C-C-B楽曲レビュー㊲「ココナッツ・ボーイズのテーマ」
まだ5月ですが夏みたいな日が増えて来ましたね。
(関東、今日は雨模様ですが・・)
でも昨今の真夏は暑すぎて、昔は夏が待ち遠しかったけど、
今は「またあの暑さがやって来るのか」と戦々恐々としています・・。
今ぐらいの気候が湿度が低くて爽やかで、ハワイみたい。
ずっとこんなだったら良いのに。
そんなハワイみたいな日々に聴きたいC-C-Bの一曲。
今回もマニアックです。笑
まだココナッツボーイズというバンド名だった時代、
それもファーストアルバム「Mild Weekend」のオープニングを飾る
「ココナッツ・ボーイズのテーマ」を取り上げてみます。
もう、最初の最初ですねー。
でもってこの曲、
C-C-Bになってからのイメージしか知らない人は、
全くイメージが違うのでびっくりすると思います。
そう言う私も、この曲を初めて聴いたのは大人になってからで、
「うわ〜こんな曲あるんだ!」と驚きました。
(「Mild Weekend」のアルバムは80年代当時一度も聴いた事なかった)
曲名が「ココナッツ・ボーイズのテーマ」なので、
C-C-Bのラジオのジングルで使われてたうちのどれかかな?
なんて思っていたのですが、
(「コッコッコッ、"ウッハ" コココココナッツボーイズ♪」
みたいなのあったよね?)ジングルでも使われていないものでした。
これはまるで山下達郎さんな曲です。
曲と言っても30秒くらいのとても短いもので、
イントロダクション的なものなんですけどね。
山下達郎さんの夏っぽいアカペラ曲でありそうな、
とても美しいコーラス曲です。
山下達郎さんも好きなので、
C-C-Bでこんな曲を見つけた事が嬉しかったなぁ。
インスト曲の「カラフルコミックス」
(これはC-C-Bのラジオ「カラフルココナッツ」のテーマ曲でした)を
初めてフルで聴いた時も、そのポテンシャルの高さに衝撃だったけど、
同じくらい衝撃でしたね。
ちなみに「カラフルコミックス」のレビューはこちら↓
C-C-Bは楽器演奏に長けているバンドですが、
コーラスも絶品です。
C-C-B名義になってからも「Forever」という曲や、
「Love is light」(後半インストの曲ですが)という曲で、
ちょいちょいアカペラコーラスを披露していますね。
ゴスペラーズやRAG FAIR、ハモネプの影響で、
アカペラのコーラスは世間に浸透していったけど、
80年代でアカペラコーラスやってたのって、先駆けだよなぁ。
そして作詞・作曲・編曲ともCoconut Boysなんですねー。
ロックな曲が多かったC-C-Bですが、こんな曲も作れるとは。
いつも思っていたのですが、
C-C-Bは他の楽曲でもコーラスは必ずありますが、
そのコーラスのメロディってどうやって考えるんだろう?
作曲のセンスゼロの私からすると、
主旋律を考えるだけでも全然わからんのに、
それに絡まるソプラノやらテノール、バスを組み合わせていくのって、
音楽に精通している人ならある程度組み立てられるのかな?
ココナッツボーイズ(C-C-B)は、
何度も書いていますが高音、中高音、低音のメンバーが揃っていて、
みんなが一定のレベル以上の歌唱力があったのが、
コーラスを綺麗に出せる強みでした。
「ココナッツ・ボーイズのテーマ」は、
「ダン、ビダン」と低音の関口さんから始まり、
主旋律を歌う渡辺さんがみんなを引っ張ります。
そのバックで高音の美声を響かせる笠くんと、
コーラスのコントラストを際立たせる、
関口さんの低い声が全体を引き締めます。
この頃は田口さんと米川くんはまだいないので、
コーラスは上記の三人に加えて、初期の頃のメンバーだった
タッチンさんとキョウジュさんが入っているのかな?
更に二人が加わる事で音に厚みが出るんですよね。
この全員が生み出すハーモニーはほんと秀逸です。
それに加えてこの夏っぽい雰囲気。
いや〜めちゃめちゃ好きだわ。笑
歌詞は英語なのですが、検索したらありました!
(無いと思ってたよ。^ ^;)
『僕たちのハーモニーで心を動かして、一緒に特別な時を過ごそう。』
って感じですかね?
曲調はその時々で変わっても、
このコンセプト(スピリッツ)は、
最初から最後まで変わらなかった気がします。
爽やかな初夏の風に吹かれながら聴きたい曲です。
よかったら聴いてみて下さい♪
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