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ルービックキューブ好きが高じてルービックキューブを作ってしまいました

こんにちは。ものづくりとルービックキューブが大好きなにゃにゃんです。

題名の通り、ルービックキューブ好きが高じてついに2x2ルービックキューブを作ってしまいました。まずは動画をご覧ください

次に写真です

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名前

「巧克(ちゃおくー)」という名前をつけました。競技用ルービックキューブ(という名前は商標の関係で使えないので「立体パズル」とよく言います)は現在、主に中国で開発・生産されています。こんなパズルですね。

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中国が主流というだけあって、競技用ルービックキューブには中国語の名前がついたものが多いです。その流れに則って私も中国語で名前をつけました。

由来はチョコレートの中国語名「巧克力(ちゃおくーりー)」です。字面がかっこよすぎたのでここから取りました。

設計

人生で初めてルービックキューブの設計をしました(とは言ってもルービッククロックという別の種類のパズルは以前に設計・製作したことがあります)。これが難しいのなんの。

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どこがどう回るのか、どうしたら干渉しないのかを考えるのは大前提として、いかに回しやすいルービックキューブを作るかを常に考える必要がありました。今回完成したのは5号機で、つまりこれが完成するまでには4つのボツ品があったということです…大変なことがわかっていただけるでしょう。

新しい機構

せっかく自分で作るなら何か新しいことをしてみたいと思い、市販の2x2ルービックキューブでは前例のない「コアマグネット」を搭載しました。

最近の競技用ルービックキューブにはよく磁石が搭載されています。コアマグネットはそんな磁石搭載手法の一つです。既存の2x2ルービックキューブには別の方法(「二重マグネット」と言われたりします)で磁石が搭載されているのですが、この方法には弱点があります(細かい話はルービックキューブに関する知識が必要なので割愛します)。

2016-2017年頃に日本人が開発し、また、2020年に中国の会社が独立して別に開発し商品に使用し始めた、この弱点を克服できる手法がコアマグネットです。

余談ですが私が作った巧克という2x2ルービックキューブには、コアマグネットの他に一般的な2重マグネットという手法も併用しています。

製作

製作にはFDM3Dプリンタを使いました。ご察しの通りFDMなので積層痕は顕著ですし成形精度もイマイチです。ルービックキューブを作るにあたってこの2点はとても大きな弱点なので、3Dプリンタで出力後は死ぬ気でヤスリがけをしました。

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CG画像・映像

やすりは家にあるだけでは足りなかったので新たに通販で購入しました。それが届くのを待つ1日がとても暇だったのでCG画像と映像を作りました。まずは動画です。

画像です

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これらの映像と画像はCADソフトFusion360からobjファイルを書き出し、Blenderにインポートして作りました。

写真

なにかものを作ったら写真を撮っておくのが鉄則です(?)。一眼レフで写真を撮りました。

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感想

人生で初めてルービックキューブを設計・製作しました。これが楽しいのです。とても有意義な時間(開発期間は2週間程度)でした。

もともと将来は競技用ルービックキューブを設計する仕事をしてみたいという思いはあったのですが、それが強くなりました。でも好きなロボットに関わる仕事も、さらに絶対にやりたいこととして、信念である「ものづくりの民主化」をする活動もしていきたい…と、人生がいくつあっても足りないような夢を描いています。


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