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小古曽東の喫茶店「紋葡蘭(モンブラン)」の思い出は、モカとピザトーストNEW1/23(日)

伊勢街道(旧国道23号・現在国道1号の一部)と追分バイパス(現国道25号及び国道1号)とが立体交差する南西側小古曽東1丁目にモンブランという喫茶店があった。

大学生の4年間に何度も訪れた一番近所の行きつけの喫茶店であった。生家のすぐ隣の町にあった。大学生時代にひょんなことから、先輩の石川さんと入ったのがきっかけで、コーヒーチケットを作るほどよく通う常連になっていった。

座る席もカウンター奥トイレ前の指定席。モカとピザトーストを注文していつも長居した。長居できるほど雰囲気がよく、話すことも枯れることなく湧き出して、楽しく会話できていたのだろう。。。

進学のため生家を離れてから行かなくなった。

気になりながらも行く機会がないまま時が過ぎ、気がついた時には無くなっていた。。。

三重大学教育学部地理学教室1年生の時に、基本的には電車通学であったのだが、1年先輩の石川さんの車で通学することがあった。朝には、自宅裏の空き地まで迎えに来てもらう。夕方に送ってもらうという日もあった。その行き帰りの折に喫茶店モンブランを発見したのである。それからコンビでよく通うようになった。

モンブラン以外にもコンビで訪ねた喫茶店は数知れずあった。目的は、ドライブの休憩を兼ねた「マッチ箱集め」である。マッチ箱のデザインを推定するために、ファサードと雰囲気を重視して選んで入ることが多かった。そんな中で、いつしか一番お気に入りの思い出に残る喫茶店へとなっていったのである。


石川さんとは、師弟コンビと周りから呼ばれるほど親い間柄となっていた。かつてバレーボールで対戦したという縁が中学高校時代からあって、お互いに親交が深まりやすい素地があったのだろう。店では、奥にあるトイレ入り口付近の一角が指定席となっていた。だれjかが利用するたびにドアの開閉がなされるわけだが、その時にほんのりと漂う消臭剤の香りの記憶が思い出を忘れ難いことにしてくれているようである。

モンブランでは、コーヒーに豆菓子がセットで付いてきた。季節もしくは気分に応じてホットとアイスを注文したのだろうが、小腹を満たしたい時には、決まってピザトーストを加えていた。コーヒーチケットを作っていたからだろうか、ピザトーストを後から注文しても、セット扱いしてもらえたように思われる。


喫茶モンブランへは、石川さんとだけでなく、4年生になってからは、教育実習後の帰途に一人だけでたびたび立ち寄ったことを思い出す。また、クラスの後輩の女の子とも。。。話題はもっぱら恋愛相談が中心であったことがとてつもなく懐かしさを増幅してくれているように思われる。

さらに、NSP「白い椅子の陰」が思い出に浸らせてくれる効果満点の曲として大切な曲となっている。。。


このようにして、自分にとって思い出深い喫茶モンブランは、大切な視神経の記憶とともに残り続けていくのだろう。。。

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