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満月という区切り②

7/5は山羊座で満月。今回の満月に既視感があるなーとぼんやり思っていたのだけれど、前回の新月と似た雰囲気だったんだなという話と、今回の満月の深読みをつらつらと。

昨日のnoteの続きです。↓

こんにちは。にゃんちーです。星読み屋さん時々タロット使い。noteは徒然なるままに、筆ならぬ指を走らせよう。
(キーボード打ってるわけだし)
さて、今日は星読み屋さんとして書いていきます。

少し深読みタイプになります。脳内垂れ流しです。自分が想像している以上に長くなってしまったので、分割して投稿することにしまた。ぐふっ。
昨日は月と太陽について書いたので、それ以外のところを。

では、早速。

天王星が牡牛座の7ハウス

昨日のnoteが変わる変わらないの葛藤に天王星が絡むんだよね、というところで終わっていたかと思います。まず、そこんとこ詳しく。

牡牛座は土の星座。

太陽がいる蟹座は水の星座。蟹座からみて牡牛座は水を吸い込んでくれるし、牡牛座からみて蟹座は乾いた土を潤してくれる。互いに補完し合う関係のため、仲良しです。

月がいる山羊座は土の星座。したがって牡牛座と同類なので、やっぱり仲良しです。

太陽と月が葛藤しているところに「それなら変えちゃえば?」と言ってきているのが、この天王星なのである。
天王星は変革の星と言われる。変えていく力も持っているけれど、変えるためにはそもそも気がつかなければならない。よって、天王星は気づきも担当している。改善箇所に気づかなければ、変えようがないもんね。

月が3ハウスで日常の範囲だから、いつものやり方。
太陽が9ハウスだから新しい見解。この2つを行ったり来たりするのだと思う。そんな中で、天王星は7ハウスに居る。

7ハウスは、広義で人間関係とされている。
厳密には契約を意味するエリア。そしてこのハウスでとりわけ良く扱われるのは、結婚だ。男女が婚姻届という契約書を交わすのが結婚、という具合なのである。
ちなみに占星術では恋愛と結婚は、はなから別物だから面白い。

7ハウスが意味する人間関係は、結婚するくらいなので、1対1の濃密な人間関係ということ。異性に限らず。
私とみんなではなく、私とあなたという関係性になります。
ここに変革の星の天王星がいる。

と、いうことはだ。
分かりやすいところでは夫婦をはじめパートナー、あるいは相棒並みに信頼関係の出来上がった親しい人との関係を見直す必要が出てくるのだろうと思います。より良い関係のための見直しという感じ。

それは結婚だ離婚だという話のみならず、これからの私とあなたはどういう関係でいるためにどんなルールを設定するのかという見直しでもあります。
露骨に関係がギクシャクしてるとかあるかもしれないけれど、早まることなかれ!と個人的には思う次第であります、はい。ここで言われているのは、意識のすり合わせが必要だということかなと思っています。

そのためには、そもそもお互いに自分が一体何を大事にしていきたいのかを理解していないとならない。
ここが気づきの難しいところなのかもしれない。ここが違う、あれが違うと文句を言い合うだけでは、話し合いは成立しないから。

逆にいうと、今だからこそ擦り合わせられる、確認できるチャンスだとも思っている。
ギクシャクしていた場合、色々思うところを抑え込んでいると、きっと異常にイライラするような気がします。
牡羊座の火星の影響を受けているので、怒りの沸点低くなりがち。一時の我慢だと思っても、火星は牡羊座に年明けまでいらっしゃるので、あと何回我慢すれば良いんだよ!となりそう。

そして天王星は個性も管轄している。
今回の星の並びで思ったのだけれど、個性って自分だけではおそらく分からないのだ。他者の存在があって初めて認識できるのではないかと。
そういう意味で天王星がいる私とあなた、という関係はすごく意味がある気がしています。私とあなたは「違う」という認識のもと、私とあなたとこれからを考えてゆくのです。

他者の存在を介しての気づきがあるのだろうと思います。

私は何が好きで、何が欲しくて、何を大事にしていて云々。という気づきが、まるっと個性と呼ばれるものなのかもしれないなと思いました。

で、自分の個性が明らかになることで、今度は自分で選ぶことができるんですよね。周りに振り回されなくなるし、迎合し過ぎることもなくなるのだ!そう思うと天王星がやりたいことって、各々の個性の解放なのかもしれないなと思いました。脱、没個性。

そういう自分の意思をきちんと伝えられるように星の手助けもある。
それが海王星と、火星と、金星。

どんどん行こう。マジ長いな。

海王星が魚座の5ハウス

魚座も水の星座。なので蟹座とは同類、牡牛座と山羊座の土の星座とも補完関係なので、この辺と仲良しの並びです。

海王星は夢や理想を管轄しています。
深層心理や無意識など、目に見えないものの世界を担当しています。なので音楽や芸術も海王星の担当ね。

もう少し突っ込んだことを言うと、海王星は魚座の守護星なのだけれど、魚座が象徴するように、境界線を溶かしてしまう。
魚にとって海の国境線って関係ないじゃない?全然無視して行き来しちゃうでしょ。あんな感じで、海王星は境界線を曖昧にしてしまう。
ごちゃ混ぜで曖昧だとも言えるし、区別がない状態とも言えると思う。なので海王星は時に、自己の統合とも言われる。

それはきっと、今の自分と、これからの自分の統合なのだと思う。
今の自分と、理想の自分を統合していく。
今の自分と、なりたい自分を統合していく。

夢を夢で終わらせないと、私は書いたのだけれど、こういうことなのじゃないかと思います。
夏至のnoteとか、土星が山羊座に戻った時のnoteに書いた通りで、海王星は山羊座にいる星たちと手を繋いでいる。
今回の7/5の満月は山羊座が日常の範囲を示していたのだから、日常の小さな選択肢をどう選んでいくかなのだ。自分の時間をどう過ごすのか、誰といたいのか、何がしたいのか、何が食べたいのかなど挙げればキリがない。そういう小さな本当に小さな選択を、自分の「どうしたいのか」で選んでいくことを通して、今の自分と心の中の自分だったり、なりたい自分の姿とを近づけていく。自分のギャップを解消していくとも言えるかなと思います。

今度はここに、火星が後押ししてくれている。
火星も海王星と同じく、5ハウスにいるから。

火星が牡羊座の5ハウス

海王星も5ハウスなので、5ハウスの説明を少し。
5ハウスは喜びや楽しみを意味します。分かりやすく趣味や恋愛と言われるけれど、5ハウスは意外と奥が深くて人生における楽しみ全てを管轄しています。

火星と牡羊座の説明は、牡羊座のnoteにあるので、こちらをご覧いただければと思います。
それで牡羊座なのだけれども、すごく自分、自分している。ひつじさんたちごめん!ディスってないです。決して、牡羊座が欲しがり屋さんとか、我が強いという意味ではないです。そうではなくて、「私は」ときちんと主張できる星座だということなのだ。

私の楽しみはこれ!私の喜びはこれ!
もはや、私は私なのだー!といった具合です。
火星が自分を押し出す力が強い星になるので、余計に「私は」とか「私が」と、自分を主語においてはっきりと言えるようになるのだ。

というところに、今度は金星がサポートしてくれている

金星が双子座の8ハウス

金星は5ハウスと同じで、人生の喜びを管轄している。ちなみにお金も。
牡羊座は火の星座に対し、双子座は風の星座
火に風を送り込めば、火は大きくなる。火が大きくなると上昇気流が発生するので、風がもっと大きくなるといった具合。こんな風に相互作用する関係にあるので、ここも仲良しです。

双子座は身近な距離感で、まさに3ハウス。
3ハウスのところで、たまたま学区が同じだから、同じ学校になったという人間関係だと書いたけれど、言い方を変えれば同じカテゴリーということになるのだろうと思う。

今の自分の価値観が合う人達と一緒に進んでいくことになります。

8ハウスの管轄は本当に色々あるのだけれど、ここでは内的変化なのだろうと思います。変容の方がいいかな。うむ。
天王星ところで書いたけれど、気づきというのは内的なもので外側の人からは見えない。価値観が変化するってまさに変容だと思うのです。

で、火星の話に少し戻るけれど、「私は」と言えるようになることで、同じ仲間とともに変化を起こしていくことになります。自分の仲間を探すには、「私はどんな人なのか」と表現しないことには、仲間が集まってこれないから。

というのが今回の満月なのでした。

終わりに(次の新月までのこと)

前回6/21の蟹座の新月と、今回7/5の山羊座の満月は、アセンダントが同じ蠍座だったんだよね。これが本当に面白いなと思ったんだという話と、次の新月までの時間について触れて、終わりにしたいと思います。

アセンダントとは、東の地平線のことをさしています。日の出地点ということです。よって、星のスタート地点になります。
だから前回の新月と今回の満月は、みんな蠍座からスタートしているということになります。

蠍座は、どこまでも深くを追い求めていく性質があります。蟹座と同じく水の星座なのでエモい。エモいのだけれど、感情を外にあまり出さないのが蠍座。

実際に砂漠に生きている蠍にとって水は、命そのものだと言っても過言ではないはず。占星術では水は感情を表しているのだけれど、蠍にとって水=感情を外に出すことは、命の危険を伴うのだろうと思います。だから安易に外に出さない。
その代わり深さを求めていけるのだから、自分の本当の心にたどり着いていく。もはや潜在意識レベルまで到達する。

そして蠍座の守護星は、破壊と再生の星である冥王星

みんな、奥底に眠っている本当の自分に気づいて変えていく、変わっていく時なのだろうと強く思いました。
この言い方が良いのか分からないけれど、潜在意識レベルで書き換えられていく、自分の根底から変わっていくのだろうと思います。

そして本当の自分はどこにいるのかというのは、やはり自分の中にしかないのだろうとも思います。
自分の中に広がる小宇宙を彷徨い、自分の根幹に達する。その力があるのだろうし、星はそれを応援してくれている。
そうして自分の中にある真実を見つけ、大切にしながら次の時代へと向かっていく、そんな気がしました。

奇しくも次の新月はまたしても蟹座です。
ここからいよいよ本格的そして具体的に動き出していくのだろうと思います。

そう考えると、やはり前回の新月は自分の内側の変容であって、具体的に変化を起こしていく本当のスタートは、次回の7/21の新月なのだろう。

前回の新月から、自分の内的な変化に気づき、どう変えていくのか。
とことん自分の内側を見つめて大事に育むその時間は、まるでお母さんがお腹の中で赤ちゃんを育てるような期間だったんじゃないのかなと思います。蟹座はお母さんだしね、ちょうど。

満月を過ぎたので、ここからは削ぎ落としていく時間となります。動き出す前に身軽に。
自分の足かせになっている過去の柵は捨ててゆく。
そうすることで、本当の自分の価値観が明らかになり、さらには自分の個性も明らかになるのだろうと思います。

以上です!
とてもとても長くなりました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

したらばまたにゃーん。




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