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C-C-B楽曲レビュー㊹「Too Young」

今日は「Too Young」いってみましょー!
アルバム「愛の力コブ」に収録されている曲です。

ポップで爽やか系ですねー。
若者っぽい雰囲気です。

クセの少ないJ-POPらしい曲だと思ったら、
作詞:松本隆氏、作曲:筒美京平氏、
編曲:大谷和夫氏&C-C-Bでした。
うん、分かる気がする。

ボーカルは全部通しで渡辺さんなのですが、
この曲の主人公の青さやひたむきさとマッチしていますね。

サウンドですがこれ「ヤングマン」ですね。(笑)
「寝たふり」の全曲一言レビューでも笠くんが
「どうしても西城秀樹のイメージ」とコメントしている事から、
ベースは「ヤングマン」なんだろうなと思います。(^ ^;)

C-C-Bの曲も
「これってあの曲のあの部分をベースにしてるんだろうなー」
と思うものが多々ありますが、マキタスポーツが
「J-POPはほとんど何かの曲のパクり」と言っていたので
(パクりと言うと人聞き悪い感じですが、
参考、オマージュって感じですかね?)、
どこかで聴いたフレーズがあるのはC-C-Bに限った話ではないのでしょう。

ベースがヤングマンなだけに(←そのテイで話を進めます・笑)、
ぐんぐんと前に突き進むかのような力強さがあるのですが、
どことなく切なさ、儚さが含まれているんですよね。

歌詞は主人公の主観を歌っているのですが、
サウンドからはそんな主人公を見守るような、
優しい何かが若い二人を包み込むような空気感を感じます。

ズンズンと力強いリズム、跳ねるようなギターとキーボード、
そこに柔らかい風のようなハイトーンのコーラスがかかる所が、
すごい好きなんですよねー。
そこがふっと女神様が通り抜けるような感じがするのかも。
(男性の声なのにね。^ ^;)

「不安な未来〜」のあたりにバックにかかってくる
「ウウウ〜 ウウウウウ〜」と言う高音の声。
この声はずっと笠くんだと思っていましたが、渡辺さんかな?
(「ウウィ〜」みたいな高音は意外と渡辺さんだったりするので)

ここはちょっと聞き分けがつかない。

歌詞については昭和っぽいなぁ〜と思いますね〜。

どことなく神田川の世界観もあり・・。

頑張っていれば未来は明るいと、
当時の若者はみんな未来に希望を持っていました。
その感性がありありと出ていますね。

「今は周りからあれこれ言われるけど、
絶対成功するから信じてついてきて」と彼女に言える時代。
(ほんとに成功するかどうか不安は抱えながらも)

まさに「Too Young」(若すぎる)であり、
若さゆえ無謀であり、だけどそれが輝きにもなっていた。

今の若い子はこういう歌詞どう思うのかな?

余談ですが「今は不幸だけど」という言い回しも、
昭和的というか今はこういう言葉は選ばないだろうなと思いますね。

って言うか別に不幸じゃないよね。
不憫とか不便とかはあるかもしれないけど、不幸じゃない。

「自分たちを不幸って言っちゃぁいけねぇよ、そこの若ぇの」と
言いたくなるような。(笑)

比較的明るく爽やかな曲ではありますが、
私は「Too Young」を聴くと、ちょっと寂しい気持ちになります。

「何でかなー?」と考えたのですが、
この曲はC-C-Bが4人体制になった頃の
ラジオ番組「いたずらジャックポット」のテーマ曲でした。

その前の番組「気まぐれナイトフェイス」ではまだ関口さんがいて、
関口さんの話術レベルが高かったので面白かったのが、
「いたずらジャックポット」になって
ゲスト主体の真面目な雰囲気になったんですよね。

後半からはまたメンバーだけになったりしていたけど、
笠くんが体調不良で休みがちだったり、
がっかりする事が多かった印象があります。

世間での人気にも陰りが出始めた頃で、
それはラジオ番組の編成からも感じ取れました。
(途中から深夜帯ではなく夕方に時間が変わった)

私自身もだんだんと熱がトーンダウンしていて、
「あんなに好きだったのにな」と申し訳ない気持ちになったり。

後は単純に、
ラジオ番組のエンディングでもこの曲がかかっていたので、
「あーもう終わっちゃう!」という寂しい気持ちを
思い出すのかもしれない。

「過去も未来もいらない 今日を生き抜く勇気を
君にもらえれば最高だよ」

の後のギターから「あー 泣かないで」に繋がる辺りで
大体フェイドアウトして番組が終わっていたので、
その部分を聴くと今でも何だかドキドキします。

「Too Young」もファンにとってはお馴染みのナンバーです。

何度も聴いている人も、まだ聴いた事ない人も、
良かったら聴いてみて下さい♪


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