ人でも食べに行きたいほど魅力的なフードなのだそう。冷めてもいいからサンドイッチ持って帰って来て欲しかった・・・って悲しい顔された。バーベキューよ、見くびってごめん。夫よ、一人でうまいもの食べてごめん。

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ニューヨークでも食べられる!

コロナでダラスに行けなくなって早半年、たまに無性に食べたくなるバーベキュー、そんな時に私がオーダーするのがフラットアイロンにあるHill Country Barbecue Market。NYとDCにお店があって、ニューヨーカーの間でも有名らしい。

ここでは何種類かお肉を頼んでみたけれど、やっぱりBrisket、とりわけMoist Brisketが一番美味しい。パンチの効いたスモークフレーバーがいい働きしてる。ここでは小さいマフィン型のコーンブレッドと一緒に食べるのがお気に入り。ちょっと甘くてドライなコーンブレッドとジューシーなお肉をバーベキューソースをたっぷり付けて、一緒に食べるとやみつきに。これはなかなか日本で食べられない気がするから、アメリカに来たら、NYで食べたいものが思い付かない時はぜひ食べてみてほしい。なぜか付け合わせはどこもコールスローなんだよね。

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おまけ。ダラスで美味しいバーベキューサンドの詳細

もしもダラスでバーベキューを楽しみたいという方がいたら、Katy Trail Ice House、おすすめです。アクセスもアップタウンなので観光ついでに寄りやすいかと。お腹を満たしたら近くの公園Katy Trailで腹ごなし散歩もおすすめ。HPをみていただくとグループでBBQを楽しむパリピ系アメリカ人が写ってますが、お店の奥にはバーカウンターもあって、私のような陰キャ系アジア人お一人様でも落ち着いてサンドイッチをいただけたので安心していただきたい。



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