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わたしが欲しかった物 Part1

わたしが欲しかったものは
それは孤独や不安感恐怖感寂しさなんかじゃなくて安心感温もり優しい声なにかあったらいちばんに助けてくれる人愛してくれる人がほしかった
それはだれでもいい知らない人でもおじさんでも学校の先生でも  親でも
でもいちばん欲しかった与えて欲しかった親は全部くれなかった わたしがお願いしても全部振り払われて牙を向けてくる 大嫌いなんだってわたしが

だから違う人をがんばってさがした
わたしを愛して 認めて 抱きしめてって
でもよってきた人は帰ってくる言葉はみんな適当で心が入ってなくて怖いものばかりだった
愛されるために生まれたのじゃなければ何をする為に生まれたの?親の性行為だけで生まれた私は欲しいものを手にしながら生きてくしかないのに

嫌だよひとりなんて置いてかないでよみんなばっかり幸せにならないでわたしも幸せになりたいの
ずるいよずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいよずるいずるい

高校生になった より一層だれかの物になりたい愛されたい独占したい気持ちが強くなった
わざと体調不良のフリをして友達に心配されたり
体にアザを自分で作って心配されたりした
全部それは計画したもの それがなかったら誰も私の事なんて見てくれないでしょ?
周りの幸せ喜びを受け入れられなくて憎しみ恨みに変えて嫉妬した とても哀れで可哀想な人間だと思う でもそうすることしかできなかった
受け入れたらわたしの感情が狂う何も持ってないのに他人の幸福を認めてしまったら望みが増えてしまう今でも重いのに辛いのに

誰かきずいてわたしを救って そんなことをおもいながら腕を切ってた それを写真にとって同じ界隈の人にみせる それがすこし認められたことになる えげつない程の承認欲求のほんの少しが受け入れられた でもなんか足りないよ
どうしたらいいの誰に相談したら抱きしめてくれる?授業もまともに受けられなくて休み時間にトイレでりすかしてた ある日切ったら深くてちがとまらなくて絆創膏も持ってなくて仕方なく保健室に行った 最初は切れちゃったので絆創膏下さいしか言わなかったけど見してと言われて嫌だと言えず渋々みせた 先生はあー結構深いね!いたかったでしょ ガーゼ貼るね なんか辛いことでもあったの?わたしはそんな言葉だけでも涙目になった だけど人前で泣くのが嫌だったから堪えて
まぁ大丈夫ですとだけ言った


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