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とあるバンドのベーシスト


こちらは最近出てきたバンドのベーシストさんです。

このTシャツ可愛い♪


というのは嘘です。笑

あんまり載せちゃいけないのかもしれませんが、
先日メルカリでゲットした写真集「GO AHEAD」の中の写真。

なんだかすごく今っぽくて、
「最近のバンドの人ですよー」って言っても
何の違和感もないよなと目に止まりました。

と同時にこのバンドを知らない人や、
知っているけど詳しくは知らない人にも
「お?」って思って欲しくてサムネイルに使ってしまいました。

この人物が誰だかわからない方のためにネタバラシしますが、
こちらはC-C-Bのリーダーでベース担当、渡辺英樹さんです。

この写真は1987年頃に撮影されたもので、
36年も前のものになります。
渡辺さんが27歳の頃ですね。

C-C-Bと言うとキテレツなバンドのイメージが
ある人が多いかもしれませんが、
この写真の様に自然体な雰囲気の時もあるんですよねー。

鯉のぼりや大漁旗の衣装とかSMの女王様みたいな格好で
テレビに出ていた時もあるのですが、
普段着のトレーナーみたいな衣装の時もあって、
それが今見ると意外とおしゃれだったりするんですよね。

でも上の写真みたいな白Tシャツとデニムは結構珍しいかな?
なかなかカッコいいですよね。

C-C-Bはドラムがボーカルを務めるのが
珍しいバンドとして知られていますが、
実はベースもメインボーカルを務めています。
それってドラムボーカルよりも珍しいんじゃないな?

ドラムボーカルは新しめだとシシド・カフカさんがいたり、
古くは石原裕次郎さんなんかもいますが、
ベースがメインボーカルのバンドなんてあっただろうか?
私の記憶にはないなぁ。

しかもベーシストって縁の下の力持ち的な方が多くて、
あまり前には出てこない控えめな方が多いイメージ。

それに反して渡辺英樹というベーシストは
めちゃめちゃ明るくお喋りで、
ガンガン前に出てくるという前代未聞なタイプ。

当時はベーシストの気質というものがわからず、
渡辺さんが基準になっていたので何も疑問に思わなかったけど、
今は「こんなベーシストはいない!」と声を大にして言いたい。笑

しかも私はベースを演奏したことがないのでわかりませんが、
ベースをやった事ある人からすると、
ベースを弾きながら歌うのはめちゃめちゃ難しいのだとか。

私からするとピアノやギターを弾きながら歌ったり、
ドラムを叩きながら歌うのも難しいとは思うのですが、
それ以上に難しいみたいですね。

それなのに渡辺さんはしれっと弾きながら
(何気に右手は高速で動いている)歌を歌い、
ライブではステージを右から左へ走り回り、
くるくる回ったり何度もジャンプしたり、
顔の表情すらくるくる変わる。

こんな離れ業ができるベーシストはなかなかいないというか、
きっと日本に一人しかいないんじゃないかと思う。

そんな渡辺さんですが、
2015年に55歳という若さでこの世を去りました。

大動脈解離という病気でしたが、
倒れる数日前までC-C-B再結成に向けて
準備をしていたくらいピンピンしていたのに、
突然の訃報には周辺の人々やファンの方々、
本当に胸を引き裂かれる思いだったと思います。

亡くなってしまうようなキャラではなかったのに、
メンバーで一番先に逝ってしまわれました。

過去の映像とか見ていてもいつも元気一杯で、
今でも元気に活動してるんじゃないかなって思っちゃうんですけどね。

そんな渡辺さんのベースとボーカルの魅力が炸裂している一曲♪

「東京…ナイト・フェイス」


C-C-Bの深夜ラジオ「きまぐれナイトフェイス」のテーマ曲でしたね。

80年代頃の夜の東京っぽい雰囲気が溢れる曲です。

他にも渡辺さんのベース&ボーカルの魅力溢れる曲はいっぱいあるので、
興味のある方はいろいろ見てみて下さいね。^ ^


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