ブログに使う画像の話|著作権とかいろいろ考えた結果、私はこのスタイルでいくことに決めた
記事の画像、どうしてますか?
さすがに赤の他人の画像を拝借したり、有料素材をお金払わずに使ったりなど、あからさまにダメなことをしている人は少ないと思います。
……少ない、よね?
でも、それでもあなたはアウトな行動をしているかもしれない。
お金出して習った内容だから大丈夫ってこともないです。違法な内容を指南している教材なんていくらでもある。
まぁ、中には「実際にはアウトだけど、ほぼ訴えられないからセーフ」のような扱いの方法もあります。ぶっちゃけ、企業メディアでもしているところがたくさんある。
でも、訴えられたら終わりですからね。
その前に、バレなけりゃいいって考え、ヤバいです。
犯罪行為ですからね。
ブログで稼ぐのなら、あなたはビジネスのオーナーです。自分の責任で法律を調べて遵守する必要があります。
「知らなかった」は通用しません。
私は法律の専門家ではありませんが、だからこそ安全マージンを取っています。
今回は、真っ白な運営を心がけている私が、画像について気をつけていること、危機管理のために避けていること、安全と判断したものを紹介します。
危険な橋を渡りたくない同志の方は参考にしてください。
※あくまで素人が調べた内容とそれに対する意見・行動です。
公式サイトの画像
商品画像で多いケース。
アウトです。勝手に使ってはいけません。スクショもダウンロードもダメ。
通販サイト系でも無断使用しているところ多いのですが、まだ訴えられていないだけです。
ランキング記事とかで、サイトのトップページやサービス紹介ページのスクリーンショットを使っている記事も多く見かけますが、あれも許可を取らなければなりません。
引用って書いたらOKじゃない。せいぜい、グレー。
※許可取ってるサイトもあるので、こういうサイト見て「ダメなサイトだ!」って決めつけるのはやめましょう。
「その商品を売ってあげようとしている、売上に貢献しているんだからいいだろう」って理論も通用しません。
実際に、企業メディアの中の人として掲載許可を申請して断られた経験、少なくありません。
「削除依頼きたら消せばいい」って意見も目にしますが、捕まらなければオッケーって言ってるように聞こえます。
バレなければいい、自分に損害が出なければいい、そんな考えってどうなのでしょうか。
引用だったらってOKって意見もありますが、引用の要件を満たしているか個別判断だし、確実に満たせているかって判断つきません。
書いた文章が主コンテンツで、画像は従属的なもの、かつ引用の必要性があって……正直、専門家でない私は自身を持って判断できませんでした。
そもそも「引用」表記なく引用しているサイトも多いですが、「赤信号みんなで渡れば怖くない」精神はやめましょう。
他人の権利を侵害しています。
結論、自分のサイトでは使わないと決めました。
ネット上の画像
誰かのブログから画像を引用して……というのも、基本的にはNGと考えておけば無難です。
許可を取ったり、引用の要件を満たせばいいですが、どちらも手間など現実的ではないと判断。
使わないことにしました。
フリー素材
素材サイトを使っていても、そもそも他人の著作物を勝手にフリー素材に登録する人がいる、その素材を使ってしまうと著作権侵害になる。
この話を聞いて、怖くなったので無料のフリー素材は使っていません。
有料のものの使用を検討しましたが、こちらは予算が合わないと判断。
フリー素材は有料・無料とも使用せずにメディア運営を行うことにしました。
SNSの画像
SNSの画像引用、よく見かけますね。著作権的にはどうなのでしょうか。
X
Xの画像は引用OKです。公式の埋め込み機能を使えば、著作権違反にならないそうです。
これは、Xの利用規約によるもの。ユーザーは埋め込みを許諾する内容となっています。
※言い換えれば、Xを利用している限り、「勝手に自分のポストが使われた!」と文句を言うのはお門違いなんですね。
使われたくないことはポストしないのが良さそうです。
注意点は、これは公式の埋め込み機能を使わなければ著作権侵害となることです。
スクショはNGです。
埋め込みではなくベタ貼りしているサイトも見かけますが、危ない橋を渡りたくなければ、きちんと公式が提供している機能を使いましょう。
Xが所有しているデータを指定箇所に表示させてもらうだけ。それ以外は許されていません。
埋め込み機能を使っても、ポスト自体が著作権侵害している場合は、埋め込みもNGとなるので注意が必要です。
たとえば、漫画のページを撮影したポスト、など。
私は対策として、企業公式Xの投稿を埋め込むようにしています。
商品の画像入手先として、これほど安全な場所はないと考えています。
個人のポストでは「スタバの新作飲んだ」「今日のお昼ご飯♪」のような安全そうなものは使ったことがあります。
ただし、その場合も人物が写っていない(本人でも)、その他の著作物が写っていない、など気をつけて選んでいました。
テレビ画面を撮影した画像などは、いくらその人が撮影したものでも、その画像自体がそもそも他人の著作物を勝手に撮影したものであるため、使用してはいけません。
インスタは引用がアウトそうだったので私は使っていません。
埋め込み機能はあるけど、画像の使用許可はしていないといった趣旨の声明を発表しているためです。
ということで、Instagramの画像は一切使用しないと決めています。
自分で撮影した画像
これはOKですね。
ただし、自分が撮ったものでも、誰かの著作権や肖像権などを侵害しているものは使ってはいけません。
いくら自分で撮影したといっても、写真集のページを開いて撮影し、その写真の権利を主張するのが難しいことはわかりますよね。
自身を撮影して脱毛ビフォーアフター画像にしたり、リップカラーの比較をしたりするのは問題ありません。
自分で買った商品の画像も使えます。
ただし、購入前に店の中で商品を撮影するのは迷惑行為に該当する可能性があるのでやめましょう。というか、礼儀ではないでしょうか。
店内撮影は許可を取りましょう。当然、店員さんやほかのお客さんなどが写り込まないようにする配慮も必要です。
飲食店もこのパターンが多いように思います。店内だけでなく、自身が頼んだメニューの撮影だけであっても、収益目的のブログに使うのであれば、しっかりと許可取りはしておきたいとことです。
店内撮影禁止と書かれていなくても、そもそも、お店は商品を売るために場所を用意して陳列したり内装を整えたりしています。
ブロガーが稼ぐ材料を仕入れるためではありません。
お店は店主のものです。
人様のものを使わせていただくのであれば、一声掛けましょう。
私が使用している画像
いろいろと考えると、制約が多いし面倒です。
ひとつずつ許可とって、とかやってられません。
ということで、私が使用するのは、基本的に自作の画像と公式Xの画像のみです。
自作の画像とはどういうものかというと、記事タイトルをまとめたアイキャッチ画像です。
見出しごとも画像を設定する場合、見出しの要点などをまとめた画像を作成します。何なら、見出しそのままでもOKです。
Canvaを使えば、文字入れ画像が簡単に作れます。
私は面倒なのでアイキャッチしか作っていませんが、全見出しの画像を作成しても、5分もかかりません。
画像サイトで「どれにしようかな」と悩んでいるのと、そんなに変わらないです。
商品画像がほしい場合やキャンペーン情報などは公式Xを埋め込んでいます。
たまに、気が向いてめちゃくちゃ気合を入れた図解など作成することもありますが、それは趣味の範疇で、基本的には「時間を掛けない」ことを重視しています。
正直、弱小ブログとして戦うには画像の優先順位ってものすごく低いんですよね。だから、私はそこには労力を割きません。
お金も時間も無限なのであれば細部にまでこだわりますが、残念ながらそうではないので、優先順位の高いものに注力しています。
だから、画像において私が重視しているのは「他者の権利を侵さないこと」。この一点のみです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
このnoteは、あまりにも著作権を軽視しているコンテンツが多いと感じて書いたものです。
もしここまで読んで、ご自身が著作権侵害に当てはまる行為をしてしまっていた!と気付いた方は、この機会にホワイトな方法へ変えてみてください。
今回は画像についての話だけですが、個人でもプロとして遵法意識を持ち、総合的にクオリティの高いブログを作るのが、最終的には個人ブログ全体の利益につながるのではないでしょうか。
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間違った情報は、なるべく早く修正するよう努めます。
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情報発信のはげみになります。
また、弱小個人ブログの戦い方について解説したnoteも書いていますので、興味があればのぞいてみてください。
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