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読書感想「君の膵臓をたべたい」

映画で話題になった「君の膵臓をたべたい」。

今更ながら、私は知り合いに教えてもらい読むことにしました。

〈あらすじ〉

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!(BOOKデータベースより)


ここから先は、ネタバレに注意してください!!


少し怖いと感じるこのタイトルに、桜の下に佇む二人。最初この本を見たときは、タイトルと表紙絵のギャップに興味を惹かれました。

最後まで読んだ人にしかわからないこのタイトルの意味。

中盤辺りまで読んで、ある程度ラストシーンを推測していたのですが、見事に (いい意味で)予想を裏切られました。

彼女が殺されてしまうシーンはあまりにも衝撃的でした。

病気で余命宣言をされたかと言ってそれより長生きできるかもしれないし、早く死んでしまうかもしれない。

ときには彼女のように、あまりに酷い死があるのかもしれない。

一日の価値は全部一緒なんだから

序盤で出てきたこの彼女のセリフが、読了後胸に突き刺さりました。

命が本当の意味でみんな平等だと気付かされました。



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