#80年代
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笠くん15歳の歌声
田口さんがじゃんじゃんレアな動画(音源)をアップしていて、 いろいろ感想があるんだけど、記事書くのも視聴も追いつかない!! ひとまず衝撃だった1978年の高校の文化祭の音源について。 この頃は「FELLOW」というバンドを組んでいたようで、 メンバーは渡辺さん、田口さん、笠くんと、 ギターに野口さん、ドラムに佐藤さんという方が入っています。 (ドラムが二人いるって事は、 この頃の笠くんはまだ拙い感じだったのかな?) 内容は「これ、高校生のアマチュアバンドかい!?」ってくらい、 作詞作曲アレンジ、ステージの回し方とかなりクオリティが高いです。 ココナッツボーイズ時代に何度も解散しかかった彼らが、 どこかしらから救いの手が差し伸べられたのは、 彼らの人柄もあるとは思いますが、これだけのクオリティを打ち出せるバンドを 放っておけない人がいたからなんでしょうね。 (ココナッツ時代には渡辺さん、田口さん、笠くんに関口さんと米川くんが加わる訳だし) で、「FELLOW」についてですが、 リーダーは別の方のようですが、 渡辺さんが先頭に立ってバンドを引っ張っていますね。 渡辺さん、多少声が若いけど「変わらんなぁ〜」と思いました。笑 でも私的には「FELLOW」の中での 笠くんの存在にズキュンときてしまいましたね。 音だけだから姿はわからないけれど、 その初々しさと一生懸命さにやられてしまいました。 この時の笠くんはバンド最年少でなんと15歳! 高校一年生ですかね? 高校生って一年生と三年生じゃ全然違うから(渡辺さんに至ってはOBだし)、 このバンドの中じゃほんとに子供みたいだったんじゃないかな? このライブの中では「カゼノナカニ」という曲を歌っていますが、 歌う前も田口さんがピアノで「ジャーン↑ ジャーン↓ ジャーン↑」と、 音楽の授業や合唱の前にお辞儀する時の音をつけたり、 渡辺さんも歌い終わった後に「可愛いでしょう?」ってコメントしてる所からしても、 あどけなくて可愛いかったんだろうなという様子が伺えます。 (あの人懐っこいニコニコ笑顔でステージ前にトコトコと出て来る姿が目に浮かぶ) 曲はポップで明るく疾走感のある若々しい曲です。 最初「どんな感じで歌うのかなぁ?」とドキドキしました。 「夢のスーパーボード」や「シェリー」はちょっと舌ったらずで ふわふわした感じで歌っていたので、あんな感じかな?と想像していましたが、 思いの外、溌剌と弾けるような歌い方でほんと可愛い。 声は少し高い気もしますが、そこまで変わっていない気がしますね。 「声変わりしなかった」ってどこかで言ってた気がしたので、 ずっとこのハイトーンボイスだったんだろうな。 初めてのソロボーカル(しかも立ちボーカル)だったようで、 緊張感も伝わりますねー。 「若いなー」とは思うのですが、なんでだろう? C-C-Bの「空想Kiss」なんか歌ってた頃より大人びた感じもしますね。 もし自分がこの時ライブ会場にいたらどう思うかなと想像してみました。 こなれたメンバーの中からまだ幼さの残る男の子が出て来て、 歌い出したと思ったらめっちゃきれいな声で歌って、 やっぱりそこでも私はそのギャップにズキュンってなっちゃうんだろうな。 (渡辺さんも笠くんの声に惹かれたんだとか。みんなの心を掴んでしまう声だね。) そしてその子が後のC-C-Bの顔になるという、 今、彼らが生きて来た全容を見渡せる場所からこのライブ音源を聴くと、 いろんな思いが駆け巡ります。 このライブ音源はアルバム一枚聴いちゃったような聴きごたえある内容。 アマチュアだからレコードとかにはなってないんだよね? この曲たちがライブでしか演ってないのだとしたらなんと勿体無い! ちなみに笠くんの「カゼノナカニ」は11分30秒くらいから始まります。 まだ聴いていな人はぜひ聴いてみて下さい!