C-C-Bメンバー最後のライブ『ゴーゴーヒデキ』DVDを見た感想
先日の笠くんのお別れ会で買った
2015年2月に行われた「ゴーゴーヒデキ」のライブ映像DVD。
リーダー渡辺英樹さんの55歳の誕生日を祝って、
AJ、WY、C-C-B(関口さん以外)のメンバーが集結しました。
実質これがC-C-Bメンバーが集まる
最後のライブとなってしまいました。
C-C-B以外のメンバーはあまり存じ上げないのですが、
C-C-Bメンバーに関しては、解散して何十年も経っているのに、
お誕生日ライブに駆けつけるなんて
(しかも笠くんはこの時すでに足が悪かったのに熊本から)、
なんだかんだあってもみんな仲良しで
優しいグループだよなと思うのでした。
映像はライブ開始前から始まり、
開演前の注意事項アナウンスを
笠くんと渡辺さんが舞台裏からやっていて、
まるでいたずらっ子の様な二人から、
このメンバーだからこそできる
おふざけを楽しんでいるのが伝わり和みました。
Disc1はAJとWY。
WYは田口さんがいないけど、AJとの違いはあまりわからず。(苦笑)
でもこういう曲をやっていたんだなと知る事ができました。
Disc2はC-C-B。
やはり4人揃うと華やかさが違う。
(関口さんもいるライブも見たかったねぇ・・)
シングル曲は少なめ。
(渡辺さんも「強気ですねーー!」と笑っていた。笑)
中盤以降でやっと歌ったシングル曲も『抱きしめたい』って言う・・。
まぁでも基本コアなC-C-Bファンが集まっていたと思うので、
アルバム曲でも全然盛り上がってましたね。
(私もシングル曲が少ない事に渡辺さんのコメントで
気づいたくらいなので。笑)
歳を重ねたメンバー達は
絵に描いたようなおやじバンドだったけれど(笑)、
演奏する姿は熟練の職人の様で、
C-C-B活動期の様なプレッシャーもないせいか、
角が取れてみんなが純粋にこの時間を楽しんでいるのが伝わりました。
メンバー達が時々見せる笑顔に思わずこちらも笑みがこぼれます。
米川くんは当時はライブで笑顔を見せる事はほとんどなかったけど、
このライブでは笑いながら渡辺さんへ視線を送ったり。
あの頃は一番年下で前に出る感じではなかったけど、
今みんなと対等にやってる感じがグループ全体の成長を感じました。
田口さんも時おり優しい微笑みでみんなを見つめ、
笠くんも昔と変わらない満面の笑みを投げたり。
(笠くんは若い頃はアイドル的な可愛さだったけど、
この時はゆるキャラ的な可愛さで。笑)
渡辺さんも3人の女房役に囲まれて
(フロントマンとして立つ女房役は米川くん、
MCの女房役は田口さん、総合的な女房役は笠くん)、
時々瞳がキラキラと潤んだ様になりながら、
生き生きとライブを引っ張っていました。
私も彼らの歳に近づいて思うけれど、
若い頃の思い出って本当に宝物の様になるんですよね。
辛い事とかいっぱいあったんだけど、
それすらも尊いと言うか。
そんな時代の仲間が集まって当時の曲を演奏する事は、
お客さんにとっても幸せな時間だっただろうけど、
メンバーにとっても幸せな時間だったと思う。
あの空間にいる全員から幸せ溢れる「気」が発せられていて、
それをこの映像から「これでもか」と見せつけられるだけに、
この後の展開を思うと本当に切なく、胸が痛くなりました。
渡辺さん、C-C-B再結成に向けて意気揚々と語ってたな。
「また武道館とかやっちゃったらどうする?」みたいな事も言ってたし。
今後の活動を夢見て楽しみにしていたんだろうな。
そしてずっと応援してきたファンの皆さんも、
再結成は期待も大きく盛り上がったでしょうに。
また、渡辺さんと同じく再結成を夢見て楽しみにしていたにもかかわらず、
取り残された笠くんと米川くん。
残念という言葉だけでは言い表せない位の、
喪失感、絶望感を味わったでしょう。
ほんと、神様がいるとしたら、こんな酷い仕打ちはないよって思う。
なので、このゴーゴーヒデキライブは、
とても重みのあるライブだと思います。
DVD買って良かった。
そしてバンドって良いなと思いました。
歳を重ねてもこうやってみんなでプレイできて。
それぞれの担当楽器が個人のアイデンティティにもなるのだなと思ったり。
次生まれ変わったら男になってバンドやりたいって思ったよ。笑
私より少し先を生きているメンバー達。
(そろそろ渡辺さんの歳に追いつきそうだけど)
彼らの生き様は、これからの私の指標にもなりそうです。
彼らに再会できて良かった。
YouTubeでこの時の「原色したいね」の映像が出ているので、
貼っておきます。
私、なぜか「原色したいね」を聴くと涙が出そうになるのですが、
この時のは一層ぐっときますね。
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